シネサルの「映画のブログ」

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『still dark』 ★★

2019年、日本、カラー、1:2.35、日本語、40分

【監督&脚本&出演】高橋雄祐

参照リンク:
https://www.ashitanoshow.tv/blank-78

2019/10/22&29(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2019/10/29(火)鑑賞

【ストーリー】
 盲目の青年がレストランを訪ね、店のナポリタンが美味しかったから料理人になるために働きたいと言った。

 店主は、1か月後にパスタの試験を行い、合格なら雇うと言った。

 それまで、研修として厨房で働き、当初失敗していた洗い物や下ごしらえの仕事もこなしていき、先輩の料理人とも仲良くなって、閉店後に彼からパスタ作りを教わった。

 試験の日になり、青年は最後に仕上げで失敗し、別のレストランを探すことになった。
【感想】

 作品の特徴は監督の前作『Drum boy』と同じ。

 即ち、

  (1)会話の芝居を見せることが中心

  (2)ストーリーはシンプルで、速く展開はしない

  (3)映像の緊張度と安定度が高い

 (1)のように、主人公と先輩の2人が意気投合して楽しそうにやりとりする様子を描くことに一番尺を割いている。

 でも、楽しそうな2人自身の気持ち程には、傍で見ている私には楽しさを感じられず、登場人物たちの気持ちとの間のギャップが大きかった。

 すぐに仲良くなってずっと仲良くしているので、例えばその関係が悪くなったりしてドラマチックな展開にしていたら、もっと入り込めたかもしれないと思った。