シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

『second』 ★★

2019年、日本、カラー、1:2.35、日本語、5分

【監督&脚本&製作】岡本貴也

参照リンク:

https://www.youtube.com/watch?v=Xs9ET-q1yYQ

https://www.ashitanoshow.tv/blank-84

https://tachikawaeiga.com/5kai/5kaiprog/

2019/12/17(火)04:00放送、10分、TOKYO MXTV、2019/12/17(火)鑑賞

【ストーリー】

 車にひかれて死が迫ったサラリーマンの男は、路上に横たわって人生を振り返って、好き勝手に自由に生きる別の人生の妄想を始める。

 でも、自然に暮らしていた普通の自分の人生の良さを思い直し、事故現場に現れた妻の力で息を吹き返した。

【感想】

 カット割りが速いとは気づいていたが、大半のカットがきっちり1秒間なのは後で知った。

 BGMが様々なテンポだったなどの理由から気付かなかったと思うが、気にならなくて良かったと思う。

 速いカットで展開を速くして詰め込んだ感じだが、5分という尺をテンポよく気分良い作風の作品に仕上げるとしたら、ストーリー性やドラマ性を重視するよりこの作り方の方が合っていると思う。

『さらち』 ★★

2018年、日本、カラー、1:1.78、日本語、9分

【監督&脚本&製作】手塚悟

参照リンク:

https://www.youtube.com/watch?v=VbxOWOwZUTU

https://www.ashitanoshow.tv/blank-84

https://tachikawaeiga.com/5kai/5kaiprog/

2019/12/17(火)04:00放送、6分、TOKYO MXTV、2019/12/17(火)鑑賞

【ストーリー】

 ミュージシャンの男が以前住んでいたアパート跡の更地を訪ねると、隣に同じように訪ねてきて泣き崩れた女と出会った。

 彼女を気にした通りがかりのおばさんが女を自宅に連れて行き、男は1人残された。

【感想】

 タイトルとナレーションがフランス語。

 でも、短編映画は直感で観る作風の方が合っていると思うので、フランス語の日本語訳字幕を読んで考えながら観るような作風は、頭を使う方に気を取られて合ってないと思った。

 とはいえ、「フランス映画っぽくしたのはミスチョイスで、別の良い選択肢があった」とも言い切れないのだが…。

『就職面接』 ★☆

2019年、日本、カラー、1:1.78、日本語、9分

【監督&脚本&製作】千村義也

参照リンク:

https://www.ashitanoshow.tv/blank-84

https://tachikawaeiga.com/5kai/5kaiprog/

2019/12/17(火)04:00放送、TOKYO MXTV、2019/12/17(火)鑑賞

【ストーリー】

 製薬会社の面接会場に、世間知らずな志望者たちがやって来る。

 2人の面接官にもドラマが起こる。

【感想】

 「急遽作った作品」とのことで、その言葉通り作りは安直っぽい。(「面接会場」と書いたホワイトボードを背後に置くなんて、アダルトビデオみたい。)

 それはたいして気にしないのだが、ジャンルがただでさえ難しそうな「コメディ」なのに、さらにその中でもテンポや抑揚の取り方が少しでも間違えると笑いを取れない「ナンセンス」系なので、「難しいジャンルだったかな?」という結果。

『桃の缶詰』 ★★

2018年、日本、カラー、1:1.78、日本語、10分

【監督&脚本&製作】川上信也

参照リンク:

https://www.ashitanoshow.tv/blank-79

https://www.shortshorts.org/2018/prg/ja/2236

2019/12/03(火)04:00放送、10分、TOKYO MXTV、2019/12/03(火)鑑賞

【ストーリー】

 桃の缶詰が大好きで、最後の晩餐のためにとお守りのようにそれを持って海外に長期撮影に行くカメラマンの男。

 留守がちな事に不満な同居する女が「桃よりも、残される私の気持ちも解ってよ」と言った事で、男は缶詰をおいて北極にクジラを撮りに行って帰らぬ人となる。

 女は残された缶詰に八つ当たりするが、海辺でクジラになった男の幻影を見て、一緒に缶詰を食べた。

【感想】

 10分と短い作品なのでストーリー性はないが、CMを手掛けている監督ならではの、CMの印象も感じる映像と演出が手堅い。

 海に行くところで話が飛んでいるのだが、クジラを見たから缶詰を食べようと思ったのではなく、家を出た時から海で食べると決めていたのかな?(桃缶を開けるには、缶切りも持って行かないといけない)

 そこが少しひっかかったけど、たいした問題ではない。

『ペールブルーがかさなる』 ★☆

2019年、日本、カラー、1:1.78、日本語、30分(放映時25分)

【監督& 脚本&編集】田中麻子

参照リンク:

https://www.ashitanoshow.tv/blank-79

https://www.youtube.com/watch?v=f1-6AKydOR4

2019/11/26(火)04:00放送、25分、TOKYO MXTV、2019/11/26(火)鑑賞

【ストーリー】

 23 歳の留凪は、天職を見つけられずバイトを転々とし、友人が働くスーパーのレジ打ちの仕事に就いた。

 会社員の兄が、上司に押し付けられるだけの仕事にやりがいを見失い、留凪は今の仕事に向き合って意義を感じ始めている気持ちを兄に話し、2人の人生は続いていく。

【感想】

 やりがいを見つけられずに見た目ルーズな日々を送る登場人物たちの話で、作風もそれに合わせてボソボソしゃべって緩い感じ。

 一方、様々な短編映画を見た上の印象では、短編は長編のようにストーリーをじっくり描くのではなく、勢いを前面に出してテンポを速くして短時間に詰め込んで収める方が面白くなる気がする。

 どちらかが正解とは決まってないとは思うけど…。

『東京彗星』★★

2017年、日本、カラー、1:2.35、日本語、29分

【監督】洞内広樹

参照リンク:

https://www.tokyocomet-short.com/

https://www.ashitanoshow.tv/blank-19

2019/11/05(火)04:00放送、25分、TOKYO MXTV、2019/11/05(火)鑑賞

【ストーリー】
 1年後の2022年に東京に彗星が激突することが判り、人々は逃げ出して、東京には避難できない人とあえて残る道を選んだ人たちがわずかに残るだけの無法地帯になった。
 小学生のショウは、1人学童疎開で岩手に行ったが、失業して気力を失って東京に残った唯一の家族の兄のソラが気になり、予定日の直前に1人東京に戻る。
 ショウは出会った老人に助けられソラと再会して、2022年4月1日の彗星衝突を迎える。
 3人は、爆風や大津波から生き残り、老人は去って2人の兄弟は東京で生活をしていた2022年6月、東京を震源とする大地震が日本全域を襲うとの警報が鳴った。

【感想】
 オリジナルは29分らしいが、放映されたのは25分。
 カットされたのと、低予算のために大災害のそのものズバリの描写を描くことはできないなどの理由で、ところどころ端折られてあるべきシーンが抜けている印象を受ける。

 スペクタクルや群衆の映像は撮れないとはいえ、ニュース映像やSNSの画面を作って挿入したり、ひとけのない街の映像などの非常事態をイメージする様々な映像を挿入し続けり、既存の手持ちカメラを小刻みに動かしたり逆光を多用したりノイズっぽい音を流し続けたりして緊張感を高めたりの数々の工夫で、低予算を感じさせないことは上手く出来ている。

 疎開先か東日本大震災の岩手だったり、ラストが(東日本大震災の発生日時を連想する)2022年6月22日の深夜2時46分だったりで、首都直下地震を意識したストーリーになっていて、そんな事態になった時の人々の行動を予想して映像化して見せた作品。

 科学的に変なこととか、「そんな行動するか?」とかの細かいことはいろいろ指摘できるが、気にしなければ「まとまりのある作品」にはなっていると思う。

『still dark』 ★★

2019年、日本、カラー、1:2.35、日本語、40分

【監督&脚本&出演】高橋雄祐

参照リンク:
https://www.ashitanoshow.tv/blank-78

2019/10/22&29(火)04:00放送 TOKYO MXTV、2019/10/29(火)鑑賞

【ストーリー】
 盲目の青年がレストランを訪ね、店のナポリタンが美味しかったから料理人になるために働きたいと言った。

 店主は、1か月後にパスタの試験を行い、合格なら雇うと言った。

 それまで、研修として厨房で働き、当初失敗していた洗い物や下ごしらえの仕事もこなしていき、先輩の料理人とも仲良くなって、閉店後に彼からパスタ作りを教わった。

 試験の日になり、青年は最後に仕上げで失敗し、別のレストランを探すことになった。
【感想】

 作品の特徴は監督の前作『Drum boy』と同じ。

 即ち、

  (1)会話の芝居を見せることが中心

  (2)ストーリーはシンプルで、速く展開はしない

  (3)映像の緊張度と安定度が高い

 (1)のように、主人公と先輩の2人が意気投合して楽しそうにやりとりする様子を描くことに一番尺を割いている。

 でも、楽しそうな2人自身の気持ち程には、傍で見ている私には楽しさを感じられず、登場人物たちの気持ちとの間のギャップが大きかった。

 すぐに仲良くなってずっと仲良くしているので、例えばその関係が悪くなったりしてドラマチックな展開にしていたら、もっと入り込めたかもしれないと思った。