シネサルの「映画のブログ」

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 『若草物語』(1964年 日活) ★☆

1964年、日本(日活)、カラー、1:2.35、84分、日本語
【監督】森永健次郎
【出演】芦川いづみ浅丘ルリ子吉永小百合和泉雅子浜田光夫、杉山俊夫、和田浩治山内賢伊藤雄之助、田代みどり、他
2013/10/31(木)鑑賞、BS日テレ放映
<ストーリー>
 東京で夫と暮らしている長女早苗(芦川)のところに、地元大阪で働いていた次女由紀(浅丘)と四女チエコ(和泉)と、母の死後に再婚した父(伊藤)と暮らすのが嫌になった三女しずか(吉永)の3人が家出をして来た。
 3人はアパートを借りて働き始めた。
 由紀は幼なじみの次郎(浜田)と再会して、二人は好意を抱き始め、やがて結婚を約束した。
 しかし、由紀が時々会いに来ていたお金持ちの圭一(和田)の家に行った時、突然家族の前でプロポーズされ、恋人がいることを言えなかった。
 次郎が急用で会う約束を破った後、由紀は彼女に激しく求婚する圭一を受け入れることにした。
 以前から由紀の二股を批判していたしずかは、由紀が新婚旅行に旅立つのを見送った後、彼女に好意を示していた次郎の同僚の山本(杉山)に、ずっと次郎を好きだったことを告白し、次郎が長期滞在する瀬戸内へと旅立った。
<感想>
 四姉妹が同じなだけで、オルコットの「若草物語」とは無関係。
 設定的には、ルリ子と小百合による女2人と男2人の四角関係なのに、展開が淡泊過ぎてドラマチックじゃないし、和泉雅子も引っ掻き回し役として出番が不十分。
 日活は1960年代から作品中に広告を織り込むようになって、本作ではメインタイトルで明示される「長瀬(コダック)」をはじめ、旅客機、東京モノレールオートレース、リプトンと、これだけ並ぶとさすがにわずらわしく感じる。
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