2021年、70分、カラー、1:1.78
監督&脚本&撮影&編集:松林悠依
出演:林原 翔、川合結人、野村 考、千代反田美香、秋山大地、他
2024/01/15(月)22:00鑑賞、2024/01/14(日)15:00~、TOKYO-MX2放映
PFFアワード2021
【あらすじ】
仕事がおぼつかずバイトをクビになった青年が、
シングルマザーから虐待と育児放棄をされている少年と知り合い、
自分も育児放棄されていたことから、
少年の母親の車を盗んで2人で当てのない旅に出るが、
誘拐犯として名前がニュースで報じられる。
【感想】
未来への明るい展望が何もなかったり、
親に虐待されている子供などの心が傷ついた人間たちが、
寄り添い合ったり、周りの人間が救いの手を差し伸べたりする「行為」を描きたかったように思える。
でも、
「子供への一時的な救いの為に、誘拐犯にされる可能性が高い連れ回しをする」
「誘拐犯として名前を全国ニュースで流されているのに、警察が迫っている感じがない」
など、状況や登場人物の言動においてリアリティのない細部が多数存在し、
作り物っぽい&嘘っぽい物語になったことがかなり致命的。
フィクションを作るには「上手な嘘つき」になる必要があるということか?