シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『ビフォア・サンセット』 ★★★

【原題】Before Sunset(意味「日の入り前」)
2004年、アメリカ、カラー、1:1.85、80分、英語&仏語(日本語字幕)
【監督&脚本&製作&原案】リチャード・リンクレイター、他
【出演&脚本】イーサン・ホークジュリー・デルピー、他
2014/01/14鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
 9年前に旅先で出会って一夜を共にした女性とのエピソードを元に書いた小説で世界的に有名になったジェシー(ホーク)がパリでサイン会を開いた時、その女性セリーヌ(デルピー)が訪ねて来て、ジェシーアメリカの妻子のもとに帰る旅客機が出発する夕方まで、2人でパリの街をさすらいながら会話をする。
<感想>
 『恋人までの距離(ディスタンス)』(1995年)の続編だが、そちらは未見のままで鑑賞。
 過去を振り返りながら「たられば」の想いにふけるという微妙な感覚を、ほぼ全部とりとめのない会話だけで表現するという繊細さを要求されそうな手法で描き、絶妙に上手く出来上がった作品。
 でも、この手法は一発ネタみたいなもので、同じことをやっても陳腐な二番煎じに思えてしまうのではないかと感じるのだが、果たして続編の『ビフォア・ミッドナイト』はどうなっているのか?
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