【8/16(日)】
深夜、「世界陸上」を観ながら、昨夜と同様にPCで『青空のルーレット』(★☆)をながら視聴。 【感想】
貫地谷しほりを見ていて、今の20代の時点でのとりあえずの代表作みたいな映画を、誰か彼女のために撮ってくれないかなぁ、と思った。
富田靖子でいえば『さびしんぼう』的な、中山美穂でいえば『Love Letter』的な。
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「世界陸上」は、女子砲丸投げ決勝などを楽しんだ後、男子100メートル決勝が始まるころに眠くなって、結局見ずに眠ってしまった。
最後まで観ると朝の5時になってしまうというのが、時差的にきつい。
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【8/17(月)】
NHK総合22:00-23:15の「爆笑問題のニッポンの教養スペシャル 表現力!爆笑問題×東京藝術大学」(★★★)。
爆笑問題が、芸大を訪ねる二回目で、今回は前回の学長に加えて、教授たちや学生たちと討論。
主な話題は、太田の以前からの主張で、自分の表現を観てもらう手段としてTVは有効で、メジャーメディアに乗ってない人を否定はしないけど、見てもらう人が限られることにもの足りなさを感じているんじゃないか?という疑問を呈したことに関して。
まあ、確かに一理はあるけど、そう言える前程として、この世は平等でフラットでなければならず、彼は大衆をそんなに信じているのだろうか?
私は信じていなくて、この世はいびつで不公平で非論理的だと思う。
その例としては、テレビを観たりネットに張り付いていたりする人たちを信用していないから、自分が表現者だとすると(かろうじてブロガーとしては表現者)、多くの人に解って欲しいなんて期待はしてなくて、どちらかといえば解る人だけ解ればいい思っている方。
それから、表現の受け手としては、ジャンルのメジャーとマイナー(例えば、ポップスがメジャーでクラシックがマイナー)の区別はしなくて(とはいえ、ジャンルの得意と苦手はあるけれども)、古今東西、リアルタイムか記録かといったことを気にせずに、いいものを見つけてやろうとアンテナを張っている。
だから、作り手も気にせずに、自分の作りたいものを作れば良いと思うのだが、この作り手と私の間の空間がフラットであればいいのに歪めようとする奴がいるから困るんだよなぁ。
それは、ミーハーな情報メディアとかだけど。
例えば、そんなメディアは『ROOKIES』みたいなヒット作を大々的に持ち上げるけど、『ROOKIES』が何か表現の世界を変えるような画期的なものかといえば、そんなことはなくて、早くももう「終わった」と言っていいだろう。
その程度のものなら、最初から持ち上げないことが正しい扱いなのに、そうしないで世の中を歪めてしまう。
でも、討論の最後にジャズの先生が言っていたけど、最近の人は表現に対して鈍感になったかもしれないが、本当に見たいと望んでいるものが世の中の片隅に追いやられている状態だとしたら、いずれ飢えを自覚していいものをがむしゃらに求めて自力で見つけ出す、という大逆転が起きるかもしれない。
とまあ、いろいろ考えてしまうほど中身の濃い番組だった。
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今夜も深夜は世界陸上だが、映画のながら視聴はなし。
その代わり、空いた待ち時間で最近のCMについて。
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[ソフトバンクモバイル、SMAP]
予告つきで鳴り物入りで始まった割には、置き換えられたと思っていた犬の白戸家シリーズも続いていて、この2つってどう使い分けているの?
SMAPの出来がパッとしないから、白戸家をやめられなくなったのか?
この2種類のCM、わたしは最近の日本のテレビや映画が以下の2つに分けられることに関わっているかもしれない?
<お金はかけないが頭を使っているもの>
ソフトバンクモバイルCM、白戸家
テレビ東京、深夜バラエティ番組
邦画、ベテラン監督
他
<お金かけりゃいいんだろ!って感じのもの>
ソフトバンクモバイルCM、SMAP
TBS「MR.BRAIN」
邦画、テレビ局製作&東宝配給&ドラマ監督
他
製作費なんて評価材料にならないから、惹かれるのはもちろん前者の方。
最近、この両者の違いがよりあからさまになっていると思う。
あと、白戸家のCMが個人的に好きなのは、美保純がお母さん役を演じているのを見るとしみじみとするところ。
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[Wii、石橋杏奈]
彼女は主役を演じた『きみの友だち』を観ているのだが、ロングショットを多用していたのでアップがほとんどなく、ちゃんと顔を見たのはこのCMが初めてかもしれない。
あの映画では実年齢より上の20歳ぐらいのクールな役だったので、このCMを見て実は逆に子供っぽいことにビックリ。
それとも、見た目の印象を変えられるくらい、女優として凄いのか?
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あと、CMではなく、CMで気づいたことだが、明治製菓のロゴが、明治乳業と経営統合したきっかけで新しく変わったらしい。
私にとっては♪チョコレイトは明治♪で、ガムも合わせて買うのはほぼ明治オンリー。
そして、他の会社がコロコロ変える中、長年同じロゴを使い続けているのを気に入っていたのだが、これでロゴを変えてない会社ってソニーぐらいになっちゃった?
それから、旧ロゴが大きく描かれている明治ミルクチョコレートの包装紙のデザインも変わるのかな?
2009/06/21(日)〜2009/06/23(火)の日記
【6/21(日)】
午後に『按摩と女』(★★☆)の録画を観る。
冒頭以外の部分を途中から観たことが以前あるけど、特に前半のエピソードの数々が面白い。
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日本テレビ22:30-22:56の「中井正広のブラックバラエティ」(★★☆)。
中居くんが、最新ジューサーとiPodについて学ぶ。
今回も「最新機器のプラスイメージ」に対してアンチテーゼを撒き散らす。
教える方が相手の立場になれないのが最大の障害だというのも判る。
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テレビ東京22:54-23:48の「ゴッドタンスペシャル 芸人マジ歌選手権第6回」(★★★☆)。
いやぁ、今回も笑いっぱなし。
アイディア満載で素晴しい。
「テレビ界のバカの最後の砦」を自称するだけのことはある。
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【6/22(月)】
テレビで資生堂のシャンプー「TSUBAKI」のCFを観ていたら、当初の出演メンバーから、1年ぐらい前から誰だか判らない人たちに入れ替わっていて、今は安藤サクラになっていたことにビックリ。
しかも、他の出演者とは違って、彼女は台詞つき。
でも、調べたら彼女は今回が初登場ではなく、去年から「誰だか判らない人たち」の中に混じって出ていたのだった。
それにしても、サクラみたいなマニア受けしそうな人はCMからお呼びがかからないんじゃないかと思っていたら、どメジャーのTSUBAKIが起用なんて、勇断となるか?なればいいけど。
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【6/23(火)】
朝に『once ダブリンの街角で』(★★)の録画を観る。
ストリートミュージシャンの男が、ピアノを弾くのが好きなチェコ人の女の客と知り合い、男は彼女や仲間と共にプロを目指し、一人ロンドンへと旅立つ。
劇中何度も演奏される主人公自作のポップミュージックのように、いい意味で心に引っかからずに聞き流すことの出来るような素敵な映画。
でも個人的には、素敵じゃなくてもいいから、観る者の心に引っかかろうとする意気込みを感じられる映画の方が好き。
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朝のテレビの芸能ニュースで、久しぶりに新曲を発表したアグネス・チャンのバックバンドとして、彼女のデビュー当時にバックで演奏していたというムーンライダーズが出ていた。
彼らが勢揃いしているのを見たのは何年ぶりだろう。
かしぶち哲郎が体を壊して、その後どうなったかのはっきりした情報が無かったのだが、回復していたことがやっと確認できた。
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テレビ東京24:12〜24:53「ありえへん∞世界」から、「ロールスロイスオーナーBEST2」。(★★)
ロールスロイスのオーナーはどんな人か?を調査した特集で、BEST2の第2位が稲川素子だった。
でも、彼女を今さらロールスロイスのオーナーなんて小さなくくりに入れること自体、ものすごい違和感。
どのくくりがしっくりくるかといえば、「稲川素子」のくくりだろう。
で、彼女の本業を紹介するとのことで「稲川素子事務所」に行くと、所属タレントの在日外国人たちが電話番などの事務をしていて、どうやら日本人無しできりもりしていた。
その中の1人で、あちこちの作品や番組で顔を見かけるメクダシ・カリルさんは、フランス人か?イラン人か?と思っていたら、レバノン出身だったことが判明。
彼は以前あるテレビ番組で、渋谷センター街の女子高生に正しい日本語を教えていたのを覚えている。
それから、事務所一押しのタレントは相変わらずルビー・モレノだったが、びっくりするくらい以前とほとんど変わっていなかった。
一押しと言うわりに、社長が彼女について話したのは、映画の賞を獲った時に天狗になって社長に借金をねだるようになったとか、悪いイメージの話で全然ほめてなかったのが面白かったけど。
今は改心したそうです。
それ以外にも、75歳で東大大学院在学中だとか、別荘の広大な敷地の庭は自分で重機を操作して作ったとか、豪快な内容で、やっぱりもはやロールスロイスオーナーの域を超えていた。
2009/05/27(水)〜2009/05/28(木)の日記 (A級人間を逆差別)
【5/27(水)】
夕方、帰る途中で突然「コケコッコー」とニワトリの泣き声がしたので見ると、中国国旗を掲げている中国料理屋の前に、ニワトリが2羽ぐらいいるカゴがあった。
あれは、かに玉の材料だろうか? それとも油淋鶏?
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家に帰ってジーパンなどを洗う。
先日の「所さんの目がテン」での、洗ってないジーパンはカビだらけで繊維がボロボロになるというは、久々にショッキングな情報だった。
それに影響されて、ってことだとくやしいから、ちょうど洗う時期になった、ということで…。
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深夜に、ジーパンに続いて突然クッションも洗った方がいいと思って洗う。
人工皮革のカバーはドライマークだったけどアクロンで手洗い。
中のスポンジは、どの洗剤でもいいだろうと思いつつ、悩んだ挙句にアクロンで。
明日までに乾くか?
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深夜に「エンタの天使」をなんとなく観ていたら、小梅太夫が別名で登場。
「エンタの神様」って、芸人使い捨てみたいなイメージがあったけど、そうでもなかったということか?
小梅太夫は、凄く面白いってわけじゃないけど、全然つまらなくはないので、次回も出てくるかな?
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【5/28(木)】
突然『監督・ばんざい!』(★★★)の長い感想を書きたくなって、大量に加筆。
書くきっかけはなんだったっけな?
「誰とも映画に対する自分の想いを共有できない」と思ったことからかな?
『監督・ばんざい!』についてあれこれ考えたおかげで、改めてなんで私が『おくりびと』(★★)を好きになれないかがより解った。
つまり、私は北野監督と同じく「B級人間」として堂々と生きたいのだが、『おくりびと』は「自称」A級人間のための映画で、あの映画をいいと言う人は、「A級な死に方バンザイ。」と思っているんじゃないか?ということ。
私に言わせれば、「『人の死』にA級もB級もあるか!平等だろ!差別主義者め!」。
『ALWAYS 三丁目の夕日』(★☆)の好評に対してもそうだけど、「A級ボケ」みたいな年寄りにはなるつもりはない。
2009/03/12(木)〜2009/03/15(日)の日記 (『007/慰めの報酬』『悲夢』『釣りキチ三平』『エクスクロス魔境伝説』『歓喜の歌』)
【3/12(木)】
昨夜『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)の録画を観て予習したことことを受けて、今日『007/慰めの報酬』(★★)を観に行く。
WMCつきみ野に開映時刻17:55のちょっと前に着くと、明日以降のチケットを買う人が窓口でああだこうだとやっていて列が進まないという、シネコンで1番何とかしてほしいことに出くわす。
やっとチケットを買って、CMの上映中に入場。
お客さんは6人ぐらい。
予告編に続いて本編の上映が始まると、最初のロゴが「ソニー・ピクチャーズ」(初見?)=>「MGM」(これは最近ほとんど見られない?)=>「コロンビア」(ソニー・ピクチャーズの1部門なのに、なんで間にMGMが入るの?)の3つが続くのが、なんか変な感じ。
007といえば、元々が「ユナイテッド・アーチスツ」に続いて、モンティ・ノーマンの「ジェームズ・ボンドのテーマ」が流れて、レンズの絞りの円の中にボンドが現れてこっちに銃を撃つと血が流れる、という流れだったのに、1つも残らなくなってしまった。
かろうじて残っているのが、倒産したユナイトを吸収合併してMGA/UAだったこともあるMGMだけ。
予習の成果は、人命などが多くて判りにい作りの映画だったので、いくらかストーリーにの理解の足しになって良かった。
終映は20:00ごろ。
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深夜、WOWOWの『XX(エクスクロス)〜魔境伝説〜』(★★☆)の録画に失敗して、そのチェックをしがてら少しだけ再見。
この映画、やっぱりなんといっても小沢真珠が最高!最高!
彼女、この路線で突っ走れたかもしれないのに、残念ながらこの手の映画自体が少ないから出る幕がなかった。
タランティーノは、『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』(★☆)なんかに出ないで、こっちの深作欣二監督の息子の映画に出て、絶対気に入るはずの彼女を第二の栗山千明にすれば良かったのに。
彼女だけでなく、他の出演者もみんなメリハリの利いたキャラで役割を果たしている。
時間が前後する展開も、映画のテンションを90分の尺の中にバランスよく配置するためだから、無闇にややこしくしているのではなく、ちゃんと理由があってのこと。
こんな当たり前に面白くしようとして作られて、その通りに面白くなっている映画こそ、当たり前にヒットして欲しいんだけど、日本の現状はぜんぜんダメですねぇ。
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【3/13(金)】
『釣りキチ三平』(★★☆)の試写会と、その前に今日が最終日の『悲夢』(★★☆)を観に行く。
久しぶりに買う気になったミニシアター回数券で、『悲夢』の開映時刻14:45のちょっと後の予告編上映中に、ヒューマントラストシネマ渋谷3に入場。
お客さんは15人ぐらい。
終映は16:30ごろ。
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次の『釣りキチ三平』の開映まで2時間ぐらいあったので、本当はこの間にもう1本観たかったのだが、適当な映画が無かったので、そのまま厚生年金会館に向けて副都心線と丸の内線で新宿御苑駅に行き、駅のそばのドトールで時間をつぶそうとする。
しかし、禁煙席が満席で、やむなく喫煙席に座るが、ジャンキーたち(咳をしながら吸うなんて…)が出す煙が体に染み付く前に、さっさと腹ごしらえを済ませて退散。
やっぱり、ドトールとは基本的に絶縁することにしよう。
そして、厚生年金会館に行くと、ロビーに椅子があったので、最初からここに来れば良かったと思いながら時間をつぶす。
開場時刻18:00の予定より10分早く入場が始まって、列が入場し終わってから入場。
お客さんは半分ぐらいの入り。
映画の途中で気づいたけど、今日の2本はオダギリジョー&香椎由宇の夫婦対決だった。
終映は20:30で、新宿駅まで15分ぐらい歩いて帰る。
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【3/15(日)】
午後に『歓喜の歌』(★★☆)の録画を観る。
お調子者の役を演じると、小林薫はものすごくいい。
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2009/03/10(火)〜2009/03/11(水)の日記 (『新SOS大東京探検隊』★☆、『ディファイアンス』)
【3/10(火)、雨->曇】
朝に『新SOS大東京探検隊』(★☆)の録画を観る。
子供たちが東京の地下を探検する話で、面白い人々がたくさん出てきて、面白くしようとあれこれ盛り込んでいるんだけど、結果的には面白くなってない。
アニメといったって、映画を面白くするセオリーは実写と同じはずなのに、そのあたりにもの足りなさを感じるものが多い。
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夜に『ディファイアンス』(★★☆)を観に行く。
この映画を上映している近場の映画館がTOHOシネマズららぽーと横浜で、上映が今週いっぱいで、1300円で観られる今日火曜日に観に行く。
開映時刻18:30の15分ぐらいに前に劇場に着いて入場。
お客さんは10人ぐらい。
『ディファイアンス』はベラルーシの森の中が舞台で、撮影されたのはリトアニア。
森の中の雰囲気は、ロシア軍に攻められているナチスドイツ軍を描いた『戦争のはらわた』(★★★★)に似ている。
それから、旧ソ連のカティンの森もこんな感じかな?
終映は21:00で、そのまま帰る。
【3/11(水)、晴】
夜に、明日観に行く予定の『007/慰めの報酬』の前エピソードに当たる『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)(★★☆)の録画を参考のためにざっと観る。
昨日に続いてダニエル・クレイグで、明日で3日連続ということになるのか?
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2009/03/06(金)〜2009/03/09(月)の日記 (『秒速5センチメートル』)
【3/06(金)】
タダ券があったので『7つの贈り物』(★)を観に、WMCつきみ野の16:10の回に行く。
WMCつきみ野は他のWMCと違って、平日はサービスデーや夏休み冬休みなどの混みそうなとき以外は、座席指定なしなのでチケット売り場がスムーズで良かったのに、今週あたりから毎日全席指定に変わってしまった。
もう春休みなのか?それとも『おくりびと』が混雑しているための臨時的措置なのか?
いずれ自由席が復活するといいけど。
お客さんは15人ぐらい。
予告編で、『レッドクリフPartII』の合戦シーンで、時代的に絶対合わない大爆破が起きてるけど、いいのか?
そういえば、PartIの最後の予告編で、何か空を飛んでたような気がするけど。
『ワルキューレ』と『イエスマン』の予告編2本続けてテレンス・スタンプが出ていた。
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家に帰って、『鞍馬天狗 黄金地獄 (鞍馬天狗 横浜に現わる)』(★★)の録画を観る。
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【3/07(土)】
テレビ東京25:40からの「アリケン」(★★☆)。
今回の企画は、有田とホリケンが、鳥居みゆき、穴井我聞(ノッチ)、川村りか様に対するコーディネートの対決をするというもの。
支離滅裂なはしゃぎ方をする鳥居みゆきに対して、あのお笑い鉄人みたいな有田が弱った顔を見せいていたのが珍しい。
それから、リアル(長尾麻由)にダイエットさせることには反対。
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【3/09(月)】
昨夜、途中まで観て眠ってしまった『動物園』(★★)の録画を、朝早く起きたので続きを観る。
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TBSテレビの23:59からの「月光音楽団」(★★)を観る。ゲストは、深田恭子。
深キョンはお姫様キャラだったはずだけど、落ち着いた語り口で「占いとかオバケは信じない」とか、「他人には期待しない」とか言っていて、そんな自我の強さに共感を覚えた。
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『秒速5センチメートル』(★☆)の録画を観る。
物語は若者の恋愛で、映像は実際の風景を忠実に再現していて、ドラマの進行は独白とモンタージュを多用。
恋愛なら2人のやりとりの生々しさ(『ハルフウェイ』みたいな)を期待するが、独白とモンタージュはそれとは正反対の効果で、まるで頭の中の世界を見ているような出来上がりで、映画が重くなる。
そもそも、アニメ自体が生々しさとは合わない。
そのくせ、映像はリアルな風景をめざしているのだが、そこに力を入れるのってなんか間違っていると思う。
アニメでリアルな映像を目指すなら、最初から実写の方が以上のような数々の問題に対して有利なことばかりだと思ってしまう。
『Little DJ 小さな恋の物語』 ★☆
2007年、日、カラー、1:1.85、ドルビー、129分、日本語
【監督&脚本】永田琴、他【原作】鬼塚忠
【出演】神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、西田尚美、石黒賢、原田芳雄、松重豊、光石研、村川絵梨、小林克也、佐藤重幸、賀来賢人、江口のりこ、掟ポルシェ、小林且弥、他
2009/01/17(土)WOWOW録画鑑賞
エピソードや演出が、ほとんど凡庸。
人の死が悲しいのは、その人の生前があってのことで、日本人だけで1日何千人もの死を全部悲しんでいるわけではない。
映画の中の架空の死なら尚更、その人の生前を作り上げなけければならないはずだが、この映画でそれに値するのは恋のときめきぐらいで、それすらも麻由子ちゃん相手にあの程度?と言いたくなるほど、万事薄味でコクの無い映画。