カラー、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1971-06-05(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-05-19(火)22:00~23:00 J:COM BS再放送
2026-05-20(水)鑑賞
監督;鷹森立一
脚本:池田雄一
出演:野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、ジェリー藤尾、小松方正、田口計、佐々木功、賀川雪絵(賀川ゆき絵)、曽我町子、大泉滉、小林稔侍、玉川良一、他
(丹波哲郎は出演なし)
【あらすじ、ネタバレあり】
スリの男(玉川良一)が、夜の新宿で3人組の銀行強盗に出くわしたので、
彼らの逃走用の車のトランクに身を隠し、
アジトにたどり着いて、天井裏から様子を見た。
そこに、強盗の計画を立てた「赤ずきん」(小松方正)が4億円を独り占めしようとして3人を撃ったが、
サメジマ(ジェリー藤尾)だけは部屋から逃げ出していて、
スリが天井を破って落ちてきて赤ずきんに殺されそうになった時に、
赤ずきんが心臓発作で苦しみだし、
スリは赤ずきんの頭巾を取って2億円入りのトランク2つを持ち出した。
アジトの外で待っていたサメジマがスリの男の写真を撮って、
スリを「素顔を見た者は必ず殺す赤ずきん」だと勘違いして、
「俺が死ねばあんたの顔は警視庁に自動的に届くようになっている」
と言って脅し、
4億円を山分けしてケースを1つだけ持って消え去った。
スリはサウナに通い詰めて、
サウナガールたちにチヤホヤされて従業員の男(小林稔侍)のイカサマ賭博で金を奪われ続けたが、
サウナのホアシ社長(田口計)はシンジケートの大幹部の座を得るために2億円を集めようとしていて、
その競争相手のサメジマを殺すために謎の女殺し屋(賀川雪絵)をサウナの社長室に呼んで雇い、
その様子をスリがのぞいていて、
サメジマを殺されたら自分が警察に捕まると思った。
シンジケートの大幹部を決める総会が、
富士急ハイランドの近くの別荘で行われることになり、
サメジマたちが参加するとの情報を得た吹雪(川口浩)と島(谷隼人)と風間(千葉真一)が捜査することになり、
ユミ(大川栄子)はハイランドホテルで待機して東京の啓子(野際陽子)との連絡係を務めることになったが、
ユミが落として通りがかったスリが拾ってユミに渡した写真にサメジマが写っていたので、
スリはユミが女殺し屋だと思った。
サメジマが泊っているホテルの308号室のドアの部屋番号が壊れて、
ユミの303号室のようになっていたので、
ユミが間違って入ってしまい、
サメジマは愛人のふで子(曽我町子)と部下(佐々木功)と一緒に居たロビーから308号室に戻った後、
残った2人がサメジマを殺して2億円を奪ってトンズラする話し合いをしていて、
それをスリと女殺し屋が聞いていた、
サメジマは入浴していたユミと308号室で鉢合わせになり、
ユミは相手がサメジマだと気付いて、
「オジサマ殺しのユミ」を名乗ってサメジマに近づいて探ろうとしたが、
スリが入って来て「その女はホアシに雇われた殺し屋だ」と言って、
ユミのバッグからサメジマの写真を取り出した。
そこにふで子と部下が入ってきたので、
スリはサメジマに
「この2人もあなたを殺そうとしている」
と言ったが、サメジマはふで子にぞっこんで信じなかった。
サメジマはユミを自室に監禁し、
ホアシとサウナ従業員を監視していたふで子と手下はホテルに来たことをサメジマに報告し、
サメジマをホアシを襲撃するために2人に合流しようとしたが、
スリはサメジマを殴って縛ってふで子たちに殺されないようにした。
山道でホアシの車が来るのを待っていたスリは、
連れて来たユミに
「雇い主のホアシの車を止めて外におびき出せ」
と命じ、
ユミはホアシたちに「この車は狙われている」と言った。
スリが赤ずきんをかぶって車を襲おうとしたが、
先に本物の赤ずきんが車に向かって発砲して飛び出したホアシと従業員を殺し、
持っていた2億円を奪ったが、
ふで子と部下が赤ずきんをサメジマだと思って射殺しようとし、
赤ずきんは心臓発作が起こって倒れ、
ふで子は部下を裏切って刺し殺して2億円を独り占めして去って行き、
そこに女殺し屋が現れて、
実は赤ずきんの妻だった彼女は赤ずきんを助けてお金を取り戻す話をしながら去って行き、
車の下に隠れてずっと見ていユミが飛び出して去って行き、
ユミがサメジマを殺しに行ったと思ったスリは後を追った。
308号室にふで子が2億円を持って帰って来ると、
殺したはずのサメジマが縛られた状態で生きていたので驚き、
改めて背後から刺し殺そうとした時に、
スリが帰って来てサメジマを救った。
スリが見張っていてサメジマを殺せないふで子は、
密かに銃を持って客室を出て、
ドアの外から煙と赤いライトで廊下で火事が起こったと見せかけ、
スリとサメジマはそれぞれ自分のトランクを持って窓から逃げたが、
赤ずきんと女殺し屋の夫婦が現れて発砲したので逃げた。
そこに、ユミと東京から来た啓子も現れたので、
スリはサメジマにトランク2つを持たせて逃がしてユミたちを食い止めようとしたが倒され、
サメジマは、富士急ハイランドのお化け屋敷に逃げ込むと、
お化けの扮装をしたふで子が襲って来たので逃げ出し、
待ち伏せした啓子とユミは、サメジマを取り逃がしてふで子の方を縄で縛りあげた。
赤ずきんがサメジマに発砲したので、
サメジマに駆け寄って来たスリからサメジマは逃げてジェットコースターに乗り、
女殺し屋とスリも乗りこんで、赤ずきんがコースターを動かし、
走るコースターの上でサメジマを殺そうとした殺し屋をスリが救った。
サメジマとスリがトランクを持って総会が開かれる別荘に来て、
大幹部の座が得られると思ったが、
ユミも含めたキイハンターたちが居てシンジケートの総会の出席者を全員逮捕していて、
捕まったサメジマは、スリを撮影した未現像のフィルムをスリに渡したが、
それもキイハンターが没収してスリも捕まることになった。
【感想】
実質、玉川良一とジェリー藤尾と大川栄子が主演のコメディで、
『キイハンター』の本流から外れた悪ふざけの回なのだが、
複数の登場人物が他人を勘違いすることで入り組んだストーリーにさせながら成立させるという、
頭を使った仕事を見せる。
--
ロケ地は、
冒頭の玉川良一が大泉滉の財布をスるのが、
歌舞伎町の新宿ミラノ座前で、
今の歌舞伎町タワーとアパホテルの間の道路あたり。
その後、銀行強盗たちに出くわすのは、
背景に小田急百貨店が写ったので、新宿駅の西口側。