シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『監督・ばんざい!』 ★★★

 2007年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ撮影、35ミリ上映、ドルビーステレオSR-D、104分
 監督&脚本&編集:北野武
 出演:ビートたけし江守徹、岸本加世子、鈴木杏吉行和子宝田明藤田弓子内田有紀木村佳乃松坂慶子大杉漣寺島進六平直政、渡辺哲、井手らっきょモロ師岡菅田俊石橋保蝶野正洋天山広吉諏訪太朗森下能幸伊武雅刀、他
  基本的には何も考えずにボーっと観て楽しむべき映画で、映画に理屈を求める人ほどハズしてしまいそう。
  でも、最近の映画はヒット作のパターンをなぞったような予定調和の映画ばかりで、そんなぬるい映画がヒットしてしまう状況に対する不満と、それに背を向けて観客に新鮮な驚きを提供するために新しい映画の形を模索しようとする監督の強い意志など、多くの思いが込められている映画。 【6/04目標で詳しい感想を掲載するつもり】
 5月27日(日) 13:30〜15:15、試写会、明治安田生命ホール、ほぼ満席

 『化粧師』 ★

 2001年、日本(東映)、カラー、35ミリ撮影、テレビ東京、短縮版、オリジナル113分
 監督:田中光敏 原作:石ノ森章太郎
 出演:椎名桔平菅野美穂池脇千鶴佐野史郎柴田理恵柴咲コウ大杉漣菅井きん、あき竹城、仁科貴、奥貫薫酒井若菜平泉成森田直幸岩城滉一小林幸子、岸本加世子、田中邦衛いしだあゆみ、他
  今の日本映画の一番悪いパターンで、映像はきれいに撮ってたり感動作に思われるストーリーなどで見てくれだけはいいが、とにかく映画から気迫が感じられない。作り手が気合を入れて作ったようには全く見えない。
  役者の芝居なんて、この手の映画では映画の中の世界で実際に生きているように見せなければならないのに、ぶらっとカメラの前に来て一通り芝居をしてOKが出たらさっさと帰ってしまうようにしか感じられない。

 次長課長 井上聡 in 「爆笑問題の検索ちゃん」(2007/06/01) ★★☆

 
 相変わらず面白いので、変な回答のせいで回答シーンをカットすることになっても構わないから、回答者として起用し続けてください。
 
  問:ブロードウェイミュージカルで俳優がステージ上で行うことがタブーになっていることは? (正解:アドリブ)
  井上の回答:「あるある」 (あるあるネタのこと?)
 
  問:太めの女性を好むのはどんな男性 (正解:空腹時)
  井上の回答:ヘラクレス (「マッチョ」と答えたかったらしい)
 
  問:森三中村上知子の全裸を見た男性芸人が「○○のようだった」とたとえたものは何か? (正解:たれぱんだ
  井上の回答:「『まんが日本昔ばなし』のエンディングで手を振っている裸の赤ん坊の二人組みのどっちか」の絵 (よく思いついたなぁ、そんなの)
 
  問:インドの競技会で、裸の男3人が折り重なっているのは、何の競技をしているのか? (正解:フラフープサイズの鉄の輪に何人入れるか)
  井上の回答:「最新のテクノロジーを目の当たりにしてとりみだしている」 (正解する気あるのか?!)
 
  問:東京競馬場で売られている人気のドーナツの特徴は? (正解:大穴)
  井上の回答:競馬のゲートらしい絵 (そんな形のドーナツってことか? 無理だろ、作るの!)

 『プレステージ』 ★★

 原題:The Prestige
 2006年、アメリカ、カラー、1:2.35、35ミリ撮影、35ミリ上映、ドルビーデジタル、字幕(菊地浩司)、130分
 監督:クリストファー・ノーラン 原作:「奇術師」クリストファー・プリースト
 出演:ヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベールマイケル・ケインスカーレット・ヨハンソン(ジョハンソン)、デヴィッド・ボウイ、他
  クリストファー・ノーラン作品は『メメント』同様相変わらずストーリーという映画の「輪郭」のみで、「中身」が無いので物足りない。
  謎解きだけしか見所がない映画について行くだけで、落ちが判っても面白くないだろうと思いながら観てまさにその通りの結果になった。 【更に詳しい感想を掲載予定】
 5月30日(水) 18:40〜20:50、試写会、イイノホール、ほぼ満席

 『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』 ★★☆

 原題:Borat:Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan
 2006年、アメリカ、カラー、1:1.85、35ミリ上映、字幕、84分
 監督:ラリー・チャールズ 製作&脚本:サシャ・バロン・コーエン
 出演:サシャ・バロン・コーエンパメラ・アンダーソン、他
  見かけはドキュメンタリーだが、基本的にはフィクションで、おそらく大部分のシーンがやらせ。
  でも、その偽ドキュメントシーンの中に実際のアメリカ人を撮ったシーンが含まれていると思われ、その異常さの原因である異文化に対する「無知」が、カザフスタン人の無知によるギャグと同列で、所詮世界は「お互い様」だと思わせるという、見かけはバカだが実は深い映画。 【更に詳しい感想を掲載予定】
 5月30日(水) 21:20〜22:45、シネ・アミューズ イースト、整理番号70/約80人/132席