2009年、日本、カラー、ビデオ上映、ビデオ撮影、日本語
【監督】小池征人
2009/09/27(日)14:00-16:00鑑賞、川崎市アートセンター オルテリオ小劇場、約40席、しんゆり映画祭
岩手県で虐待児童を受け入れている学園のドキュメンタリー。
「虐待を受けた子供も暴力的になる」と言われているように、一筋縄では扱えない難しい子供たちが多数出てくる。
元々結核児童を受け入れていた施設が、時代と共に喘息、不登校と子供たちが変わってきた中で、指導する大人たちも、試行錯誤をしながら、子供に心の傷を負わせないことを気遣いながら真摯に向き合っていく。
前半が問題の深刻さや困難さを強調していて、後半は子供の将来に楽観的なイメージになっていくのには、観る者に対して「危機感」「問題提起」よりも「希望」を持ってもらうことを優先させたのだろうが、きれいに見せ過ぎている気がする。