シネサルの「映画のブログ」

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 日本インターネット映画大賞日本映画部門 2011年度(応募)

『 日本映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「冷たい熱帯魚」        6点
  「ふゆの獣」          6点
  「真夜中からとびうつれ」    6点
  「恋の罪」           6点
  「未来の記録」         1点
  「YOYOCHU SEXと代々木忠の世界」 1点
  「NINIFUNI」          1点
  「朱花の月」          1点
  「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」
                  1点
  「世界のどこにでもある、場所」 1点

【コメント】
 ちなみに次点は、『おばあちゃん女の子』『一枚のハガキ』『マイ・バック・ページ』『まほろ駅前多田便利軒』『洋菓子店コアンドル』。

 まず、2011年のベストテンを決めるに当たっての気持ちから。

 集計して出た結果に対して、
  「順当」
  「○○が入っていないのはおかしい」
  「××が入っているなんて」
みたいな、チマチマしたレベルでの映画の「総括」でしかなければ、「総括しなければならない映画の現状は、もっと広範囲だろ。」と言いたくなるだろう。
 正確には、そんなに他人には期待していないから、以前から既にベストテンの投票も言いたいことだけを言ってるだけで、最終結果は気にしてない。
 加えて今年は特に、イヤミも込めて「これでもくらえ」という気持ちも強く込めて。
 個々の投票で、似たようなひねくれた意見の人が表れるのには期待するけど、どうかな?
 真剣にベストテンを考えている人が気を悪くするかもしれないけど、こんな身勝手も許されていると思うから許してね。

 2011年の映画は、ざっくりした言い方をすれば「超不作」。
 それも、邦画は特に。
 とはいえ、作り手たちはそれぞれの作品の反応を既に得ているだろうから、改めてコメントするに及ばない。
 今の映画に対する最大の不満は、観た結果をうんぬんする以前に、観たいと思う意味を感じられなくなっていること。
 特に邦画は、主流を形成している作品はもっぱらテレビドラマや有名原作などの大量動員が見込めるものの映画化で、オリジナルの人気にあやかってるとおぼしきそれらは、映画独自のクリエイティブを発揮することは、頭の硬い日本の固定ファンの反発を招いてつぶされてしまう。
結果、テレビに毛が生えたようなもの、原作をなぞったような万人受けするものしか期待できない。
 そんな映画がこぞって作られる理由はズバリ「ビジネス」のみであって、映画のクリエイティビティの追究は期待できない。
 もちろん、ビジネス目的の映画は否定しないが、私は他人の金儲けに貢献するつもりはないので、この手の作品は大量にパスしている。
 目先の利益重視で映画の中身が軽視されてきたことが見透かされたのだろうか、以前はヒットが固かったテレビ局主導の映画が2011年には当たらなくなってきた。
 それに、ひょっとしたら10本ともビデオプロジェクターによる上映作品だったというのも、映画の1つの終わりの時代を象徴しているかもしれない。

 そんなわけで、ベストテンとか映画賞に対する人々の想いも、従来のままではいかんだろうと、つい壊したくなるのよねぇ…。
 間違ったことしてるかなぁ…?

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【監督賞】              作品名
   [園子温]         (「冷たい熱帯魚」「恋の罪」)
【コメント】
 彼ぐらい気合いを入れて映画を作らないと、今後はますます映画離れが進む一方でしょう。
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【主演男優賞】
   [岡田将生       ] (「アントキノイノチ」)
【コメント】
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【主演女優賞】
   [成海璃子       ] (「少女たちの羅針盤」)
【コメント】
 主演賞の2人は、熱演でありながら、かつ気持ち良く見れた芝居だったので。
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助演男優賞
   [松田龍平       ] (「まほろ駅前多田便利軒」)
【コメント】
 2011年はでんでんが総なめしそうな勢いだが、私は2010年度に既に『イエロードッグ』で彼に投票済み。
 2年連続でも構わないけど、ひねり重視で今年は龍平くんに。
 ピン芸人出身俳優つながりで、今年はでんでんに続いてモロ師岡が評判になるといいな。
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助演女優賞
   [榮倉奈々       ] (「東京公園」「アントキノイノチ」)
【コメント】
 助演女優賞はすぐに思い浮かばなかった。
 「少女たちの羅針盤」「マイ・バック・ベージ」の忽那汐里などと迷ったり、園子温作品から選ぶのは芸がないなぁなどと思った結果、彼女に。
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ニューフェイスブレイク賞】
   [二階堂ふみ      ] (「指輪をはめたい」)
【コメント】
 ローティーンからアラサー(?)まで見事に演じていて、小西真奈美真木よう子池脇千鶴の3人より印象に残った。
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【音楽賞】
  「該当なし       」
【コメント】
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【ブーイングムービー賞】
  僕と妻の1778の物語
【コメント】
 つまらなかったとはいえ、わざわざ名指しするほど怒りを覚えたわけでもない。
 この作品に対して、というより、テレビ局がいい話や感動話を利用して商売するような安直さは、もう止めた方がいいだろ、という意味で。

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【勝手に○×賞】
  優秀映画ファン賞 「わたし」
【コメント】
 「Documentary of AKB48〜」のような作品を、AKBのファンでもないのに、映画作品として偏見なしに観に行った唯一(?)の映画ファンだから。
 もちろん本気で自画自賛しているのではなくて、同意してくれる人が表れることを期待して。

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【参照】日本インターネット映画大賞
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