シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『全然大丈夫』 ★☆

 2007年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、おそらくビデオ撮影、DTSステレオ、110分
 【監督&脚本】藤田容介
 【出演】荒川良々木村佳乃岡田義徳蟹江敬三田中直樹、伊勢志摩、きたろう、根岸季衣江口のりこ、杉村蝉之介、小倉一郎大久保鷹白石加代子鳥居みゆき、他
  「ゆるい」という言葉がいい意味で使われることが多くなった時勢に則って作られたような映画だが、結果は「ゆるいだけ」だった。(ついでに書くと、主人公たちはそれぞれ終始「子供っぽいだけ」「不器用なだけ」「優しいだけ」で、これでは物語を進める力に欠ける。)
  ゆるくてもいい映画は、ゆるさの中にも「流れ」や「芯」といったものがあり、それらがあることでゆるさの中に気分良く身を任せることができるが、単に「ゆるいだけ」ではよどんだ水の上で動かないボートにずっと乗せられているようなもので、居心地の悪さに辛い思いをすることになった。 (更に詳しい感想をこちらに載せるかも)
 2007/12/20(木)18:30〜20:45、ニッショーホール、ほぼ満席