シネサルの「映画のブログ」

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『フィン』 ★☆

2020年、35分(実測値)、カラー、1:1.78、自主映画、英題:fin.
監督・脚本・撮影・編集:小池茅
出演:出演:河内宙夢、森岡沙妃、半川伸也、他
PFFアワード2020入選
2024/05/08(水)04:20鑑賞、2024/05/06(月=休)14:00~14:50放映、TOKYO MX2、「~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション」

https://pff.jp/jp/collection/fin.html
 
【あらすじ】

実家があった京都に戻って、
写真家志望の男のアパートに居候をしているミュージシャン志望の男が、
大学入学で上京する前の地元の死か知り合いしか知らない彼のあだ名「フィン」を知っている自称旧知の仲の女と出会い、
その日の夜に男2人だけで開くはずだったフィンの25歳の誕生パーティに参加することになった。

 

【感想】

2日間に起きたささやかな出来事をさりげなく表現するタイプの作品で、
謎の女の出現にによって、
うだつの上がらないフィンの心が少し変わったという内容だが、
その「変わった」が「創作に関する気持ち」という、
当人以外には解らないものだというのが弱い。

 

会話している台詞よりも、通行人がカメラ前を横切る音の方を大きくしたりとか、
極端なクローズアップなのに会話中の人から人へのパンがゆっくりしているので、背景しか映らない時間が長いとか、
一瞬モノクロになったりとか、
唐突な「わずかなズームイン」が2~3回あるとか、
1秒未満の短いカットを早く繋ぐのが2回あったりとかの、
表現において「何かを狙ったっぽい」のがあったのは感じられた。