シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『母べえ』 ★★★

 2008年、日本(松竹)、カラー、1:1.85、35ミリ上映、35ミリ撮影、ドルビーデジタル、132分
 【監督&脚本】山田洋次【脚本】平松恵美子【原作】野上照代
 【出演】吉永小百合浅野忠信、壇れい、志田未来佐藤未来笑福亭鶴瓶坂東三津五郎笹野高史、でんでん、神戸浩中村梅之助近藤公園吹越満鈴木瑞穂大滝秀治戸田恵子倍賞千恵子、他
  戦時中に言論の自由が踏みにじられた話だが、登場人物は警察の下っ端も含めて全員庶民たちで、絵に描いたような悪人は1人も出てこない。
  そんな普通の人々が、自分で自分の首を絞めるように、個人の自由を奪うような社会を作る一員に自らなってしまうという、今の日本でも十分起こりえる恐ろしい状況を、ドラマチックにせず終始庶民レベルの目線で丁寧に作られている。 (更に詳しい感想をこちらに載せるかも)
 2008/01/10(木)18:30〜20:45、よみうりホール、ほぼ満席