【4/28(火)】
109シネマズグランベリーモールでの『ミルク』(★★☆)の上映が、封切り2週間後の4月30日までだということを知って、急遽観に行くことにする。
開映時刻18:50に間に合うかどうかギリギリだったので、自転車を飛ばして劇場に向かったのだが、劇場に着いたときにリュックのポケットのファスナーがぱっくり開いていて、中の物を途中で落としていたかもしれないことに気がついた。
現に、映画のことをメモする手帳が見当たらなかった。
でも、とりあえずそれは置いておいて、予告編上映中にスクリーン8に入って『ミルク』を鑑賞。
『ミルク』は、1970年代のニュース映像っぽい映像が多数使われているけど、全部本物か?再現されたものか?区別がつかない。
終映は21:10頃。
帰りは、来た道を戻って、暗い夜道の中、手帳が落ちてないかを見ながら帰っていき、結局何も見つけられず、家に帰るとそこに手帳があったので一安心。
別の何かを落として気づいていないだけかもしれないけど…。
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PCにフリーウェアをインストールして、DVDレコーダーの録画データをLAN経由でPCにダビングしたり、それをPCで再生したりレコーダーにダビングし直すことができることを確認できたので、レコーダー内のHDDの空きを増やすためにPCへのダビングを始める。
でも、こんなことしても、いずれレコーダーだけでなくPCのHDDもいっぱいになるだけだったりして。
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【4/29(水=祝)】
午後に『僕の彼女はサイボーグ』(★★)の録画を観る。
見どころは綾瀬はるかだけと言ってもいい映画で、特に前半の作りこんだ外面的な魅力が圧倒的。
ただし、これが後半になって彼女の内面に注目し出すと、所詮は底の浅い演出やストーリーであるというボロが出て、全然ダメになる。
いかにも「韓国娯楽映画ってこんな感じ」な演出をするこの映画、キャラを作りこむ重要性は解っていても、その作りこみが表面的なだけであざとい。
例えれば、しょちゅうホラ話をする友達がいて、そのホラは凄く下手でウソがバレバレで面白くも無いのだが、あえてそれを本人相手に追求しても悪いことはあっても良いことは無いし、ちょいとはいい気分にさせてもらえるからほっといて聞き流しましょう、という気分になるような感じ。
こんな調子でずっと続けるつもりなのかなぁ?
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深夜に『巨匠建築家 フランク・ロイド・ライト』(★★)の録画を観る。
彼の残した建築と、身近な人々の証言をまじえて生涯を紹介するという、オーソドックスなドキュメンタリー。
彼の遺作とも言うべき「グッゲンハイム美術館」は、最近観た『ザ・バンク 堕ちた巨像』で銃撃戦の舞台になっていた。(ただし、映画の中でハチの巣になっていたのは、実物ではなくて撮影用のセット。)
その他にも、『新しき土』でも撮影されていた、20世紀最後の手積みの建築物の旧帝国ホテルは、一部が明治村に移築されているのだが、それはこの作品では撮影されず、過去の写真だけだった。
帝国ホテルは新しくなっちゃったから、古いのは残ってないと思ったのだろうか?
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【4/30(木)】
豚インフルエンザ改め、新型インフルエンザが流行ると、電車移動が出来なくなったり、映画館が休業になったりすることが考えられるので、今のうちに都内のミニシアターで上映されている目ぼしい映画を観ておこうと思う。
候補作は『ウェディング・ベルを鳴らせ!』(★★)と『レイチェルの結婚』(★★★)と『四川のうた』の3本で、もう1つ『スラムドッグ$ミリオネア』は都内でなくても上映しているので、よっぽどの場合の保険としてとっておく。
これら4作品の上映時刻をメモして、全作品上映中の渋谷に電車で向かい、車内でどれを見るかを考えた結果、『ウェデイング・ベルを鳴らせ』と『レイチェルの結婚』に決める。
13:30頃渋谷駅に着き、『ウェディング…』の開映時刻の14:45までには時間があったので、まず前売券を買いに行き、ついでに明日『四川のうた』を観ようと思ってその券も買う。
その後しばらくして、明日は映画1000円の日なので、『四川のうた』の券は買う必要が無かったことに気づいたが、時既に遅し。
気を取り直して、まずシネマライズに行って『ウェディング…』の座席指定を取り、続いてル・シネマに行って『レイチェルの結婚』の整理番号2番を取って、新型インフルエンザ対策のゴーグルを買いに東急ハンズへ。
どの売り場にあるのかが判らなくて、ウィルスが感染しやすいエレベーターを避けて階段を上りながら探すと、工具の売り場に「インフルエンザ」の表示が。
ピンからキリまでいくつかあったうちの、こういう場合はケチらずにピンの方を買う。
その後、まだ時間があったので、パルコの地下の本屋に行って、「日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版」の本を、目次程度だけ立ち読み。
槍玉に挙げられている映画のほとんどは、期待できなくてパスしたものばがりだったので、やっぱりそうだったんだろ?というか、ちゃんとパスできた自分が偉いというか…。
『監督、ばんざい!』(★★★)とか『崖の上のポニョ』(★★★☆)とかも含まれていて、読んでないのであくまで想像だけど、独りよがりでお客さん無視とか、そんな理由なのではないだろうか?
でも私は、たとえ作り手の歪んだ想いで作られた映画だとしても、想いが強い映画が好きで、想いが感じられない、「こんな映画を誰が作りたいとおもったんだろう?」と思ってしまうような邦画が平気で山ほどまかり通っている方が問題だと思う。
だって、どうでもいい映画がヒットしたところで、それは映画なんかどうでもいいと思っている人が多いということの裏返しだから。
だから私は、上記の2本とか『レッドクリフ』(★★★)とか『GOEMON』(★★)とかも擁護することにしよう。
そんなこんなで、開映時刻5分前ぐらいにシネマライズBFに入場。
お客さんは30人ぐらい。
『ウェディング…』は、クストリッツァおなじみのデタラメ猥雑映画でいいんだけど、思ったとおりの映画だったので、結果的に物足りなく感じてしまう。
終映は17:10頃。
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続いて、『レイチェルの結婚』の開映時刻17:35にル・シネマ1に余裕で間に合い入場。
お客さんは20人ぐらい。
13分ぐらいの予告編に続いて本編の上映。
『レイチェル…』はいろいろと凝っていて、撮影がボームビデオで撮ったようなドキュメンタリータッチ。
エンドクレジットの賛辞で、ロジャー・コーマンやニール・ヤングなどの名前が。
終映は19:40頃で、そのまま帰る。
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家に帰って、新型インフルエンザが流行って移動がはばかられる状態になる前に帰省しようと思って、行くことを最終決定したわけではないけど、深夜にとりあえず準備をしておく。
その準備のしがてら『シルク』(2007年、日=加=伊、★☆)の録画を観る。
ヨーロッパのかいこが絶滅し、フランスの男が国に妻を残して幕末の日本に潜入してかいこの卵を持ち帰るのだが、交渉相手の英語を話せる役所広司に仕える謎の女(芦名星)や日本の魅力に惹かれて、その後何度も日本にやって来るという話。
でも、こんな話なのに、異なる2つの文化の(いい意味も含む)衝突が何も無く、メルヘンチックなご都合主義で進んでいく。
ついでに、これといった恋愛エピソードも無い。
いったい、どういうつもりで、何が目的でこんな映画を作ったんだろう?
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【5/01(金)】
いろいろ迷って、結局今のうちに帰省することにした。
(でも、とっくに新型インフルエンザウィルスが蔓延していて、その運び屋になってしまうという危険性もあるのだけど…。)
その前に、今のうちに観て置く映画として、予定通り『四川のうた』(★★☆)を観に行くことにする。
まず、都内に向かう前に、近所の駅前の旅行代理店でJRのチケットを買おうとすると、今夜は下りのピークなのか、満席。
しかーし、新幹線が途中駅で乗客がいっぱい降りて、そこから先はすいていることを知っている私は、その途中駅で乗り継ぐ方法を思いついて提案すると、みごと指定席を取ることができた。
チケットがすんなり買えなかったので、渋谷に着くのが遅れて開映時刻16:00に駅に到着。
そこからユーロスペースに向かうのに、感染防止のため人通りの多い東急本店前経由ではなく、道玄坂を登るルートで行って、16:05ごろに到着して予告編の最中に入場。
整理番号56番で、お客さんは約60人と、映画1000円の日だからなのかの盛況ぶり。
『四川のうた』は、ドキュメンタリーっぽいけど、明らかに被写体のありのままの姿ではないシーンも含まれていて、フィクションとノンフィクションの区別がつかない不思議な映画。
終映は18:10頃。
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このあとの行動は、まず人通りの少ない道を通って、マスクを買うための薬局を探しながら渋谷駅のみどりの窓口に向かって、指定席の変更が出来ないかどうか座席指定状況表示モニターを見るが、結局他も満席で、それ以前にものすごい行列だったので、すぐに東京駅に向かうことにした。
そのルートも、普通なら山手線の内回りに乗るところ、すいていそうな半蔵門線に乗って、座席に座らずに他人から離れて立ち、三越前駅で降りて徒歩で東京駅日本橋口に行く。
そして再びみどりの窓口に行くがだめで、マスクも見つからずに時間切れになって新幹線に乗る。
密閉空間に満席状態の大人数がいるところにマスクなしでいるのが怖かったので、代わりにハンカチを顔に乗せてそのまま寝ていることにした。
その状態で約2時間ほど乗車して一旦降り、次の乗り継ぎまで時間があったので、構内のコンビニでやっとマスクを購入し、食べ物も飲食店より工場生産品の方が安全ということで、サンドウィッチを買って、離れたところにあったひとけの無いベンチに座って食べる。
その後、ちょっとウロウロしたら、売店にまりもっこりを発見。
まりもの生息地の阿寒湖からはるか離れているはずなのに、どうやら本家の姉妹品の「ご当地限定まりもっこり」らしい、ってなんじゃそりゃ?
阿寒湖のまりもだけが天然記念物だからこその阿寒湖限定じゃなきゃ意味が無いはずなのに…。
そして、滅多にしないマスク装着と、予めトイレに行ってから次の新幹線に乗車。
当然のように、こちらもほぼ満席。
車内の電光掲示板で、新型インフルエンザにかかっている疑いがあった横浜の高校生が、新型ではなかったことがわかったとのニュースが。
とりあえず一安心で、今までの感染回避行動はやり過ぎだったかもしれないけど、警戒行為は引き続き続行。
車内の近めの席で咳をし続けている人がいると気になる。
その人はマスクをしていたからまだ良かったけど。
深夜に駅に着いて、そここら実家まで夜道をとぼとぼ歩く。
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【5/02(土)】
帰省2日目だけど、昨夜はすぐ寝たので実質的には1日目。
帰省の目的は「何も無し」で、あえて言えば「ただいて話し相手になるだけ」。
一方、ご飯はいつもよりおかずの量が多い。
食って動かなきゃ、こりゃ太るな?
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忌野清志郎が病死のニュース。
ガンが転移したと聞いたときから「大丈夫かな?」とは思っていたんだけど…。
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【5/03(日)】
ほぼ昨日と同じ。
新型インフルエンザを伝える情報バラエティ番組で、文系のコメンテータたちが、ろくに情報を見てないのか?そのくせコメントしなきゃいけないというノルマか強迫観念でもあるのか、科学的にトンチンカンなことを次々と言っていた。
まあ、情報を聞かされても理解できないのはしょうがないと言えるから、せめてゲストの専門家がキッチリ訂正しなかったら、ウソ情報を広めてるだけになりかねない。
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【5/04(月=祝)】
今日は最終日で、やっぱり前日までと同じ。
そして、夕方にUターン開始。
出発地の駅のホームにタバコの自動販売機があったけど、列車内も駅構内も禁煙のはずだから、到着時に禁断症状が切れて我慢しきれずホームで目についた販売機で買って、駅から出るやいなや一服吸う、てな行動をする客を目当てに設置しているのだろうか?
だとしたら、どんだけニコチン中毒の多い街なんだば!
深夜に東京駅に着くと、駅のホームの10畳ぐらいのガラス張りの喫煙室に、20人ぐらいが密集してくすんだ空気の中に立っていた。
東京での乗り継ぎは、一番混んでなさそうな、東京駅日本橋口ら三越前駅まで歩いてそこから半蔵門線に乗るルート。
半蔵門線は、成田空港からリムジンバスで東京シティエアターミナルまで来て、そこから水天宮前駅に乗り換えるというルートで、海外からの客が多く乗っていることが予想される。
でも、彼らは入国時に体温の検査を受けているので、感染はしていても発症はしていないということで、入国したての人々は国内で一番安全。
危ないのは、海外で感染しても発症してない状態で数日前にすんなり入国できて、その後潜伏期間が過ぎて発症する人の方。
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【5/05(火=祝)】
『水の中のナイフ』(★★☆)の録画を観る。
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