タイトルの読み「えんのあみ」
2017年、日本、自主映画、48分、カラー、1:1.78
監督&脚本:本村花菜
出演:鈴木睦海、竹本みき、風呂本諒亮、昇 良樹、大木康平
2023/12/24(日)16:40鑑賞、2023/12/24(日)15:00~放映、TOKYO MX2、「~映画監督への登竜門~ PFFアワード・セレクション」
PFFアワード2017入選作品
【あらすじ】
香澄(竹本)は美術教師の矢崎(風呂本)と付き合っているが、
無邪気な性格の妹優子(鈴木)は、「欲しいものは何でも奪って手に入れる」と思っていて、
矢崎と一緒に居る事が多くなり、、
疎外感を感じた香澄が他の男と食事しているのを見た矢崎は、
香澄を捨てて優子を選ぶ。
しかし、優子とは上手くいかず、香澄と復縁しようとするが、
香澄は矢崎も優子も共に関係を断つことを決めていた。
【感想】
特徴的なのは、人物を望遠レンズで超アップで撮影していて、
人物が動くとフレームアウトしたり焦点が合わなくなったりするので、
人物の様子が判りにくい。
そんなボヤっとした映像と合わせているかのように、
ストーリーもボヤっとして判りにくい。
でも、「好きな人に捨てられるかも」と
香澄や矢崎が考えることで緊張感が増す設定なのだから、
ボヤっとした描き方でなく、
心情が解るようにしっかりした描き方の方が良かったのでは?
矢崎の存在感が全くないので、
作り手が興味があるのは男ではなく、
妹のような身勝手な女の方だと思う。