【原題】The Illusionist(意味:手品師)
2006年、アメリカ=チェコ、カラー、1:1.85、ドルビー、109分、英語(日本語字幕)
【監督&脚本】ニール・バーガー【原作】スティーヴン・ミルハウザー
【出演】エドワード・ノートン、ポール・シアマッティ、ジェシカ・ビール、ルーファス・シ−ウェル、他
2013/04/25鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
19世紀末、世界中をさまよって故郷のウィーンに手品師として戻ってきたアイゼンハイムだったが、かつて彼との仲を引き裂かれた公爵令嬢が殺され、彼女に結婚を迫っていた皇太子の仕業だと思われた。
<感想>
舞台上に霊の姿を浮かび上がらせるアイゼンハイムの魔術が、ホログラムでも使わなければ実現出来ないようなもので、「何でもあり」なご都合主義を感じさせることと、悲しい復讐の話がオチで台無しになることがダブルの欠点。
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2011/05/07(土)〜2011/05/09(月)の日記 (『山桜』『風が強く吹いている』)
【5/07(土)】
朝からツイッター。
原発事故や原発の是非などより、今まで現実主義で客観的な判断をすると思っていた人まで、こと原子力に関しては「原発推進は悪いこと」という先入観にとらわれて、偏った判断しかできなくなっていることに驚く。
人間って現実より自分の思い込みを信じてしまうものだと思って、絶望的な気分。
まぁでも、そんな奴らにこっちが悩み苦しむことはない、文化人なんて丸ごと信じられない人たちだということが判って良かった、とか思って気を取り直す。
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午後に『山桜』(★☆)の録画を観る。 【感想】
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夜もツイッターなど。
反原発を唱える人たちがドンドンファシズム化していることに暗澹となる。
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【6/08(日)】
遅い目覚め。
すぐに洗濯物を部屋干し。
夕方にスーパーに買い物。
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【6/09(月)】
世間的には連休も明けて、こっちも久しぶりに仕事らしく貯まったメール処理を少し。
そして、1件応募。
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午後に『風が強く吹いている』(★★)の録画を観る。
弱小大学陸上部が、部員それぞれが現状を克服して箱根駅伝を走るまでになる物語。
ストーリーはスポーツものの定番で、とにかくまじめな映画。
走る姿も美しい。
しかし、おなじ陸上モノの『奈緒子』(★★★)と比べると分が悪い。
その違いは、『風が〜』が競技中心なのに対し、『奈緒子』は登場人物中心で、心の弱みとの戦いが濃厚で、しかも上野樹里や三浦春馬の方がより惹かれる、など。
まぁ、真面目な映画でも良かったりする場合もあるけど…。
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夕方、スーパー3軒他で買い物。
2011/03/02(水)〜2011/03/03(木)の日記 (「刑事コロンボ」『アース』)
【3/02(水)、曇】
メールや情報収集など、たいしたことないながらも、それなりに一所懸命やって時間を有効利用。
そんなことをしながら、午後に「刑事コロンボ 奪われた旋律」(★☆)の録画を観る。
まぁ、コロンボは謎解き以外の犯人とのやり取りが面白かったりするんだけど、今回はトリックと謎解きにアラが多かった。
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その後、先日風呂場の排水溝がつまりかけていることに気づいたので、詰まり解消の薬剤を見に近所の店を何軒か回る。
続いて夜に『アース』(★☆)の録画を観る。
地球の各地の絶景や動物たちを北極から南極に向かって映していくドキュメンタリー。
そして、ホッキョクグマに始まって最後にまたホッキョクグマに戻る構成で、彼らが絶滅の危機にある姿を前面に出すことによって、その原因とされる地球温暖化の危機を訴える。
まぁ、すべて予想した通りの内容。
地面に映った影の動きをコマ撮り(もしくは太陽の代わりの人工光を動かして撮影)したりの、テーマとは無関係のイメージ映像を多用したりで、見てくれ重視の印象。
さらに言えば、「アース」と言いながら被写体の大半が大型哺乳類に限られることから、知能が高い生き物だけを保護したがる、動物保護団体にありがちな差別意識が感じられる。
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夜は普通に寝たつもりが、眠くても寝付けなくなって、再び起きていたりして、結局就寝時刻が遅くなった。
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【3/03(木)、晴】
昨夜に遅く寝たため、起きたのも遅め。
午前は、朝食やメールやブログとサイトの更新など。
午後に入ってから、締め切りが迫ってきた文章の微調整を始める。
2011/01/07(金)の日記 (『櫻の園 -さくらのその-』)
【晴】
早めに起きたら、なんか嬉しい。
午後に、たまったHDDレコーダーの録画を観る。
『櫻の園 -さくらのその-』(★)の録画を観る。
まぁ、誰が悪いかと言えば、こんな中身のない話にお金を出すと判断した人なのだが、どうせ今は職を追われたか痛いほど反省してるだろうから、今さら何も言わなくてもいい映画。
その後、夕方から歯医者に行く。
思ったほど長時間歯を削られた。
終わってから買い物をして帰る。
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2010/05/23(日)〜2010/05/24(月)の日記 (『アイアンマン』)
【5/23(日)、雨】
今日もサイトやブログの更新ぐらいしかしなかったが、更新した量は見直してもたいしたことなかった。
こんなことでいいのか?
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【5/24(月)、曇&雨】
今日も昨日と同様、サイトやブログの更新と、午前中にスーパーに買い物にいったぐらい。
そろそろ明日あたりから、広い意味での本職に戻らなければいけないだろうなぁ。
よし、絶対明日から始めよう。
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『アイアンマン2』の試写会の招待券が届いたので、予習で未見の『アイアンマン』(★★☆)の録画を観る。
ロバート・ダウニー・Jrがアイアンマンみたいなヒーローを演じるなんてどうかと思っていたが、人間臭さくて本当に彼は良い役者だと思った。
そのせいで、アイアンマンの格好をして顔が隠れるシーンになると、とたんにつまらなくなっちゃうんだけど。
2009/09/10(木)〜2009/09/12(土)の日記 (上野樹里、上野樹里、上野樹里、『あんにょん由美香』、『ひぐらしのなく頃に』)
【9/10(木)】
今日は『キラー・ヴァージンロード』の宣伝関係で、上野樹里づくし。
まず、TBSテレビ19:55-20:54の「関口宏の東京フレンドパークII」。(★★)
共演は木村佳乃と小倉久寛。
樹里ちゃんは、体を張ったゲームだとハメをはずしまくってたけど、クイズだと冷静に答えを連発していたのには、ちょっとビックリ。
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続いて、WOWOWの21:30-23:15の『スウィングガールズ』(★★★)をチラチラッと観る。
矢口史靖監督の演出は、ビックリしたりよわったりする表情を登場人物たちにオーバーにやらせるのだが、それが不自然ではなく映画の内容にピッタリで無くてはならない要素になっているという、作りこみぶりの完璧さが素晴しい。
そして、そんな表情をこなせる上野樹里や貫地谷しほりを、当時まだ新人にもかかわらずキャスティング出来ていることも素晴しい。
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フジテレビ23:00-23:30の「TOKIO@5LDK」。(★★☆)
ゲストは、上野樹里と岸谷五朗監督。
樹里ちゃんが別の芸能事務所からアミューズに移籍したことは知っていたけど、それが「てるてる家族」の共演がきっかけで、気に入った岸谷が働きかけたことは初耳だった。
確かに、当時「石原さとみは『てるてる家族』のようなコメディに向いている」と思って観てみたら、彼女の隣で姉役を演じる見たこともない女優が、全くそん色のない芝居をしていたのに驚いたのが、私が樹里ちゃんを最初に見た印象だった。
だから、そばで見ていた彼が彼女をほおっておかなかったのも無理もない。
でも、その一方で樹里ちゃんのことを「違う動物」呼ばわりもしてたりしてねぇ。
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続いて、WOWOWの23:30-23:55の「上野樹里と5つの鞄 #2 HOPE」。(★☆)
徹夜の仕事を強要されて不満を感じているアニメーターの上野樹里が、外出しようとしてエレベーター内に閉じ込められる。
ほぼ全編1人で出ずっぱりで、色々な動きを見せてくれるのはいいんだけど、ストーリー的にどうでもいいタイプで、もの足りない。
『キラー・ヴァージンロード』のTVCMで、目をひんむいて絶叫したり、追いかけられて弱り顔で逃げている方が、ピッタリはまっているのに比べれば、観る側が見たがっているものを見せてもらえない不満が残る。
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【9/11(金)】
ポレポレ東中野での『あんにょん由美香』(★★★)の上映が、夜の回があるのが今日までで、明日からはレイトのみになるので、今晩観に行くことにする。
本当はその前にもう1本、『意志の勝利』を昼間に観てからハシゴしようと思っていたが、午後にミーティングを入れられてしまったので、1本のみ。
渋谷まで行って、山手線と中央線を乗り継いで東中野に18:05ごろに着き、入場前に他の劇場にはあまり置いてないような映画のチラシを物色してから、開映時刻18:15ちょっと前に入場。
お客さんは、約10人。
予告編は『イメルダ』のみで、すぐに『あんにょん由美香』本編の上映。
この映画を観て、もの足りないと思う邦画が最近多いと感じる理由が、映画や登場人物と観客、監督と俳優の間に「愛」が横たわっていると感じることが傑作には往々にしてあるが、映画を愛の対象として考えずに、出来の良し悪しのレベルだけにこだわってきれいにまとめようとしているだけの作り手が多いからじゃないかと思った。
『あんにょん由美香』に出てくる人たちは、はた目から見ればカッコ悪いのだが、カッコ悪いことがやれてしまうことをいとおしいと思うから、愛があふれている作品になっている。
見てくれの良さを重視した作り手や、あら探しだけの受け手なんか、もういらない。
終映は20:15頃で、そのまま来たときの経路で帰る。
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家に帰って、WOWOWの「キラー・ヴァージンロード プロローグドラマ」(★☆)の録画を観る。
5分程の短編が全4作品。
ストーリーは、映画『キラー・ヴァージンロード』の数ヶ月前の脇役たちのエピソード。
元々おまけみたいなもので、観なくてもいい内容。
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【9/12(土)】
午後は、たまったTVの録画がを観たりする。
夕方に『ひぐらしのなく頃に』(★)の録画を観る。
東京から山村に転校して来た高校生が、言い伝えられている祟りや秘密を隠している同級生たちと向き合うという、定番のストーリー。
一言で言えば、村の様子や登場人物たちの描かれ方にリアリティが感じられないという、肝心な部分に問題のある映画。
生身の人間っぽさや怪しさが無いから、怖さも真に迫らず、観始めて早い段階で気分的にドロップ。
2009/06/16(火)〜2009/06/17(水)の日記 (日本映画は風景を描く、『スラムドッグ$ミリオネア』)
【6/16(火)】
先週予定していた『スラムドッグ$ミリオネア』と免許更新のハシゴは、天気予報で午後から雨が降りそうだったのと、仕事がのってきたので、明日に延期。
雨が降らないという予報も出ていたので、強行しようかとも思ったのだが、実際に雨が降ったのでキャンセルは成功。
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CNET JAPANのブログ「佐々木俊尚 ジャーナリストの視点」の記事「個人の狂気を見い出すフィルタリングシステム」を読む(★★★☆)。
「狂気」「フィルタリング」という言葉が含まれるタイトルからは、犯罪やセキュリティについての内容のように思われそうだが、そうではなくて日本の文化についてのこと。
「狂気」は「才能」、「フィルタリング」は「目利き」と置き換えた方が、より実際の内容に近い。
冒頭、映画の話から始まっていて、「アメリカ映画は物語を描き、フランス映画は人間関係を描き、日本映画は風景を描く」となっている。
本文に書かれているように、ここでの風景とはいわゆる屋外の景色ではなく、自分の外で起きているありとあらゆることを客観的にとらえたイメージのこと。
この3つの国の映画の性格付けはなんとなく正しいかもしれないと思い、それ以降の全体の文章でも、日本は名も無い目利きたちが大衆文化を作っているみたいな内容についても、これまで漠然と思っていたようなことをはっきりとした文章の形にしてあり、目から鱗が落ちるような内容だった。
ところで、この「風景を描く日本映画」で真っ先に思いついたのが『歩いても 歩いても』(★★★)だった。
同じ去年の映画で比較すると、『おくりびと』(★★)はアメリカタイプの物語映画で、ストーリーがハッキリしている(ていうか、それを超えて予定調和だった)から、海外でも受け入れやすかったのか?
そこいくと、『歩いても 歩いても』はストーリーらしきものがほとんど無く、こういう映画って海外でもちゃんと受け入れられるのか?
でも、ストーリーで語るアメリカタイプの映画では描けないようなことを、日本タイプの風景映画が描いていることが多い。
去年の例では『歩いても〜』の他にも『その日のまえに』(★★★☆)、『七夜待』(★★)、『ジャージの二人』(★★☆)、『きみの友だち』(★★☆)、『崖の上のポニョ』(★★★☆)などなど、風景映画が目白押し。
もちろん『ハッピーフライト』(★★★☆)や『GSワンダーランド』(★★★☆)のような物語映画も相変わらず好きだけど、惹かれることが多いのは「映画でしか体験できない感情を味わえる」風景映画の方で、そんな映画を量産してくれる日本映画って、ハズレも多いけどいいものをコンスタントに作り続けて欲しいと切に願っている。
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家に帰って、HDDレコーダーを操作。
昔録画した番組が、本体が暖まると再生できなくなると思っていたのだが、HDDのある場所が調子が悪いようで、その場所に録画すると、最近のものでも再生できなくなってしまう。
とにかく早めにHDDのデータのバックアップを取って、その後フォーマットしてみようと思うが、バックアップが終わるのは果たしていつの日か?
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【6/17(水)】
昨日キャンセルした予定を実行し、109シネマズグランベリーモールに『スラムドッグ$ミリオネア』(★★★)の13:25の回に行く。
開映時刻の5分ぐらい前に着いたら、レディスデーの昼間は思ってもみないほど混雑していて、予告編が始まってからスクリーン7に入場。
お客さんは50人ぐらい。
終映は15:35頃。
ここから、自転車で30分ぐらいの旅路を経て、運転免許証更新のため警察署へ。
いつもは、目的地が遠いとついスピードを出してしまうのだが、今日は気温も高めだったので、疲れない程度の速さだった。
それでも、自転車を降りると途端に汗が吹き出してきた。
帰り道の途中に、以前頻繁に行っていたちょっと遠くのラーメン屋に久しぶりに行ってみた。
味などは変わってなかったと思うが、夕ご飯前の時間帯だったせいか、客は1人ぐらいしかいなかった。
家に着くと、遅めのスピードで乗っていたとはいえ、ちょっと疲れがたまった感じ。
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『春婦伝』(★★★)の録画を観る。
いやぁ、たまに鈴木清順作品なんか観ちゃうと、映像のカッコよさや斬新さが『スラムドッグ$ミリオネア』あたりまでも含めて比べても、全く別格といった感じ。
アドリブの効いたジャズの演奏とカラオケぐらいの違いがある。
やっぱり、映画はこうでなくちゃ。
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今日のテレビ朝日13:20-13:55の「徹子の部屋」の録画を観る。(★★)
ゲストは木村大作。
話の内容は『剱岳 点の記』について、見どころや撮影中のエピソードが大半で、出演目的の最重要ポイントはしっかり抑えられていた。
その意味では申し分なかったけど、個人的にはそれ以外の話題に割ける時間がほとんど残っていなかったのが残念。