シネサルの「映画のブログ」

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 2010/05/19(水)〜2010/05/21(金)の日記 (『クロッシング』『ヒーローショー』)

【5/19(水)】
 スーパーで買い物したり、Webの更新したり(ただし、あまり進まず)、今週から来週にかけての映画の鑑賞予定を立てたり。
 菅野美穂が、今週末封切りの『パーマネント野ばら』の宣伝で、「笑っていいとも!」、「徹子の部屋」、「はねるのトびら」に出演。
 でも、特筆すべきは、お笑い好きでどんなバカでもやってくれた「はねるのトびら」ぐらい。
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 録画していたWOWOWのドラマ「SOIL」(★☆)全7話を観終わる。
 「X-ファイル」を意識した謎が謎呼ぶ込み入ったストーリーや、ブスメイクの星野真里にヅラの田山涼成など、「仕掛け」を詰め込んだ作品だが、一歩引いて観ると面白くない。
 さて、どうしたものか? 難しいのかなぁ、連ドラって。
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【5/20(木)、小雨>曇】
 夜に『ヒーローショー』(★★★)の試写会に行くので、その前にもう1本観ようと思っていた映画を、昨日急遽クロッシング』(★★★☆)に変更した。
 ユーロスペースに着くのがちょうど開映時刻の14:20頃になる電車に乗って、目を覚ましたら渋谷駅から発車する直前だったので、あわてて降りて事なきを得た。
 予告編が始まった頃にスクリーン1に整理番号17番で入場。
 お客さんは20人ぐらい。
 『クロッシング』は、北朝鮮脱北者の実情を描いた韓国映画なので、その気になればいくらでもハードにシリアスに社会派に出来た映画なのだが、「情勢」よりも「人間」主体で描いて、『戦場のピアニスト』を思わせるような「ドラマ」にしているところに、「豊かさ」を感じられる映画だった。
 自転車の二人乗りは名シーンになるという法則でもあるのか?
 くしくも今日5/20は、韓国政府が哨戒艦の沈没が北朝鮮の魚雷の仕業だとの結論を公式に発表した日。
 終映は16:15頃。
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 『ヒーローショー』はよみうりホールで18:30開映で、時間的に余裕があったので、5/14(金)にやった、目的地の手前の駅で降りて歩くことに味をしめて、今日も1つ手前の桜田門で降りて、日比谷公園を通過して日比谷のコーヒーショップで時間をつぶしてから、会場時刻18:00頃によみうりホールに入場。
 お客さんは90%ぐらい。
 『ヒーローショー』以外に、同時刻に開催中の別の試写状があったのだが、そっちは全国拡大公開で封切り後も観に行きやすいので、『ヒーローショー』の方を選んだ。
 予告編数本に続いて本編の上映。
 ジャルジャルはじめ出演者を魅力的に見せようという、基本に忠実な演出は、さすがの井筒和幸監督。
 でも、そんなの当たり前なんだけど、当たり前じゃない映画が平気でたくさん作られているから、持ち上げてしまうのは良いのか?
 終映は20:50頃で、劇場を出て帰路に着く。
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【5/21(金)、晴】
 暑かったので、遠くのスーパーに行くのを断念して近場のみ。
 Webの更新は、今日もあまり進まず。
 PCのファンのところが異音がして時々"Fan Error"のメッセージを表示したり、異常に熱くなったりするので、分解してフィンなどに溜まっているホコリを掃除機で吸ったりしたが、それでも直らなかった。
 しばらくはだましだまし使いながら様子を見ることにする。
 洗濯機の防水パンに水が溜まっていたので見てみると、排水口がはずれて掃除が出来るようになっていることを知らなかった。
 数年分のゴミを取り去って、各パーツのぬめりも北川景子も真っ青なぐらいきれいにして戻す。
 こんなことをして、午後の時間をつぶす。
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 テレビ朝日24:50-25:50の「お願い!ランキング」ピリ辛!シネマアカデミー」(★★)
 今回は、「お願い!ランキング」のスピンオフ番組、5/23(日)14:00からの「なんでも批評バラエティ ピリカラ道場!」のコーナーとしてとのことだったのだが、結局尺に収まらなくて深夜に回されたということなのだろうか?
 批判的なことも普通に言っているのは相変わらずなんだけど、対象作品が10本から5本に減ったり、作品が封切り日から日数が経っている作品が多かったのは、「今からなら悪口言われてでも話題にしてもらった方が動員アップにつながるかも。」とでも思っている宣伝側に擦り寄っている?もしくは他の新作映画から逃げられた?ということだろうか?
 あと、相変わらずカメラをゆすったりするのにも、演出過剰を感じる。
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 WOWOWで放送されていたリリイ・シュシュのすべて』(★★★)を、最後の15分ぐらいだけ久しぶりに観る。
 まあ、腹をくくって作られた映画は、パッと見でも画面の力が違う。
 ていうより、生半可で作られたような邦画だらけの最近の方が異常なのだが。
 エンドクレジットの、田んぼの中でヘッドホンで音楽を聴いている蒼井優の正面からのアップのショットだけでも、とんでもなくゾクゾク。
 それにしても、インターネットを描いた映画では、これと黒沢清監督の『回路』(★★★)が世界的にも双璧だと、当時のBBSの時代から言い続けて約10年、かれこれツイッターの時代になっても、相変わらず他の追随を許さない、はず。
 他に何かあったっけ?
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