シネサルの「映画のブログ」

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 『優駿 ORACION』 ★

(「ORACION」:【スペイン語】祈り)
1988年、日本(東宝)、カラー、1:1.85、128分(111分版鑑賞)、日本語
【監督】杉田成道【原作】宮本輝
【出演】斉藤由貴緒形直人吉岡秀隆加賀まりこ吉行和子、林美智子、平幹二朗石坂浩二石橋凌、下絛正巳、田中邦衛三木のり平緒形拳仲代達矢、他
2013/10/19(土)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
 父千造(緒形)と息子博正(緒形)で営む競走馬の牧場が、高額な種馬に種付けしてもらい、買収の危機のにある会社社長(仲代)がその子馬を買い、娘(斉藤)がオラシオンと名付けた。
 社長が愛人に産ませた子供(吉岡)や千造の病死を乗り越え、オラシオンはダービーに勝利した。
<感想>
 結論から言えば、馬にも登場人物にもエピソードにも、何の思い入れも抱けない。
 クライマックスのダービーの勝敗が判定で決まるというのは流れ的にマズいだろうとか、主要登場人物が2人も病死するとか、いずれの死も扱いが軽いとか、自社が苦境に陥った社長が馬を買っちゃうとか、音楽をはじめとして感動的にしようという表現が押しつけがましいとか、人間のドラマが多すぎて馬が添え物になっちゃったとか、などなど。