シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

『Drum boy』 ★★

2017年、日本、カラー、ビデオ、1:1.78、日本語、15分

【監督&脚本&出演】高橋雄祐

参照リンク:
https://www.ashitanoshow.tv/blank-78

2019/10/22(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2019/10/22(火)鑑賞

【ストーリー】
 自信家の画家の男が、友人のドラマーの男の部屋を訪ねた。
 画家は、人前で演奏しないドラマーにハッパをかけ、2人は酒を飲んで画家は新作の画を置いて帰った。
 後日、病気で死を覚悟した画家が最後のメッセージを残す為に来たと知ったドラマーは、スティックを手にした。
【感想】
 2人の男が酒を飲みながらの芸術談義をする話で、おそらく作者自身にそんな体験があり、想い入れがあって映画化したのだと思う。

 でも、それを第三者である私が観ると、ストーリーに対しては「世界のどこかで起こっても不思議ではない話」程度の想いしか抱けない。

 そのギャップが埋められたら良かったと思うが、ストーリーはシンプルでドラマチックな要素は少なく、作風は良く言えば渋く悪く言えば地味なので、作品から迫る感じが足りなかったかな?

 2人の芝居を前面に出して、映像的には余計なことをせず武骨に撮っていることで、緊張感と安定感が高い作品になっていたのは良かったが。