シネサルの「映画のブログ」

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 『スターシップ・トゥルーパーズ3』 ★☆

【原題】Starship Troopers 3: Marauder(意味「宇宙騎兵隊その3 襲撃者(巨大人型兵器の名称)」)
2008年、アメリカ、カラー、1:1.85、105分、英語(日本語字幕)
【監督&脚本】エド・ニューマイヤー【原作】ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」
【出演】キャスパー・ヴァン・ディーン、他
2013/11/28(木)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 大佐になったジョニー・リコ(ディーン)が指揮を取る惑星ロク・サンに、テレパシーで敵のバグと対話ができる総司令官のアノーキが視察に来た時、防御柵の電気が切れてバグが基地内になだれ込み壊滅状態になった。
 ロク・サンを脱出したアノーキの宇宙船が撃墜され、バグがいる惑星OM-1に脱出したが、彼の救助は提督たちに拒まれた。
 アノーキと行動を共にしていた恋人のパイロットのローラを助けるために、将軍はリコを救出に向かわせた。
 一連の出来事は、高い知能を持つ捕虜のバグと交信してバグ側に「改宗」したアノーキが、バグの大ボスがいるOM-1に行って和平を結ぶためのことだった。
 しかし、大ボスの目的は人類を取り込むことで、あわやというところにリコが現れてローラたちを救出し、提督はOM-1ごと破壊した。
<感想>
 シリーズ全3作と、1作目の『スターシップ・トゥルーパーズ』(★★★)のポール・ヴァーホーヴェン監督の『ロボコップ』の脚本を手がけたエド・ニューマイヤーの監督デビュー作。
 当初は下等な虫けらだと思っていた敵との戦いも、一向に勝利の見込みが立てられないというベトナム戦争のような泥沼状態が長期間続けば、反戦運動が起きたり宗教に救いを求める人が増えたりする人心の変化がチラッと描かれる。
 でも、それらを含めて戦争万歳や正しさを盲信することへの皮肉は1作目には遠く及ばず、全体的には「戦争映画」というより「戦闘映画」寄りで、しかも2作目の『スターシップ・トゥルーパーズ2』(★)程はひどい出来ではないものの、特筆すべきものはこれといってない作品止まりだった。
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