シネサルの「映画のブログ」

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『キイハンター 第103回 ダイヤルMに呼ばれた男』 ★★

モノクロ、1:1.33、48分(次回予告を除く実測値)
1970-03-14(土)21:00~21:56 TBS放映
2026-02-19(木)22:00~22:00 J:COM BS再放送
2025-02-20(金)鑑賞
2026-07-03(金)03:30~04:30 J:COM BS再放送
2026-07-03(金)再鑑賞

監督:佐藤肇
脚本:高久進、佐藤肇
出演:丹波哲郎、野際陽子、谷隼人、大川栄子、宮内洋、深江章喜、三条泰子、高橋昌也、宗方勝巳、西沢利明、他
(川口浩と千葉真一は出演なし、丹波哲郎は過去のフッテージを流用した1カットのみの出演)


 

【あらすじ、ネタバレあり】
右手に大きな指輪をした男の手が電話機のダイヤルを回し、
キイハンターのアジトに電話がかかり、
「黒人指導者キングの暗殺犯が誰かを知っていて、ヒルトップホテル403号室に居て、高飛びしようとしている」
とだけ言った。

403号室では、
組織の者が裏切者の自分を殺しに来ると、男(宗方勝巳)が警戒しながらチェックアウトしようとしていて、
そこに島(谷隼人)と、アジトに居た国際警察の壇(宮内洋)が踏み込んで捕まえ、
フロントから戻って来た妻(三条泰子)が手にしていた箱の包装紙を開けると暗殺に使ったライフルが入っていたので、
男を連行したが、暗殺をしていないしライフルも俺のじゃないと否認した。

男の死刑執行が明朝だと決まった日に、
島と壇は彼は犯人でないかもしれないと思い、再捜査を始めた。

壇が証拠のライフルを警察署から持ち出した途端に襲われて奪われ、
車で後を追うと、キングが暗殺された絵画館前の階段に着いて、
ライフルを奪った男(深江章喜)が壇をライフルで狙って「俺がここでキングを殺した真犯人だ」と言ったが、
そんな彼が、大きな指輪の男の手下(西沢利明)に銃撃されたので、
真犯人はライフルで逆襲して追い払い、
壇に「死刑囚を釈放しろ」と言って去って行った。

手下は、真犯人をおびき寄せるために、
自分がマネージャーを務めるクラブ「クレイジーホース」のマッチを逃げた時にわざと落として拾わせていて、
真犯人がライフルを持ってクラブに現れて、
手下に「キングを暗殺したこのライフルと俺の腕を、お前たち暗殺組織が買い取れ」と要求した。

壇も403号室で同じマッチを見ていたのでクラブに現れ、
真犯人と手下を監視して、店の奥に行った2人を追っていき、
金庫を開けてスパイの暗号文のカードを見つけるが、
誰かに殴られ気絶した。

マッチを調べていた島もクラブやって来て、
死刑囚の妻がそこで歌っているのを目にして話しかけ、
夫のことを諦めかけている彼女に、島は諦めていないと言った。

銃の腕前を見せた真犯人に、
手下は捕まえた壇を撃てと言うが、
真犯人は手下に銃を向けて「キング暗殺の依頼者を言え」と脅し、
手下が白状しようとした時、
大きな指輪の男が手下を口封じで殺した。

真犯人が後を追うと死刑囚の妻と出くわし、
現れた島にも「自分が暗殺者だ」と言って、
さらに、彼は死刑囚の兄で、
組織から暗殺を命じられた弟を組織から逃がすために代わりに自分が暗殺したが、
逃げようとした弟を組織が犯人に仕立てたと言った。

真犯人は、
「暗殺に使われたこのライフルと同じ弾丸がある場所に暗殺を依頼した黒幕がいる」
と言い、
島も弾丸探しをすると言ったが
真犯人が島をエレベーターに閉じ込めて、
妻は新しい愛人がいるビルに真犯人を連れて来て、
1人で愛人である外国通信社の記者(高橋昌也)のオフィスに行って、
スーツのポケットから何かを盗み出して後にした、

妻は、真犯人の依頼でそのビル内の射撃場に行ってライフルの弾丸と同じものを探して見つけ、
現れた記者は彼女に、
「世界一の超大国の秘密機関がスポンサーになって、我々はあらゆる破壊工作をする」
と言って殺そうとした。

そこに、妻を追ってビルに侵入した真犯人が現れて記者に向って、
「お前は警察に行って俺と一緒に死刑台に登れ」
と言ったが、大きな指輪の男が口封じで記者を射殺して去った。

夜が明けて死刑の時刻が目前になったので、
真犯人は弟の死刑執行を止めるために自首しようと思い、
弟に会っていた神父に妻と会いに行こうとした。

エレベーターから脱出した島が壇を助け、
手下のオフィスで暗号に使われたと思しき聖書を見つけた。

神父は、
「死刑の後に、暗殺組織の全貌を書いた封筒を掘り起こして国際警察に渡して欲しい」
との弟からの遺言を話し、
真犯人と妻を埋めた場所に連れて行って、
大きな指輪をつけた右手で真犯人を撃って口封じをしようとし、
神父は逃げた妻を追うが、そこに島と壇が現れ、
真犯人が死に際に神父を射殺した。

死刑囚は釈放されたが、
彼を見捨てて愛人と浮気した妻は、彼に会わず去って行った。

 
【感想&補足】
「誰かが自白しようとすると、黒幕が口封じで殺す」という展開は
殺すなら「自白する味方」よりも「聞いている敵」の方にすべきだといつも思うのだが、
そんな変な展開が3回も繰り返された。

クライマックスで、
ボスが拳銃を20発近くも弾切れせずに撃ちまくるのも変。

でも、それら変な点があることよりも、
それらを気にするヒマがあるほど面白みに欠けていた方が問題。

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タイトルは、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『ダイヤルMを廻せ』のもじりかもしれないが、
冤罪を晴らそうとする設定以外は共通点はない。

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劇中のキングは日本で暗殺された設定なので、
アメリカで暗殺されたマーティン・ルーサー・キングは別人で、
元ネタにしただけ。

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ロケ地は、神宮外苑の正徳記念絵画館の前で、
拳銃の弾丸が当たった壁から白煙が上がったのだが、
火薬を仕掛けたとは思えないので、
粉を固めた弾丸を当てたとかかな?

死刑囚を連行する車が走った並木道は、
外苑のイチョウ並木(冬なので葉っぱなし)かな?

他は、日比谷公園など。