"GS Wonderland"(GS=Group Sounds、意味;「グループサウンズ不思議の国」)
2008年、日、カラー、1:2.35、35ミリ上映、100分、日本語
【監督&脚本】本田隆一、他【音楽】サリー久保田
【出演】栗山千明、石田卓也、水嶋ヒロ、浅利陽介、武田真治、杉本哲太、高岡蒼甫、岸部一徳、大杉漣、三倉茉奈、三倉佳奈、温水洋一、大堀こういち、緋田康人、村松利史、ケンドーコバヤシ、片桐仁、佐藤二朗、湯原昌幸、根岸季衣、他
2008/11/05(水)18:30-20:15鑑賞、九段会館、1階席ほぼ満席
ストーリー的には『ドリームガールズ』のような「挫折と栄光」モノなんだけど、こっちの方が絶対いい。
その理由の1つは、あっちには無かった「スターは大衆のオモチャ」という、今の時代でも変わらず実感できる悲哀がこの映画にはあったから。(スターを使い捨てる傾向って、ひょっとして日本だけ?)
GSの映画ということで、観る前から道化たちのはかない運命は想像出来るのだが、それでも素敵な音楽とギャグを散りばめながら、道化たちの意地と輝きの生き様、「夢」と「シリアスな現実」を絶妙なバランス感覚で描いていて、本当に素晴らしい。