シネサルの「映画のブログ」

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 『宮廷画家ゴヤは見た』 ★★

【原題】Goya's Ghost (意味:「ゴヤの幽霊」)
2006年、米=スペイン、カラー、1:1.85、35ミリ上映、35ミリ撮影、ドルビーデジタル、114分、英語、日本語字幕(松浦美奈)
【監督&脚本】ミロス・フォアマン、他
【出演】ハビエル・バルデムナタリー・ポートマンステラン・スカルスガルドランディ・クエイド、ミシェル・ロンズデール、他
2008/10/11(金)20:50〜22:55、109シネマズグランベリーモール5、約10人/102席
 期待したよりも胸に迫るものが無かった。
 その原因は、宗教、権力、民衆といった、「図式」で語られるようなひとかたまりのレベルでしか物語が進行しないで、登場人物一人ひとりの個人のレベルでの想いとか葛藤が希薄だったからだろう。
 ハビエル・バルデム演じる主人公が、「ああいう立場にいた人にありがちな役」としか見えなくて、1人の人間として映画の中で生きているように実感できなかったのがその典型だった。