2009年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、DTSステレオ、101分、日本語
【監督&脚本】井口昇【特殊造形監督】西村喜廣
【出演】木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工、志垣太郎、生田悦子、亜紗美、泉カイ、くまきりあさ美、中原翔子、松尾スズキ、竹中直人、デモ田中、紅井ユキヒデ、他
2009/10/19(月)18:30-20:30鑑賞、シアターN渋谷、約6人/約80席
この映画に雰囲気が似ている映画といえば、大林宣彦監督の『ねらわれた学園』。
あの拒絶者多数の映画に、約30年の時を経た今になって、やっと時代が追いついてきた気分。
その特徴は、「楽しさ」「愛」「爽快感」といった様々なタイプのエモーションの数々を、むきだしで作品の中に大量に詰め込んでいること。
そのことにおいて、恥ずかしがって自分を良く見せようとして手加減するなんてことはせずに、どこまでもストレートにやり通す。
それはまるで、「愛のためならいかに自分さらけ出せるか?」に例えられるような、むしろ「いかに臆面なくできるかを示すことで愛の強さを表している」ようなもの。
大林監督がかつて「映画はすべて純愛」と語ったように、『ロボゲイシャ』は「愛」と称すべき様々な想いが映画作りの原動力になっていて、そんな想いを恋愛映画を観ているかのような気分で感じることが出来た。
(さらに詳しい感想をこちらに載せるかもしれない)