シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『GSワンダーランド』 ★★★☆

"GS Wonderland"(GS=Group Sounds、意味;「グループサウンズ不思議の国」)
2008年、日、カラー、1:2.35、35ミリ上映、100分、日本語
【監督&脚本】本田隆一、他【音楽】サリー久保田
【出演】栗山千明石田卓也水嶋ヒロ浅利陽介武田真治杉本哲太高岡蒼甫岸部一徳大杉漣三倉茉奈三倉佳奈温水洋一、大堀こういち、緋田康人村松利史ケンドーコバヤシ片桐仁佐藤二朗湯原昌幸根岸季衣、他
2008/11/05(水)18:30-20:15鑑賞、九段会館、1階席ほぼ満席
 ストーリー的には『ドリームガールズ』のような「挫折と栄光」モノなんだけど、こっちの方が絶対いい。
 その理由の1つは、あっちには無かった「スターは大衆のオモチャ」という、今の時代でも変わらず実感できる悲哀がこの映画にはあったから。(スターを使い捨てる傾向って、ひょっとして日本だけ?)
 GSの映画ということで、観る前から道化たちのはかない運命は想像出来るのだが、それでも素敵な音楽とギャグを散りばめながら、道化たちの意地と輝きの生き様、「夢」と「シリアスな現実」を絶妙なバランス感覚で描いていて、本当に素晴らしい。