シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 2009/03/10(火)〜2009/03/11(水)の日記 (『新SOS大東京探検隊』★☆、『ディファイアンス』)

【3/10(火)、雨->曇】
 朝に新SOS大東京探検隊』(★☆)の録画を観る。
 子供たちが東京の地下を探検する話で、面白い人々がたくさん出てきて、面白くしようとあれこれ盛り込んでいるんだけど、結果的には面白くなってない。
 アニメといったって、映画を面白くするセオリーは実写と同じはずなのに、そのあたりにもの足りなさを感じるものが多い。
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 夜にディファイアンス』(★★☆)を観に行く。
 この映画を上映している近場の映画館がTOHOシネマズららぽーと横浜で、上映が今週いっぱいで、1300円で観られる今日火曜日に観に行く。
 開映時刻18:30の15分ぐらいに前に劇場に着いて入場。
 お客さんは10人ぐらい。
 『ディファイアンス』はベラルーシの森の中が舞台で、撮影されたのはリトアニア
 森の中の雰囲気は、ロシア軍に攻められているナチスドイツ軍を描いた『戦争のはらわた』(★★★★)に似ている。
 それから、旧ソ連カティンの森もこんな感じかな?
 終映は21:00で、そのまま帰る。
【3/11(水)、晴】
 夜に、明日観に行く予定の『007/慰めの報酬』の前エピソードに当たる007/カジノ・ロワイヤル』(2006)(★★☆)の録画を参考のためにざっと観る。
 昨日に続いてダニエル・クレイグで、明日で3日連続ということになるのか?
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 『フィッシュストーリー』 ★★

2009年、日、カラー、1:1.85、35ミリ上映、DTSステレオ、112分、日本語
"Fish Story"、意味:ホラ話
【監督】中村義洋【原作】伊坂幸太郎
【出演】伊藤淳史高良健吾多部未華子濱田岳森山未來大森南朋眞島秀和江口のりこ山中崇波岡一喜高橋真唯石丸謙二郎中村有志芦川誠草村礼子上田耕一山下敦弘、他
2009/02/27(金)18:30-20:40鑑賞、九段会館、1階席ほぼ満席
 映画全体のメッセージは、「無理だと思っても無意味だと思っても、やらないで何の成果も出さないより、やって成果を上げる可能性に賭ける方を選ぶべき。」という、いわば「前のめりな生き方」を訴えているのに、映画の作りは「前のめり」とは全く逆で、ラスト数分間できれいなオチをつけることが第一目的で、それまでの2時間弱はオチのためのお膳立ての時間に過ぎないという意図が感じられる。
 だから、後半のパンクロックの演奏シーンが、前のめり映画を象徴するようにホットに盛り上がらなければならないのに、映画の雰囲気がひたすらクールなので、盛り上がりたくても盛り上がらせてもらえず、歯がゆい思いをしながら映画を観ることになった。
 【更に詳しい感想はこちら】
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 『大丈夫であるように-Cocco終わらない旅-』 ★★★

2008年、日、カラー、1:1.78、ビデオ上映、ビデオ撮影、107分、日本語
【監督&プロデュース&撮影&編集】是枝裕和、他
【出演】Cocco、他
2009/02/27(金)21:20-23:10鑑賞、ライズX、約40人/約50席
 世の中のいいことも悪いことも、感じたまま考えたままに受け止め、そんな気持ちを思ったままに装飾なしの言葉にして発したり、心の中のモヤモヤも歌にして発散している。
 頭でっかちではなく気持ちで生きているそんなCoccoの日常や音楽活動を記録したドキュメンタリーで、作風もそんな彼女のまっすぐなキャラに沿っているように、激しいカット割りはしないで、1台のカメラで撮影しているような編集になっていて、彼女の傍らで彼女を見つめ続けているような気分になる。
実に的確な映画で、あえてあら捜しをすると、Coccoを撮ると決めた時点でいい映画になることが約束されているように思えることが当たり前過ぎること。
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