1966年、日本(東宝)、カラー、1:2.35、日本語、90分
【監督】松林宗恵
【出演】森繁久彌、久慈あさみ、小林桂樹、司葉子、加東大介、三木のり平、フランキー堺、新珠三千代、中村伸郎、他
2015/12/21(月)鑑賞、2015/12/19(土)BSフジ放映
<ストーリー>
フランスのチオール社の洋服のライセンス生産の契約を結んで苦境を乗り切った栗原サンライズの社長の栗原(森繁)は相変わらず妻(久慈)に隠れて競走馬を飼ったり大阪の町子(新珠)のバーに通ったり、秘書の小島(小林)はチオール日本支社の日系人安中(堺)が身近な女性たちを口説きまくるのが気に入らなかった。
栗原はさらにチオールのプレタポルテを販売しようとして、安中と共に福井の布地のメーカーに視察に行った。
宿泊地の金沢で学んでいた栗原は、学友の教授の富岡(中村)と宴席を持って、彼から福井の繊維メーカーを紹介された。
メーカーと契約して東京に戻って間もなく、富岡が訪ねてメーカーに融資してくれないと生地を生産できないと言ってきた。
栗原は資金調達のために小島と共に急きょ町子に会って馬の売り先との仲介を頼んだが、無断で大阪に行ったことに2人の妻が怒ってギクシャクするも、説明して解ってもらえた。
<感想>
1960年代の社長シリーズは、終身雇用で、既婚の女は専業主婦で、グローバルな競争がなかった頃の会社上層部の話で、基本的にのんきな雰囲気の中で繰り広げられるのには、今の視点では隔世の感が大きい。
ギャグの大半がクスクス笑いを誘う微妙な物なので、頭では面白いと解っても、気分が共有できないせいか気持ちは付いていけない。
結局、フランキー堺の変な外国人役くらいに派手で解り易い笑いだったら印象には残った。