シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『陰日向に咲く』 ★☆

2008年、日本(東宝)、カラー、1:1.85、129分、日本語
【監督】平川雄一朗【原作】劇団ひとり
【出演】岡田准一宮崎あおい伊藤淳史平山あや緒川たまき本田博太郎北見敏之山本龍二根岸季衣生田智子堀部圭亮池内万作戸田昌宏近藤公園平岩紙西田敏行塚本高史三浦友和、他
2014/01/10(金)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 父を恨みながら借金取りに脅される男、お笑い芸人だった母親のかつての相方を探す娘、子供の頃憧れていた女の子がアイドルになったのでそのファンになった青年、かつて見捨てた息子がプロ野球選手になって再会したホームレスの男、それぞれのエピソードがお互いに絡み合う。
<感想>
 お涙ちょうだいのエピソードをそれっぽくしみじみと描いたからといって、観る者の心を揺さぶる作品もあれば、無難に体裁だけを整えただけで何も心に響かないものもある。
 本作は後者だった。
 いや、さらに突っ込んで言えば、最近の邦画のメジャー作の多くが体よくまとまっている止まりな気がする。
 何が両者を分けるかを示すのは難しいが、感覚的に言えば「気合が足りない」「作り手の作品に対する想いが足りない」ということになる。
 本作の場合、冒頭の「カッコつけてみました」風の表現など、作り手の本気度が疑しく思えるだけだった。

 『スターシップ・トゥルーパーズ3』 ★☆

【原題】Starship Troopers 3: Marauder(意味「宇宙騎兵隊その3 襲撃者(巨大人型兵器の名称)」)
2008年、アメリカ、カラー、1:1.85、105分、英語(日本語字幕)
【監督&脚本】エド・ニューマイヤー【原作】ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」
【出演】キャスパー・ヴァン・ディーン、他
2013/11/28(木)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 大佐になったジョニー・リコ(ディーン)が指揮を取る惑星ロク・サンに、テレパシーで敵のバグと対話ができる総司令官のアノーキが視察に来た時、防御柵の電気が切れてバグが基地内になだれ込み壊滅状態になった。
 ロク・サンを脱出したアノーキの宇宙船が撃墜され、バグがいる惑星OM-1に脱出したが、彼の救助は提督たちに拒まれた。
 アノーキと行動を共にしていた恋人のパイロットのローラを助けるために、将軍はリコを救出に向かわせた。
 一連の出来事は、高い知能を持つ捕虜のバグと交信してバグ側に「改宗」したアノーキが、バグの大ボスがいるOM-1に行って和平を結ぶためのことだった。
 しかし、大ボスの目的は人類を取り込むことで、あわやというところにリコが現れてローラたちを救出し、提督はOM-1ごと破壊した。
<感想>
 シリーズ全3作と、1作目の『スターシップ・トゥルーパーズ』(★★★)のポール・ヴァーホーヴェン監督の『ロボコップ』の脚本を手がけたエド・ニューマイヤーの監督デビュー作。
 当初は下等な虫けらだと思っていた敵との戦いも、一向に勝利の見込みが立てられないというベトナム戦争のような泥沼状態が長期間続けば、反戦運動が起きたり宗教に救いを求める人が増えたりする人心の変化がチラッと描かれる。
 でも、それらを含めて戦争万歳や正しさを盲信することへの皮肉は1作目には遠く及ばず、全体的には「戦争映画」というより「戦闘映画」寄りで、しかも2作目の『スターシップ・トゥルーパーズ2』(★)程はひどい出来ではないものの、特筆すべきものはこれといってない作品止まりだった。
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 『L Change the WorLd』 ★★

2008年、日本、カラー、1:1.85、128分、日本語&英語(日本語字幕)
【監督】中田秀夫【原作】大場つぐみ小畑健
【出演】 松山ケンイチ工藤夕貴福田麻由子平泉成正名僕蔵金井勇太佐藤めぐみ波岡一喜石橋蓮司南原清隆瀬戸朝香戸田恵梨香細川茂樹田中要次藤原竜也藤村俊二鶴見辰吾高嶋政伸中村獅童、他
2013/11/17(日)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 タイの山村で何者かが試験的に撒いたウィルス兵器を調査していた二階堂教授(鶴見)は、同僚の九條(工藤)と環境保護団体が、選ばれた人間以外を殺す人口調整が目的でそれを作って撒いたことを知り、ウィルスを使わせないために完成した抗ウィルス剤とそのデータを破棄して自殺した。
 九條たちは、教授の娘の真希(福田)がデータを持っているとにらんで彼女の行方を追うが、教授の指示でL(松山)を訪ねて保護されていた。
 そこに、行先をつかんだ九條たちが現れ、追い詰められた真希は持っていたウィルスを自分に注射した。
 Lが真希と、タイの村で1人感染せず、Lの元に送られてきた少年の2人を連れて逃げ、かつて教授のパートナーだった松戸(平泉)のところに連れて行き、松戸は発症しない真希と少年を参考に抗ウィルス剤の作成に取り掛かった。
 父の仇の九條を殺そうと思っていた真希は逆に捕まり、九條たちが発症しない真希をアメリカに連れて行って、抗ウィルス剤が完成したと見せかけてウィルス兵器を売ろうとした。
 しかし、離陸直前に真希が発症して瞬く間に機内中に伝染し、そこに完成したばかりの抗ウィルス剤をLが持ってきて、一同の命は救われ九條たちは捕えられた。
<感想>
 『デスノート』シリーズのスピンオフ作品とはいえ、ストーリーが『デスノート』程の頭脳戦の様相は呈してないのはまだいいが、話の繋がりが悪くて強引な展開の印象。
 でも、Lたち3人が逃走するところで、メイド喫茶に潜伏したり田舎道を自転車で移動したりの、ユニークな役の設定を活かしたちょっと奇妙な表現を所々で見せているのは面白かった。

 『うた魂♪』 ★☆

2008年、日本、カラー、1:1.85、118分、日本語
【監督&脚本】田中誠、他
【出演】夏帆、ゴリ、石黒英雄徳永えり、亜希子、岩田さゆり間寛平薬師丸ひろ子、他
2013/05/08(水)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 全国コンクールの北海道地区予選通過を目指す高校の合唱部員の話。
<感想>
 冒頭から、夏帆薬師丸ひろ子がバカ芝居を見せて、部活がらみの挫折と再生という定番のストーリーでありながら、リアリティをケロっと無視していて、他の作品とは一味違うことに期待した。
 でも、展開が真面目で堅くなると、表現が表層的なままトーンダウンするので、説明的で薄っぺらい印象になる。
 もっとムチャクチャやって欲しかったな。
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 『特命係長 只野仁 最後の劇場版』 ★★

2008年、日本(松竹)、カラー(ビデオ撮影)、1:1.78、ドルビー、115分、日本語
【監督】植田尚【原作】柳沢きみお
【出演】高橋克典櫻井淳子永井大蛯原友里秋山莉奈西川史子チェ・ホンマン赤井英和三浦理恵子、梅宮辰夫、田山涼成長谷川初範吹越満、桑名正博、椎名法子、松澤一之、入江雅人デビット伊東小澤マリア春咲あずみ、他
2013/05/03(金=祝)鑑賞、WOWOW放映
 1時間で1話完結のテレビドラマシリーズの映画化。
 上映時間が115分と約2倍の長さで、大阪と福岡ロケを敢行し、セックスシーンがテレビの限界をちょっとだけ越えているのがテレビとの違いで、その他大半の要素がテレビのまんまと言っていい。
 まあ、このシリーズはエロくて下ネタとか下らないギャグが満載で、1週間働いた後の金曜の夜に観て頭を空っぽにできるところに何とも言えない良さがあった。
 また、格闘シーンもチームプレイを発揮して頑張って作っているから、元々好印象のドラマだった。
 たまにとんでもなく面白い回があったりするが、普通はこんな程度だろう。

 『最高の人生の見つけ方』 ★★

【原題】The Bucket List(意味:死ぬ前にやるべきことのリスト)
2007年、アメリカ、カラー、1:1.85、97分、英語他
【監督&製作】ロブ・ライナー、他
【出演】ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン、他
2013/04/09鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 ごう慢な病院経営者(ジャック・ニコルソン)と整備工(モーガン・フリーマン)が、入院して同室になり、共に余命宣告を受けたことで、死ぬまでにやりたいことを実行するため2人で世界旅行に出かけた。
<感想>
 余命が短いと判った人が、豪遊したり、これまでの人生を反省して心機一転をはかるという、ありがちなエピソードの映画。
 丁寧に作っているとはいえ新味はない。
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 『幸せの1ページ』 ★☆

【原題】Nim's Island(ニム(主人公の名前)の島)
2008年、アメリカ、カラー、1:2.35、96分、英語他
【監督】ジェニファー・フランケット、マーク・レヴィン【原作】ウェンディー・オルー『秘密の島のニム』
【出演】アビゲイル・ブレスリンジョディ・フォスター、他
2013/04/23鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 地図にも載っていないような南太平洋の孤島で、生物の研究をしている父と暮らしている女の子ニムが、父がヨットで遭難して一人ぼっちになったので、愛読書の冒険小説の作者にEメールで助けに来て欲しいと頼む。
 しかしその作者は、潔癖症で家から出られないジョディ・フォスターだった。
<感想>
 設定や展開が子供っぽいのだが、原作が児童文学なので、そう思って観れば気にならない。
 だからといって、大人はまだしも、子供が楽しめる出来にはなってないと思われるのだが。
 一番まずいのは、そんな映画に対して、人生のわびさびをにおわすような不釣り合いな邦題をつけてしまったこと。
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