シネサルの「映画のブログ」

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 『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』 ★★

【原題】Steekspel(【蘭】勝ち抜き戦) / Tricked(【英】仕掛けられた)
2012年、オランダ、カラー、1:1.66、89分、オランダ語&英語(日本語字幕)
【監督&脚本】ポール・ヴァーホーヴェン、他
2014/01/31(金)鑑賞、ヒューマントラストシネマ渋谷2
 ヴァーホーヴェン監督が、冒頭4分間だけをまず作り、それ以降の脚本を公募で決めて作ったという中編で、それに加えて前半がメイキングになっている。
 後半のドラマ部分自体は良くまとまっていたと思うが、実験的な試みを取り入れてまで作ったことの成果はよく解らなかった。
 なにしろ肝心の決定稿を決めるまでのプロセスが、前半のメイキング部分でも「多数の公募の作品のそれぞれの良い部分を組み合わせるのは大変だった」と監督が語っている以外、何故か何も描かれていないのだから。

 まさか、世界向け原題が「Tricked」なのは、日本から帰国した女のことを指しているのではなく、本作そのものに仕掛けがあるということだったりして???
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