2019年、30分、カラー、1:1.78、日本語、劇場未公開
監督&脚本&編集:金子由里奈
PFFアワード2019年入選
https://pff.jp/jp/collection/sanpo-suru-shokubutsu.html
2025/01/03(金)15:00 TOKYO MX2にて放映
2025/01/03(金)鑑賞
【あらすじ】
「人間でいることは疲れるから、植物になりたい」
と言っている奏子(かなこ)が、
行きつけの植物園でボーっとする「植物ごっこ」をしていると、
鉢植えをリードで引っ張って散歩している小学男子の航(こう)と知り合う。
航が待ち合わせ場所に来なくなり、
奏子が航の家に行くと親に外出禁止にされていることを知って
玄関を壊して航を連れ出し、
「植物になりたい」との航の言葉を聞いて、
2人は並んで道端の木になった。
【感想】
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(2023)の監督の作品。
人付き合いが苦手でそれを割けるうちに、
わずらわしさを感じない特定の人や植物の方に向かう主人公の話。
この登場人物の特徴は『ぬいぐるみと~』にも重なるのだが、
あっちは小説の映画化作品で、
監督の意向が通った結果の映画化だったのか?
単なる偶然で映画化の仕事が舞い込んだのか?
設定は突飛で非現実的なのだが、
映画の中ではしっくりと成立していて納得できる作りになっていた。