シネサルの「映画のブログ」

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『月とワイン』 ★★

2009年、日本、カラー、1:1.78、日本語、14分
【監督】渡邊世紀
参照リンク:https://www.ashitanoshow.net/blank-39
2019/01/08(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2019/01/08(火)鑑賞
【ストーリー、ネタばれ有り】
 夫は妻を愛するあまり、妻が傷つくような料理を禁じ、自宅に閉じ込めてから出勤した。
 妻は不満が表情に出るようになり、夫婦愛がギクシャクする中、妻がパーティの用意をして夫を迎え、「母親になる」と言った。
 夫を眠らせて運び出して自宅に火をつけて、野原にバラックを建てて、作った寝床に夫を誘った。
【感想】
 夫の異常な愛情ぶりで始まり、妻がいら立ってサイコホラーの様相を帯び、でも観終わってみれば一番大きい要素は「恋愛モノ」で、短期間で目まぐるしく変化するのとスリラーっぽい雰囲気に引き込まれる。
 それでも、極端すぎる設定や、典型的なメロドラマのBGMが高らかに鳴り響いたりしたのには面食らったのだが、短編の短い尺の中に、効率的に解りやすい作品にしようとしたら、その手段もアリと思う。
 激しい展開だけど表現のトーンは安定していて、表情などで印象に残るような映像も用意しているなど、手堅い作りだと思った。