シネサルの「映画のブログ」

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 2009/11/03(火=祝)〜2009/11/04(水)の日記 (『ブリュレ ディレクターズ・カット版』)

【11/03(火=祝)】
 テレビ朝日19:00-21:48の「ロンドンハーツ3時間SP 50TA伝説第2章」(★★★)を観る。
 お笑い芸人としては難点を指摘され続けている狩野英孝が、ミュージシャン50TAとして輝きを見せる。
 こんなバラエティ番組、それも俗悪番組No.1呼ばわりされている番組で、人間って安易に捨てたもんじゃないとか面白くて素敵だと思ってしまう。
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 テレビ東京24:12-24:53のありえへん∞世界」(★★☆)を観る。
 今回も面白かった。
 ウーパールーパーが1985年にブームになって、それに便乗して、ペットとして小売1匹1万円前後したものを1万匹以上養殖をはじめ、1匹700円に値下がりした今でも研究用や食用の用途を模索しながら養殖を続けている富山の会社を取材。
 ウーパールーパー料理の例をいくつか映像を映すときに、いったん水槽で泳ぐウーパールーパーの映像からいちいちパンして、関ジャニが「そのパンやめろや!」とつっこむところが見事。
 干物を中国に輸出することを狙っているらしいけど、そんなに美味しそうじゃないものが1匹700円って高すぎないか?
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【11/04(水)】
 今日は夕方から仕事を早く切り上げて『ブリュレ ディレクターズ・カット版』(★★)を観に行く予定なので、仕事の開始時刻を早くしようとして昨夜は早めに眠ったら、どういうわけか夜も明けないうちから目覚めてしまって、結局2時間ぐらいしか眠らなかった。
 起床前に、NHK爆笑問題のニッポンの教養戦争は作られる』」(★★★)の録画を観る。
 「なぜ戦争は起きるのか?」という疑問に対して、これさえ観ておけば今後いちいち詮索する必要はほとんどないという程の内容だった。
 つまり、人間って…、
  「後ろ向き」よりも「前向き」が…
  「縮小」よりも「拡大」が…
  「同列」よりも「自分たちだけ特別」が…
  「脅威」よりも「安心」が…
 気持ちいい、だから好き、だから戦争したがる。
 人間の本質的なことだから、(善と悪が区別できるとして)一部の人間だけ悪人に仕立てるのではなく、みんなが自分も悪に転ぶかもしれないと意識し続けるしかない。
 そして、そのためには自分を正義側に置いて悪から目をそらせるのではなく、悪と向き合わなければならない。
 だから、正義ぶる真面目さの方が、ちゃらんぽらんな人間よりも危ないというのもうなづける。
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 仕事場で、午前中は眠気を感じる程度で問題なかったのだが、昼食後に昼寝をしたら目が覚めた後も覚めきらない状態がしばらく続いた。
 今日の『ブリュレ』の「林田賢太監督一周忌特別上映会」の情報は、ひっそりとインターネット上に発信されたものの、去年の劇場公開時に連日立ち見だった映画が誰でもタダで観れるということで、満員になることを心配して、会場時刻17:00の5分前に会場の日本映画学校に行ったら、すでに入場が始まっていた。
 ほとんど監督の顔見知りや在校生っぽい人たちだけで、一般人は私以外にいたのか?見分けられない。
 結局、客席には40人ぐらいで、思ったよりも少なく、じゃあ去年の盛況ぶりって何だったの?
 予定通り17:15に、司会進行役の撮影の早坂さんの挨拶からはじまり、劇中の「弔いの歌」のakinoさんによるアカペラ、主演の中村美香中村梨香姉妹の挨拶に続いて、92分の『ディレクターズ・カット版』の上映。
 『ブリュレ』は、2005年にクランクアップの直後に120分版を上映し、2006年に今日観た92分版が作られて2007年にロケ地の能代で上映され、そして2008年に72分版が劇場公開された。
 その3つとも音楽が違うとのこと。
 72分の『劇場版』との違いは、印象としてほとんど感じなかった。
 一番の違いは、軽かった音楽が劇場版で重めのものに差し替えたことだろうか?
 あと、気のせいかもしれないけど、前半20分ぐらいの雪国の部分やクライマックスの炎のカットは、劇場版はもっと長かった気がした。
 でも、劇場版で展開が飛んでつじつまが合わなくなっていた部分は、92分版でも電話でちょっと話しただけの幼なじみとボクサーが会うことができたり、双子が警察に追われていることを聞いていないはずのボクサーが知っていたりなどそのままだった。
 120分版ならつながるの?
 休憩を挟んで、林田監督が日本映画学校在学中の恩師で、卒業後もずっと助言をしていた3人によるトークショー
 故人を美化するのではなく欠点も正直に指摘していたが、『ブリュレ』などの作品には、彼の映画作りに対する思い入れが何かひっかかる良いものとして表れていたというのには、私もそう感じての再見だっただけに良かった。
 それにしても、キスシーンや入浴シーンは、講師の1人が『ブリュレ』に華を出すために発案したというのには一番驚いた。
 会場には他に、同級生役で『ブリュレ』公開時に毎日ユーロスペースに行ってたらしい平林鯛一さんや、会場では気づかなかったけど、林田監督と日本映画学校で同級生だった松江哲明監督も来ていたらしいが、結局何もせずに、19:50頃の上映会終了後そのまま帰る。
 家に帰ってから、晩ごはんを食べた後にさすがに寝不足でちょっと眠ってしまった。
 でも、30分ぐらいで目が覚め、その後は夜ふかし。