シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

『キイハンター 第166回 ヨーイ・ドン!赤頭巾で殺人ごっこ』 ★★☆

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-06-05(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-19(火)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-20(水)鑑賞

監督;鷹森立一
脚本:池田雄一
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、ジェリー藤尾、小松方正、田口計、佐々木功、賀川雪絵(賀川ゆき絵)、曽我町子、大泉滉、小林稔侍、玉川良一、他
(丹波哲郎は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
スリの男(玉川良一)が、夜の新宿で3人組の銀行強盗に出くわしたので、
彼らの逃走用の車のトランクに身を隠し、
アジトにたどり着いて、天井裏から様子を見た。

そこに、強盗の計画を立てた「赤ずきん」(小松方正)が4億円を独り占めしようとして3人を撃ったが、
サメジマ(ジェリー藤尾)だけは部屋から逃げ出していて、
スリが天井を破って落ちてきて赤ずきんに殺されそうになった時に、
赤ずきんが心臓発作で苦しみだし、
スリは赤ずきんの頭巾を取って2億円入りのトランク2つを持ち出した。

アジトの外で待っていたサメジマがスリの男の写真を撮って、
スリを「素顔を見た者は必ず殺す赤ずきん」だと勘違いして、
「俺が死ねばあんたの顔は警視庁に自動的に届くようになっている」
と言って脅し、
4億円を山分けしてケースを1つだけ持って消え去った。

スリはサウナに通い詰めて、
サウナガールたちにチヤホヤされて従業員の男(小林稔侍)のイカサマ賭博で金を奪われ続けたが、
サウナのホアシ社長(田口計)はシンジケートの大幹部の座を得るために2億円を集めようとしていて、
その競争相手のサメジマを殺すために謎の女殺し屋(賀川雪絵)をサウナの社長室に呼んで雇い、
その様子をスリがのぞいていて、
サメジマを殺されたら自分が警察に捕まると思った。

シンジケートの大幹部を決める総会が、
富士急ハイランドの近くの別荘で行われることになり、
サメジマたちが参加するとの情報を得た吹雪(川口浩)と島(谷隼人)と風間(千葉真一)が捜査することになり、
ユミ(大川栄子)はハイランドホテルで待機して東京の啓子(野際陽子)との連絡係を務めることになったが、
ユミが落として通りがかったスリが拾ってユミに渡した写真にサメジマが写っていたので、
スリはユミが女殺し屋だと思った。

サメジマが泊っているホテルの308号室のドアの部屋番号が壊れて、
ユミの303号室のようになっていたので、
ユミが間違って入ってしまい、
サメジマは愛人のふで子(曽我町子)と部下(佐々木功)と一緒に居たロビーから308号室に戻った後、
残った2人がサメジマを殺して2億円を奪ってトンズラする話し合いをしていて、
それをスリと女殺し屋が聞いていた、

サメジマは入浴していたユミと308号室で鉢合わせになり、
ユミは相手がサメジマだと気付いて、
「オジサマ殺しのユミ」を名乗ってサメジマに近づいて探ろうとしたが、
スリが入って来て「その女はホアシに雇われた殺し屋だ」と言って、
ユミのバッグからサメジマの写真を取り出した。

そこにふで子と部下が入ってきたので、
スリはサメジマに
「この2人もあなたを殺そうとしている」
と言ったが、サメジマはふで子にぞっこんで信じなかった。

サメジマはユミを自室に監禁し、
ホアシとサウナ従業員を監視していたふで子と手下はホテルに来たことをサメジマに報告し、
サメジマをホアシを襲撃するために2人に合流しようとしたが、
スリはサメジマを殴って縛ってふで子たちに殺されないようにした。

山道でホアシの車が来るのを待っていたスリは、
連れて来たユミに
「雇い主のホアシの車を止めて外におびき出せ」
と命じ、
ユミはホアシたちに「この車は狙われている」と言った。

スリが赤ずきんをかぶって車を襲おうとしたが、
先に本物の赤ずきんが車に向かって発砲して飛び出したホアシと従業員を殺し、
持っていた2億円を奪ったが、
ふで子と部下が赤ずきんをサメジマだと思って射殺しようとし、
赤ずきんは心臓発作が起こって倒れ、
ふで子は部下を裏切って刺し殺して2億円を独り占めして去って行き、
そこに女殺し屋が現れて、
実は赤ずきんの妻だった彼女は赤ずきんを助けてお金を取り戻す話をしながら去って行き、
車の下に隠れてずっと見ていユミが飛び出して去って行き、
ユミがサメジマを殺しに行ったと思ったスリは後を追った。

308号室にふで子が2億円を持って帰って来ると、
殺したはずのサメジマが縛られた状態で生きていたので驚き、
改めて背後から刺し殺そうとした時に、
スリが帰って来てサメジマを救った。

スリが見張っていてサメジマを殺せないふで子は、
密かに銃を持って客室を出て、
ドアの外から煙と赤いライトで廊下で火事が起こったと見せかけ、
スリとサメジマはそれぞれ自分のトランクを持って窓から逃げたが、
赤ずきんと女殺し屋の夫婦が現れて発砲したので逃げた。

そこに、ユミと東京から来た啓子も現れたので、
スリはサメジマにトランク2つを持たせて逃がしてユミたちを食い止めようとしたが倒され、
サメジマは、富士急ハイランドのお化け屋敷に逃げ込むと、
お化けの扮装をしたふで子が襲って来たので逃げ出し、
待ち伏せした啓子とユミは、サメジマを取り逃がしてふで子の方を縄で縛りあげた。

赤ずきんがサメジマに発砲したので、
サメジマに駆け寄って来たスリからサメジマは逃げてジェットコースターに乗り、
女殺し屋とスリも乗りこんで、赤ずきんがコースターを動かし、
走るコースターの上でサメジマを殺そうとした殺し屋をスリが救った。

サメジマとスリがトランクを持って総会が開かれる別荘に来て、
大幹部の座が得られると思ったが、
ユミも含めたキイハンターたちが居てシンジケートの総会の出席者を全員逮捕していて、
捕まったサメジマは、スリを撮影した未現像のフィルムをスリに渡したが、
それもキイハンターが没収してスリも捕まることになった。

 

【感想】
実質、玉川良一とジェリー藤尾と大川栄子が主演のコメディで、
『キイハンター』の本流から外れた悪ふざけの回なのだが、
複数の登場人物が他人を勘違いすることで入り組んだストーリーにさせながら成立させるという、
頭を使った仕事を見せる。

--

ロケ地は、
冒頭の玉川良一が大泉滉の財布をスるのが、
歌舞伎町の新宿ミラノ座前で、
今の歌舞伎町タワーとアパホテルの間の道路あたり。

その後、銀行強盗たちに出くわすのは、
背景に小田急百貨店が写ったので、新宿駅の西口側。

『キイハンター 第165回 真珠湾から来た謎の女』 ★★☆

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-05-29(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-18(月)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-19(火)鑑賞

監督;佐藤肇
脚本:高久進、佐藤肇
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、清水まゆみ、西沢利明、宇佐美淳也、木村元、瞳ちえ(小林千恵)、他
(丹波哲郎と千葉真一は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
1941年12月8日の未明に、
ハワイの真珠湾に停泊中の客船ステラ・ポラリスで開かれた舞踏会で、
外交官の紅林秀之(宇佐美淳也)が、
同日予定されていた真珠湾攻撃の前にアメリカに宣戦布告の文書を渡すために、
相手である米軍のベイル長官がやって来るのを待っていたが、
彼の娘のアサコ(小林千恵)が、
外交官のゴードンの素敵な息子のエドワードと踊るために自分の船室で身だしなみを整えていた時、
隣の紅林の船室に何者かが忍び込んで金庫から文書を盗み出したのを鍵穴から覗いて目撃し、
文書は渡せず、まもなく日本海軍の攻撃が始まった。

30年後の1971年、
吹雪(川口浩)と島(谷隼人)が、
職務で来日したゴードンを護衛するために出迎えた羽田空港で、
紅林の元通訳で、今は政治評論家になったザイゼン(西沢利明)がアジアの歴訪から帰国して、
アジアの平和のために和平交渉の開始を目指したいと記者たちを相手に語ったが、
謎の男(木村元)が紅林が身に着けていた勲章をザイゼンに手渡した。

ゴードンが運んできた秘密文書の封筒が大使室の金庫で一時保管され、
その大使の秘書であるアサコ(清水まゆみ)が、
文書を渡せなかった責任を感じてアメリカに残って消息不明になった父と別れて以来、
開戦直後に共に帰国して育ての親になったザイゼンから、
「すぐ来てくれ」と電話で呼ばれてマンションに行くと、
羽田で勲章を渡した男が荒らされた室内で待っていて、
1941年の舞踏会のフィルムを映写して、
「金庫から秘密文書を今日中に盗み出して、
西伊豆の三津浜(みとはま)海岸のホテルスカンジナビアに持って来れば、
誘拐したザイゼンを返し、日本で生きている父親に会わせる」
と言って去った。

アサコは夜に大使館に来て金庫から封筒を取り出したが、
警備をしていた島に気づかれて、車で大使館から逃げてホテルに着くと、
ステラ・ポラリスの船体がホテルスカンジナビアとして生まれ変わっていたことを知り、
宿帳に父の名前があったので特別室に行くと、
彼女に盗みを命じた誘拐犯が「お前の父はあの後すぐに自殺した」と言って、
封筒を奪って中を見ると「鳩は再び飛ばない」とだけ書かれた文章があり、
その意味をアサコに問い詰めたが、
島が助けて男は逃げ去った。

アサコは島に人質を救うために文書を盗んだことを話し、
舞踏会が開かれているホテルのサロンに行くと、
島が呼び寄せたゴードンと30年ぶりに再会し、
息子のエドワードがアジアで戦死したことと、
紅林は自殺したに違いないと聞かされた。

アサコへの電話で見るように言われたホテルの近くの岩場にザイゼンが居て、
アサコと島とゴードンが行って洞穴の中を捜すと秘密の部屋があって、
3人がそこに閉じ込められゴードンから暗号の意味を聞き出そうとし、
ザイゼンに銃を突きつけた誘拐犯が現れ、
アサコが隠した文書の場所を聞き出そうとした。

アサコが一同を隠し場所であるサロンの花瓶のところに連れて行くが文書は無くなっていて、
手分けして捜すと船内をさまよっている船長を見つけ、
後を追うと、テーブルに置かれた船長の帽子の下に文書の封筒が置かれていた。

島が誘拐犯を殴ってザイゼンが銃を奪い、
ゴードンが電話をかけた大使が、
「戦争は中止で和平を結ぶことになったから、文書は破棄してくれ」
と言ったので、
ゴードンは一同に
「暗号の意味は指揮官が国境を越えて軍隊を攻め込ませることを命じるものだった」
と言った。

その時、ザイゼンがゴードンを撃って文書を奪い、
戦争を起こさせる世界的な陰の謀略組織のメンバーだとの正体を明かし、
アサコを育てたのはいつか利用できると思ったからだと言い、
グルだった誘拐犯と共に、隠していた伝書鳩に文書を付けて飛ばし、
それが最前線に運ばれて戦争が起こると言った。

一同は、テレビを観て臨時ニュースが報じられるのを待ったが、
実は誘拐犯の正体は記者で、
スクープのネタが得られることと引き換えに組んでいたザイゼンを突然裏切り、
ザイゼンが所属する謀略組織の悪事を暴くことが本当の狙いだったと言ってホテルから出て行こうとしたが、
ザイゼンの仲間がアクアラング姿で乗船して記者を殺した。

ニュースを待っていた一同の前に、
船長の衣装を来た紅林が現れ、アサコに
「お前と別れた後に自殺を図ったが、
文書を盗んだ者を見つけるまで死にきれず、
ステラ・ポラリスと共に日本に来た」
と言い、
さらに文書を盗んだのはザイゼンだとと言い
白を切るザイゼンにアサコは
「金庫から文書を盗んだ男が通訳の腕章をつけていたのを思い出した」
と言った。

紅林は死んだ伝書鳩を見せて文書を持っていたので、
ザイゼンは紅林を撃って、
島と乱闘になるうちに、アクアラングの男を間違って撃ち、
島がザイゼンを倒して、
紅林は文書が燃やされるのを見て息を引き取った。

実の親と育ての親と思い出の少年の3人とも失ってしまったアサコは、
30年前を思い出しながらサロンで島とワルツを踊った。

【感想】
第129回の『海賊ども上陸三歩前』に続いて、
フローティングホテル・スカンジナビアでロケをした回で、
実際にかつては世界中を航行していた客船のステラ・ポラリスだったという背景を活かして、
真珠湾攻撃を絡めた歴史的かつ国際的なストーリーにしたのではないかと思う。

(参照:ホテルスカンジナビアについて https://cinesal.hatenablog.com/entry/2026/03/28/155842

船内のほとんどのシーンはロケで撮影したようで、
レストランっぽい場所で、備品を壊さないように上手く格闘したりもしていた。

ただ、唯一舞踏会の会場のサロンだけは、
俯瞰のショットがあったり、ピンスポットっぽい照明があったりしたので、
撮影所内にセットを作ったと思われ、
実際の船内と比べて違和感がないように撮られていた。

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冒頭「1941年12月8日 開戦前夜」との字幕が映されるが、
真珠湾攻撃が行われたのが日本時間で8日の未明なので、
12月8日で通じるのは東アジアとオセアニアぐらいで、
現地のハワイをはじめ、世界的には12月7日の出来事なので、
字幕は単純ミス。

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船内でテレビを観た時に映っていたのは、
『キイハンター』と同じ東映製作のTBSの番組『キャプテンウルトラ』(1967年)で、
『キイハンター』の準レギュラーの端役の小林稔侍がキケロ星人役でレギュラー出演していた番組で、
彼の出演シーンが使われていた。

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木村元演じた記者が追い詰められて船から海に飛び込んだ後に撃たれてのけぞって死ぬのだが、
のけぞり過ぎて腰に巻いた鉛の重りが海水越しに写ってしまった。

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アサコを演じた清水まゆみは、
驚いた時の表情が、本当にとんでもないことが起こったと思わせるもので、
一瞬ドキッとさせられた。

ゴードン役の白人の俳優は、
撃たれて苦しんだ時に顔が真っ赤になっていて、
2人とも良い仕事。

エドワード役の白人少年は、
第132回『日本アルプス大追跡作戦』とかで以前出演していなかったかな?

『キイハンター 第164回 わたしは大空の死刑執行人』 ★★☆

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-05-22(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-15(金)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-16(土)鑑賞

監督:山内柏
脚本:池田雄一
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、露口茂、結城美栄子、田村奈巳、小林千枝、天本英世、ロルフ・ジェーサー(ロルフ・ジェッサー)、他
(丹波哲郎と千葉真一は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
ケセル外務次官を世界平和のためにネス共和国から密出国させようとしている記者のウチムラ(天本英世)は、
同乗者のノサカ(露口茂)に、
検問所近くに停めてあった車に乗り換えて、
1分遅れで検問所に向かってくるように命じた。

検問所でウチムラは、
「ある車のトランクにケセルが乗っているらしい」
と言って、ノサカの車の特徴を言い、
やって来たノサカの車はブレーキが壊されていて検問を突破し、
警備員が追ってきて、衝突事故を起こして止まり、
ウチムラの車は国境を突破して荷箱に隠れていたケセルを外に出して、
国際警察に身柄を預けた。

ウチムラは日本の自宅に戻ってきたが、
2人の娘のうちの長女サツキ(田村奈巳)は、
恋人のノサカが死んだと聞かされて気持ちが沈んでいた。

吹雪(川口浩)と島(谷隼人)が密かにケセルをウチムラの屋敷に連れて来て、
ケセルは箱根で開かれる国際平和会議でネス共和国の開戦の野望の書類を公表すると言ったが、
別の来客が来て玄関に行ったサツキが目にしたのはノサカで、
そこにウチムラが現れ、
ノサカは、ウチムラが自分を捨て石にしてスクープの手柄を独り占めしたことを恨んで、
ケネスがここにいることをスクープすると言い、
ウチムラは、世界平和が第一で、ノサカの考えは利己的だと言って対立し、
ウチムラはノサカを追い出し、
サツキは父にノサカと結婚すると言った。

ノサカを見送った二女のヤヨイ(小林千枝)が何者かに気絶させられ、
ネス大使館に車で運ばれたが、
それを見ていたノサカは大使館の車のトランクに隠れて大使館に潜入し、
ヤヨイを誘拐した大使館員(ロルフ・ジェッサー)がサツキに電話で、
「妹を助けたければ、ケセルと2人で車に乗って、その後はトランシーバーの指示に従え」
と言ったのを盗み聞きしたが、
大使館員に見つかって、
「お前ならケセルの居場所を見つけられると思って日本に返した」
と言って用済みになったノサカを殺そうとした。

大使館から出たノサカはサツキをクラブに呼び出し、
「ヤヨイの監禁場所から必ず救い出す」と言い、
サツキに誘拐の取引の隠し撮り用の小型カメラを渡した。

翌朝、ウチムラはケセルの髪形を真似て成りすましてサツキと車に乗り、
警備中の吹雪に
「ケセルは狙われているから、敵を引き付けている間に、旅行するために予約していた忍野富士急ホテルの特別室にケセルを移してくれ」
と言って車に乗って出かけ、
怪しんだ吹雪が尾行した。

サツキとウチムラは指示通りに西多摩湖に行き、
停めてあったヘリに乗ると黒煙を上げて墜落し、
サツキを尾行していたノサカは、
墜落写真付きの署名記事を載せることができて、
ウチムラの屋敷に行ってスクープ獲得合戦の勝利宣言をしようとしたが、
ウチムラは居なかった。

サツキは生きて病院に搬送されていて、
ノサカの記事を読んで復讐を誓い、
顔の火傷の治療をする美容整形外科医に「別の顔にして」と言い、
新聞記者の「メイ月村」(結城美栄子)を名乗って、
忍野富士急ホテルに行くと、
ノサカと吹雪と、ノサカが救出したと言い張るヤヨイをロビーで見かけた。

ノサカはヤヨイにも気があるように振る舞ってサツキと同じ言葉で口説き、、
彼女をケセルに同伴させて、ケセルを撮影するための小型カメラを渡し、
それを見ていたメイは、カメラに仕組まれた爆薬が墜落の原因だと気付き、
ヤヨイからカメラをひったくったが追って来たノサカに奪い返された。

それを見ていた吹雪は、
メイが落としたエメラルドの指輪を拾ってメイがサツキだと見抜き、
メイは「証拠をつかむまで公表しないで」と吹雪に頼んだ。

ホテルには大使館員も来ていて、
実は、ノサカは大使館を出る時に彼と取引をしていて、
彼から爆弾カメラを受け取ってケセルを殺そうとしたのであり、
翌日も同じ手口でケセルが乗るヘリを墜落させようとした。

メイはヤヨイの客室を訪ね、
ヤヨイはすぐにサツキだと気付き、
メイは、父のヘリを墜落させたのはノサカだと言い、
明日も殺そうとしている証拠をつかんでほしいとヤヨイに頼んだ。

翌朝、ヤヨイはノサカからのカメラを持ってケセルと共にホテル前から島が操縦するヘリに乗り、
追跡するノサカの車にメイが潜んでいて、
彼女が小型カメラを手にしているのに気づいたノサカは
「この中には爆弾が仕込んであってもうすぐ爆発する」
と言ってカメラを奪って捨てるとセットした8時になって爆発し、
ノサカはメイのエメラルドの指輪でサツキだと気付いた。

吹雪がメイを助け出して、ノサカらは2人に向かって発砲し、
それを見た島がヘリでノサカを襲い、
ノサカは車で逃げて横転して、傷ついたノサカがはい出て倒れ、
「ノサカさん!」と言って駆け寄ったメイの姿を見て、
サツキだと思いながら死んだ。

 

【感想】
今回は、落ち着いてしっかりした作りの作品で、
顔に包帯を巻かれたサツキのアップとか、
吹雪が立っている後ろの方に着陸するヘリとか、
構図もキマっている。

--

2機のヘリコプターが、中盤と終盤でそれぞれ登場し、
2機目の方は東京エアーラインズのふじ号。

墜落する1機目も「JA7438」の番号がふられている同じ機体で、
「東京エアーラインズ」「ふじ」の2か所にテープを貼って隠すことで、
異なる2機の機体に見せかけている。

同社のヘリは、第53回の『皆殺しの標的』の伊豆大島ロケでも使用。

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島がヘリを操縦できることを見せたのは初めてだと思う。
(もちろん、谷隼人が実際に操縦しているわけではない)

もっとも、『キイハンター』のメンバーは結構なんでも操縦できる設定になっていて、
ヘリは吹雪や小田切、小型飛行機は風間も操縦して見せていたはず。

--

ウチムラの屋敷の外観は、
第111回『成金泥棒たちの国際会議』でも使われた場所だと思うが、
さらに、門の外側からのショットが「○○国大使館」として何度も使われた所だと思う。

忍野富士急ホテルは閉館して、
現在は忍野しのびの里になっている。

--

今回の放映は「いわゆる放送禁止用語」のカットはなかった。

『キイハンター 第163回 南の海を渡る殺人部隊』 ★★☆

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-05-15(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-14(木)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-15(金)鑑賞

監督;村山新治
脚本:佐藤純弥(佐藤純彌)
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、中丸忠雄、清水まゆみ、山本耕一、加藤嘉、佐々木功、内田稔、佐藤晟也、北村総一郎(北村総一朗)、他
(丹波哲郎と千葉真一は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
「ベトネシァ戦争写真展」を開催したヤン(佐々木功)を、
小田切(中丸忠雄)が麻薬密輸の疑いで監視していて、
仕事を終えたヤンが新宿駅のコインロッカーから黒いボストンバッグを取り出して駐車場の車で出発し、
追おうとした小田切の車が通りがかりのサチコ(清水まゆみ)の車とぶつかり、
「今日の4時に芝浦ふ頭で、私の婚約者でべトネシア独立党員のフォン(山本耕一)が、
独立資金を得るために1億円の麻薬の取引をするから止めさせたい」
と言われたので、
小田切は彼女を現地に連れて行った。

ふ頭の倉庫に入ったフォンと仲間2人が取引相手に黒いボストンバッグを渡すと、
フォンの知らない間にヘロインが小麦粉にすり替えられていたので、
相手と銃撃戦になり、
小田切はサチコを残して1人で倉庫に入ると、
フォンが撃たれて、取引相手の生き残り(佐藤晟也)が逃げて行き、
フォンを担いで倉庫を出ると、サチコは消えていた。

病院で目覚めたフォンは小田切に、
「党から渡されたヘロインはニセモノで、麻薬密輸に反対した俺を党が死なせようとした」
と言い、
「俺とヤンとあと2人が、アジトのサチコのマンションにヘロインを運んでボストンバッグに入れ
バッグをコインロッカーに入れたサチコがマンションに戻って鍵をヤンに渡したが、
ヤンはボスに報告しに行くと言って鍵を俺に渡して出て行き、
1時間後に取引相手から電話がかかったので、
3人で渋谷駅のコインロッカーからバッグを取り出して、
4時に芝浦ふ頭に行った」
と言ったので、
フォンたちはおとりで、ヤンが別の場所で取引をして、
サチコは小田切の尾行を妨害するために車をぶつけたと小田切は考えた。

その時、ファンが窓の外から狙撃され、
死ぬ前に言い残したサチコのマンションに小田切が行くと、
室内が荒らされていて、浴室にヤンの銃殺死体を見つけ、
直後にべトネシア独立党日本支部長のリュウ(加藤嘉)が入ってきて、
彼は、
「党本部から送られた麻薬の取引に私は反対したが、
フォンとヤンは取引を主張したので、
結論は保留にして麻薬を金庫に入れた」
と言った。

小田切は、サチコがヤンを裏切ってヘロインを売った1億円を独り占めして逃げたと考えたが、
リュウは、ベトネシアで一緒に戦って政府軍に捕らえられたサチコの父のミスター西谷の写真入りペンダントを室内で見つけ、
それを置いていくはずがないから、ヤンを殺した者に連れ去られたと主張した。

そこに、芝浦ふ頭での取引相手から電話がかかってきて、
サチコを人質にとって、受け取っていないヘロインを要求したが、
リュウはヘロイン調達に2週間かかると言って自分も人質になると答えた。

小田切の要請で、島(谷隼人)がネックレス型の電波発信器を持ってきて、
リュウは敵のアジトに連れていかれ、
そこに居たサチコから、
「ヤンが『党の命令だ』と言ってフォンをおとりにすることにしたが、見捨てられずに小田切にフォンの救出を頼んだ」
と聞いて、サチコに「お守りだ」と言ってネックレスを身に付けさせた。

小田切と島が敵のアジトのアジアエンタープライズに忍び込んでサチコとリュウを救出したが、
外に出ると別の一団が車で現れてサチコを拉致していき、
2つのグループで撃ち合いになって、
小田切と島とリュウはサチコの車を追った。

発信器によって突き止めた場所は、
麻薬密輸疑惑のべトネシア貿易社長のキダのマンションで、
室内に踏み込むとキダとサチコとヘロイン入りのボストンバッグがあった。

リュウと小田切に独立党日本支部に連れて来られたサチコは、
「べトネシア政府につながりのあるキダの愛人になることで、
1億円と引き換えに父を釈放してもらおうとして、
ヤンに協力を頼むと体を要求され、
おとりにするために巻き込んだフォンにも体を要求され、
1億円を独り占めしようとしたヤンを殺した」
と言った。

しかし、島が持ってきた戸籍謄本で西谷に娘がいないことが判り、
サチコは独立党の壊滅を命じられた政府軍のスパイのリエンだと正体を明かし、
隠し持った銃で全員を殺した後に、
1億円のヘロインと芝浦ふ頭で手に入れた1億円とで日本で優雅に暮らすと言った。

リュウが同じべトネシア人としてサチコを説得しようとするが、
サチコは政府軍と革命軍に家族を殺されたと言ってリュウを撃ち、
リュウも隠し持った銃でスパイのサチコを撃ち殺し、
革命勢力が崩壊したとの知らせが入ったと若い党員たちに言い残して死んだ。

 

【感想】
第34回『墓を掘る殺し屋たち』の
「何が起こったかの真相が証言者ごとに異なる『羅生門』スタイルのストーリー」
と同じ要素がある作品で、
脚本はどちらも佐藤純彌。

ここではさらに、
「祖国の革命の実現が第一だから、自分たちのせいで無関係な人々が被害を被っても構わない(具体的には日本人の麻薬中毒者が増える)」
のか
「自分たちのせいで無関係な人を不幸にしてはいけない」
のかの選択を迫られる場面が多く、
そのせいで、人情が前面に出る作風なのだが、
そのために加藤嘉に人情派の役をキャスティングしたのは良かった。

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内田稔は、麻薬が切れてヤンから買うための写真店に来た麻薬中毒の男の役。

北村総一朗はおそらく、
革命党のボスのリュウをアジトに連れて行く取引相手の手下の役だが、
眼帯にサングラスをかけているので、
はっきりと識別できない。

2シーンのみの登場で、
台詞は「リュウか?」のみで、
他にハッキリと写って台詞も多い役があったのに、
俳優名がクレジットされなかった人が何人もいたと思われるのが謎。

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新宿駅のシーンは、何人かがカメラの方を振り向いたので、
ゲリラ撮影だと思われるが、
中丸忠雄クラスの俳優でも、
一般の通行人にはない雰囲気を醸し出していたので、
撮影を気づかれたのではないかと思う。

サチコが住む「神宮前マンション」は架空の名前。

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今回の放映も、いわゆる放送禁止用語のカットはなかった。

『キイハンター 第162回 蒸気機関車大渓谷の決戦』 ★★☆

『キイハンター 第162回 蒸気機関車大渓谷の決戦』 ★★

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-05-08(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-13(水)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-14(木)鑑賞

監督;竹本弘一
脚本:高久進
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、千葉真一、宮内洋、南原宏治、深江章喜、原良子、宮口二朗(宮口二郎)、堀田真三(堀田眞三)、他
(丹波哲郎は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
(前回からの続き)
革命委員会との格闘の末、風間(千葉真一)は捕らえられ、
リコ(深江章喜)を安全な国に逃がす革命委員会の男(ロルフ・ジェッサー)が車で迎えに来たが、
実は彼は敵国のヒスラル共和国の男で、
日本支部のボス(南原宏治)と幹部(宮口二郎)がひそかに百万ドルと引き換えに引き渡し、
リコはヒスラルで裁判なしで公開処刑されると話し、
その会話を、盗聴器を仕掛けたアキ(原良子)が聞いていた。

アキは、監禁されていた風間に手錠の鍵を渡して助け出し、
「リコが逃げようとしているから、捕まえて北の方にある小屋に連れて行って」
と言った。

リコが迎えの車に乗ろうとした時、
風間が銃で脅して、自分が付けられていた手錠でリコとつながった状態で逃げていき、
組織の部下も追って来た。

アキが風間を逃がしたと知ったボスは、
アキを捕まえて、
「革命委員会とヒスラル国の休戦の取り決めでリコの引き渡す」
と言い
アキを拷問にかけてリコの居場所を聞き出そうとし、
次に、アキを脱走させて尾行して居場所を探ろうとした。

小屋の近くまで来たアキは風間に助けられ、
リコは組織に裏切られたことを信じなかったが、
アキの拷問の傷を見て信じるようになった。

小屋に追手が迫り、
足手まといになると思ったアキは、
「革命委員会の悪事を世界に公表して」
とリコに託し、
リコと風間を逃がすために小屋に残って銃で追っ手を食い止めると言ったが、
1発しかない弾丸を自殺のために使った。

小屋から逃げた時にリコが脚を撃たれ、
風間は敵の裏をかいて尾小屋駅から尾小屋鉄道に乗って逃げることにし、
風間が敵の警備をかいくぐって機関誌を倒してSLを発車させ、
リコを乗せたが、風間は撃たれて落ちた。

風間は山の中を通って列車に追いついてリコに列車に引き上げられ、
尾小屋駅にいた敵がジープで追いついて飛び乗り、
風間が客車の屋根の上で格闘して全員を叩き落したが、
鉱山からボスも列車を追って来たので、
風間とリコは列車から降りて徒歩で逃げるも、
やがて追い詰められた。

そこに、東京から応援に来た吹雪(川口浩)と島(谷隼人)が現れて一同を倒し、
ホテルながやまにいたユミ(大川栄子)と壇(宮内洋)も合流し、
リコはボスを撃ち殺そうとしたが、
アキがリコに託した暴露を優先させ復讐はやめた。

 

【感想】
前回(第161回)の続編で、
前半は恋愛がらみの湿っぽさもあるゆっくりした展開だが、
後半に入って前回と同様の走る列車の上でのアクションが見どころ、

千葉ちゃんやエキストラだけでなく、
敵の幹部役の宮口二郎も本人が客車の屋根の上でアクションをやっていて、
屋根で小走りしたり、
屋根から線路わきに落とされて斜面を転げ落ちたり、
特に千葉ちゃんに背負い投げされるのは、
上手く投げられないと落ちちゃうから、とても危ない。

彼は発砲の場面でも、
ポーズをキメて撃つのが一味違う。

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列車の進行方向は、
劇中の設定では、前回が新小松駅から鉱山がある尾小屋駅に向かっていて、
今回は逆方向だが、
画面ではどちらも左から右に進んでいた。

あと、千葉ちゃんが列車の左側から飛び乗ろうとして、
カットが変わると右側にぶら下がっていたりも。

列車を使った撮影は「走り直し」「撮り直し」が簡単にできないので、
バレないことを期待しての、こんなこともあるだろう。

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風間がSLを発車させた駅は、
尾小屋鉄道の終着駅の尾小屋駅の設定だと思われるが、
劇中で駅名は示されず、
ロケ地の特定もできなかった。

『キイハンター 第161回 荒野の列車大襲撃作戦』 ★★☆

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-05-01(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-12(火)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-13(水)鑑賞

監督;竹本弘一
脚本:高久進
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、千葉真一、宮内洋、南原宏治、深江章喜、原良子、宮口二朗(宮口二郎)、堀田真三(堀田眞三)、他
(丹波哲郎は出演なし)

 

【あらすじ、ネタバレあり】
ヒスラル共和国の飛行機を爆破し国際指名手配された、
アラビア革命委員会の一員の「砂漠の星」ことリコ(深江章喜)が東京にいるとの情報により、
その組織の日本支部の一員とみられるアキ(原良子)を
啓子(野際陽子)と壇(宮内洋)と島(谷隼人)が尾行し、
隠れ家の山荘を突きとめてリコを逮捕し、アキは逃げた。

組織は拘置所からリコを救い出すために、
赤坂プラザ前でユミ(大川栄子)を拉致して、
キイハンターに電話で
「翌日に全日空機で小松空港に飛び、
ホテルながやまにリコを連れて来い」
と言った。

風間と、リコと手錠でつながった壇がホテルの客室に入ったが、
組織の男(宮口二郎)が予め忍び込んで、
トイレに手錠の合鍵を隠した後に窓の外に隠れていて、
アキが風間をホテルのロビーに打ち合わせのために呼び出した隙にリコを助けようとしたが、
風間が戻って来て失敗した。

風間たち3人は、取引場所の尾小屋鉱山に向かうために尾小屋鉄道に新小牧駅から乗ると、
昨日の男が駅員に化けていたのを見つけた風間は後を追ったが、
その間に、アキを含めた組織の人間に乗っ取られた列車が発車して、
乗っていた壇は捕らえられた。

風間はジープで列車を追って、トンネルの出口の上から客車の屋根に飛び降り、
鉄橋の上を走る列車から落とされようとしていた壇を助け、
壇が手下たちと撃ち合っている隙に、
風間が先頭車の連結器を切って組織の人間たちを逃げられないようにしようとしたが、
リコは切り離した前の方の客車に乗り換えて鉱山に向かっていき、
残された風間と壇はアキを人質に取って、
リコが彼女を愛していて、ユミとの交換に応じることに賭けた。

日本支部のボス(南原宏治)は、
リコを取り戻せたので、アキを見捨ててユミを殺そうとしたが、
リコがアキを取り戻すことを望んだので、
ボスは受け入れて、風間たちがたどり着いた鉱山の第1の廃墟に電話をかけ、
第2の廃墟でアキとユミの交換を申し出た。

ユミとアキの交換の取引が始まり、
交換後に周囲を包囲した手下たちがキイハンターを皆殺しにしようとしたが、
風間たちが爆薬で煙幕を張って壇がユミを連れて逃げ、
風間は手下たちと格闘になった。

(次回に続く)

 

【感想】
走行する列車を使ったアクションと、
鉱山での挌闘や爆破のアクションが見どころ。

列車の方は、
客車の屋根に飛び降りるとか、
屋根の上を歩くとか、
屋根からぶら下がるとか、
客車から身を乗り出すとか、
落ちて線路わきの斜面を転げ落ちるとか、
連結器の下に潜り込むとか、
見た目よりも危なそうなことを色々とやっている。

鉱山でのアクションは、
スタントマンの皆さんの見せ場。

--

ロケ地の片山津温泉の「ホテルながやま」は、
「大江戸温泉物語 ながやま」になって営業中。

尾小屋鉱山は、放送された1971年閉山し、
鉱山と小松市をつないだ尾小屋鉄道は1977年に廃止で、
現役で使われていたSLが走る。
(当時は国鉄でも一部でSLが使われていた)

このような地方の協力者があっての作品なので、
視聴者としても感謝。

『キイハンター 第160回 墓場に消えた現金輸送車』 ★★

カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-04-24(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-11(月)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-12(火)鑑賞

監督:佐藤肇
脚本:高久進、佐藤肇
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、中丸忠雄、宮内洋、弓恵子、川辺久造、今井健二、中村孝雄、高見エミリー(鳩山エミリー)、他
(丹波哲郎と千葉真一は出演なし)

 

【あらすじ(途中まで)、ネタバレあり】
毎週米軍基地に2億円を運ぶパシフィック銀行の現金輸送車を、
お互いに顔を知らない首謀者1人と実行犯2人の3人組が強奪し、
ほとぼりが冷めてから各自に配った木彫りの人形を目印に、
その持ち主同士で山分けする計画を実行した。

乗員の中で唯一生き残ったマミヤ(川辺久造)が近くの公衆電話から国際警察に電話をかけ、
小田切(中丸忠雄)と壇(宮内洋)が、犯人が覆面に使ったストッキングを見つけ、
警察犬に追跡させて近くの墓地に居た2人組を見つけ、
マミヤは犯人に似ていると言ったが、
2人は2億円を持っておらず犯行も否認し、
不起訴処分で釈放された。

それ以来、2人組の1人(中村孝雄)はマミヤの家に現れ、
彼と妻(弓恵子)と1人娘のユカリ(高見エミリー)たちを付け狙うようになり、
2人組のお礼参りを予想した小田切はマミヤの家に出入りするようにした。

男はお金の要求はしないので、
マミヤが5百万円払うとの取引を持ち掛け、
お金を受け取ったところで小田切が恐喝罪で捕らえる作戦を立てたが、
事情を知らないユカリが取引現場に現れ、
「お金を払ったら負け」と言って取引を妨害した。

男はマミヤにより強い脅迫の電話をかけたので、
マミヤはひそかに家を抜け出して、
同じ取引場所に800万円を置いて立ち去り、
男がそれを受け取ったが、
2人組のもう1人(今井健二)が男を殺して800万円を奪い、
脅迫をエスカレートさせて、「国際警察を殺せ」との置手紙と、
死んだ仲間が持っていた木彫りの人形を玄関先に置いた。

マミヤは自宅に居た小田切を猟銃で撃つが弾は外れ、
小田切は猟銃を奪ってマミヤを尋問し、
そんな小田切に不信感を抱いたユカリは、
家の近くの公衆電話から国際警察に電話をかけて確認しようとした。

そこに男が現れてユカリを連れ去ろうとし、
小田切に追われた2人がたどり着いた港で、
小田切が怪しいコンテナの中を調べると、
男が小田切を閉じ込めたが、
その間にユカリは物陰に隠れ、
男が去った後に小田切を助けた。

男は家に行って、マミヤが2億円強奪の計画を立てた3人目だと見抜き、
2人が埋めた場所から2億円が消えていたのを釈放後に気づいたので、
マミヤを脅して2億円を取り戻そうとしたが、
マミヤが逆に男を殴り殺した。

マミヤは妻に、部下が2億円を使い込んで自殺したので、
盗んだ2億円を密かに銀行に返したことを話したが、
男は死んでいなくてそれを聞いていたので、
マミヤは男を浴槽でおぼれさせて殺し、妻と逃亡しようとした。

(以後は未見)

 

【感想】
「行動が理解不能な登場人物が多い」なのが問題な回で、
特に、首謀者が考えた計画だと、自分が殺される恐れがあったこと。

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取引現場になった工事中のような場所は、
道路のような上面も、ガード下のような場所も、
『キイハンター』ではたびたびロケに使われたところで、
背景に品川火力発電所(今と違って煙突が3本あった)が見えたことから、
JR貨物の東京貨物ターミナル駅(1973年開業)から浜松町駅の方まで続く東海道貨物線の建設現場で、
住所は東京都港区港南5丁目あたりだと思う。