シネサルの「映画のブログ」

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 『釣りバカ日誌5』 ★★

1992年、日本(松竹)、カラー、1:2.35、96分、日本語
【監督】栗山富夫【脚本】山田洋次高橋正圀、関根俊夫【原作】やまさき十三、北見けんいち
【出演】西田敏行三國連太郎石田えり谷啓中本賢戸川純加藤武笹野高史、園田裕久、前田武彦乙羽信子、他
2015/06/09(火)鑑賞、2014/05/04(日)WOWOW放映
<ストーリー>
 鯉太郎が生まれて1年経ち、ハマちゃん(西田)は釣りバカよりも親バカになって、スーさん(三國)に良くないと言われた。
 鯉太郎の子守をする人がいなくなった時、ハマちゃんが鯉太郎を会社に連れて行くと、目を離したすきに鯉太郎が歩き回って行方不明になって社内は大騒ぎになり、責任を問われたハマちゃんは、バブル崩壊で開発中止になった丹後地方の土地で行われているスッポン養殖場に転勤させられた。
 スーさんはハマちゃんがいなくなって寂しくなったが、スッポンが全滅して養殖場は閉鎖され、ハマちゃんは本社の営業三課に戻る事になった。
<感想>
 「赤ちゃん一人歩きスリラー」という、鯉太郎が1歳の時だけの飛び道具をここぞとばかりに使っているが、結果的にはやや不発気味で、全体的にも並の盛り上がり程度のシリーズ作になった。
 その代わりに本作一番の見どころは、最初は育児に対してクールだったスーさんが、次第に赤ちゃんに愛着を覚えていくところ。
 台詞の中にシリーズ初の「バブル」という言葉が出てくるので、バブル経済崩壊がこの少し前の1991年〜1992年に起きたことが判る。