シネサルの「映画のブログ」

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 2009/08/27(木)〜2009/08/29(土)の日記 (『ちゃんと伝える』)

【8/27(木)】
 NHK総合24:10-25:25、「忘れないで、わたしたちの戦争 〜中居正広が聞く戦場の声〜」の再放送(初回は8/14)。(★★★ リンク)
 戦争体験者たちが自分たちの体験を戦後生まれの若者に語るという内容で、司会の中居くんはほぼ聞き役のみ。
 中で、意味の無い作戦を続行中に戦友たちが次々と死んでいった元日本兵が「彼らの死は無意味だったとは言いたくない。」と言っていたのが一番印象的だった。
 言葉として口に出したくはないけれど、無駄死にだったと思っているということをギリギリ言っているということだ。
 私は「無駄死に」を嫌う考え方が理解できなくて、無駄じゃなければ当人も本望で成仏してるだろうけど、無駄だからこそその死はより悲しむべき悔やむべきもので、よって供養の重みが増すのじゃないのか?
 だから、この元日本兵の言葉には「本意をボヤかすのではなく明確に言うべき。」とか「戦後64年たった今頃でなくもっと早く言うべき」と以前の私なら非難していたかもしれないけど、そうではなくて人間はそこまで強くはなく、自分をごまかしたりとか時間を置くことが必要だということだろう
 自分の考えと彼らの言動との隔たりがやっとつながった気がしたから、内容はどうであれ、とにかく語ることが重要で、それ無しでは何も進展しないと思った
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【8/28(金)】
 『ちゃんと伝える』(★★☆)のTOHOシネマズららぽーと横浜での上映が、今日の金曜日だけ18:30開映という都合のいい時刻なので、観に行くことにした。
 鴨居駅から劇場まで余裕で開映10分ぐらい前に着いて、ポイントでチケットを購入してスクリーン10に入場。
 お客さんは4人。
 予告編は、『ゴールデンスランバー』、『ゼロの焦点』、『沈まぬ太陽』、『ヴィヨンの妻』、『引き出しの中のラブレター』、『さまよう刃』、『火天の城』。
 最後に『白夜』の予告編が流れていたけど、これは『ちゃんと伝える』と同じEXILEが主役でギャガが配給。
 USENがギャガの株を売却したので、ひょっとして「GAGA USEN」のロゴは『ちゃんと伝える』で見納めで『白夜』からは変わってるかも。
 以上、10分間に渡って邦画オンリーの予告編だったが、お金はかかっていそうでも感性を刺激されるようなものは1つも無かった。
 特に、『引き出しの中のラブレター』は底の浅いヒューマニズムの予感が…。
 『白夜』にも悪い予感。
 『ちゃんと伝える』は、本編が始まってから18分後に、黒バックに筆の城文字で「ちゃんと伝える」のタイトル。
 前作の愛のむきだし』(★★★☆)のタイトルが、始まってから1時間ぐらい後だった(っけ?)に続く同パターン。
 終映は20:30頃で、そのまま帰って、ちょっと疲れて早めに寝る。
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【8/29(土)】
 『意志の勝利』を観に行こうかと思ったが、都合のいいハシゴ作品が無かったのと、上映期間が延長になったらしいので、後日に後回しにして、家にいることにした。
 夕方、キャベツを買いに行こうと思って、出かける前にチラシをネットで見て安売りの店を探したが見つけられず、近所のスーパーに行ったら、2軒とも258円と倍ぐらいの値段になっていたのにびっくり。
 明日以降安くなることを信じて、キャベツは残りで何とかすることにした。
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 日テレの「24時間テレビ」の放送日が近づいてくると楽しみになってくる、フジテレビ19:57-20:54めちゃイケ 24時間対抗テレビ」を観る。(★★★☆)
 エスパー伊東は、今まで毎年ずっと最高だったように今年も最高。
 ゲストの北川景子貫地谷しほりが倒れこんでひきつりながら笑うという、めったに見せない姿にさせるほどの破壊力を見せつけた。
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 テレビ東京22:55-23:20音楽ば〜か」。(★★☆)
 昭和歌謡デュオオーディションの勝者が、突然アニメソングへと路線変更することになってからバカバカしさが増してきた。
 で、今回はアニソンオタクの人たちを招いて歌の感想を言ってもらおうという回。
 しかし、オタクってしょせん頭が固くてスタイルに凝り固まった人たちだから、自分たちの期待と違う類の文句がほとんどだった。
 ということは、あの2人「テクマクジャンクション」略して「テクジャン」(って言うの、今回初めて知った)は、今後はターゲットの好みに合わせる迎合路線をとることになるのかなぁ?
 それってツラいかも。
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 その後、テレビ朝日にチャンネルを変えると、SmaSTATION!!」の80年代のミュージックビデオ特集。(★★)
 名作と言われているものを連発しているだけだったり、取りこぼしも多かったりだけど、それでも魅せるものはあった。
 でも、A-ha「テイク・オン・ミー」がMTVの賞を受賞したりで高評価扱いになっているけど、実写をトレースしてアニメにする技法はアニメ創成期からのもので新しくないし、ラストはケン・ラッセル監督のアルタード・ステーツ』のモロパクリで、そんな基本的なことを知らない人が審査をして評価がされるのか、と思った。
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 TBSテレビ23:30-24:00チューボーですよ!」、ゲストは萩原健一。(★★)
 ショーケンマチャアキの夢の共演は、気負わず自然に余裕でこなした感じで、そんなショーケンが見られて良かった。
 これ以降の「24時間テレビ 朝までしゃべくり007」、「たけし所の二人テレビ」、「アリケン」などは、録画して明日以降回し。