2015年、日本、カラー、1:1.78、日本語、20分
【監督】木場明義
2018/11/27(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2018/11/27(火)鑑賞
参照サイト:
http://www.inazmasha.com/?tag=%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%AA%E3%82%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BC
http://fidff.com/com/2016-038.html
【ストーリー、ネタばれ有り】
4年半前に突然行方不明になった洋平が、戦士のいで立ちで弟の修平のアパートに現れた。
出社途中で異次元世界に飛ばされ、魔王と戦って勝って帰ってきたという洋平の話を弟は信じなかった。
妻は再婚し、再就職の活動も上手くいかないところに、こっちの世界に来たものの魔力を発揮できず人並以下のバイト生活をしている魔王と再会し対決して再び倒す。
観念した魔王は自分を異次元に連れ戻すことができる石を洋平に渡すが、こっちの世界で彼女ができた魔王を残して、自分だけが旅立つことにした。
【感想】
低予算でファンタジー映画を作ると、見た目や空気感がスカスカに見られがちなので、最初の2分間を全カットしたり、元と妻会ったり面接したり弟にバカにされたりするなどの「流れを止めるようなシーン」も極力カットするなどして、テンポを速くしてスカスカ感を感づかれないようにすればいいのに、と思いながら観ていたのだが、実はその「充実感を感じられるファンタジー世界とは真逆の、グダグダした想いを抱きながら生きる(現実)世界」を描く方が主眼の作品だと、終盤に入ってからやっと解かった。
でも、(タイトルの「ファンタジー」と冒頭の雰囲気に騙されて)前半に「ダルい展開」だと悪い印象を感じた事は、避けられれば避けるに越したことはなかったのではないだろうか?