シネサルの「映画のブログ」

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 2009/10/20(火)〜2009/10/21(水)の日記 (『君と歩こう』『TOCHKA』(TIFF))

【10/20(火)】
 昨日のロボゲイシャ』(★★★)『ライブテープ』(★★☆)に関していろいろ思い返していたら、『ロボゲイシャ』のラストシーンが、井口監督が去年雑誌の対談で意気投合した大林宣彦監督のその日のまえに』(★★★☆)へのオマージュだということに気づいた。
 間違いない、絶対そうだ。
 ○○が出てくるだけでなく、あの2人のいた場所が××でないことも一緒。
 『その日のまえに』のあのシーンの素晴らしさを感じ取っていた人がもう1人いたということが判って嬉しくなった。
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 それから『ライブテープ』に関して、松江監督の父親が亡くなってからちょうど丸1年で映画祭で上映されたとのことで、自分の一年前を振り返ると、市川準監督が亡くなって間もなく、東京国際映画祭(TIFF)での追悼上映『BU・SU』(★★★☆)を同じTOHOシネマズ六本木ヒルズで観ていたのだった。
 『ライブテープ』も市川作品と同様に、東京の街の風景や通行人たちが大きな役割を担っていた。
 あと、『ライブテープ』の中で、去年亡くなった松江監督の友達というのは林田賢太監督のことで、彼のデビュー作で遺作の『ブリュレ』(★★)を観たのも1年ぐらい前のことだった。
 今度1周忌に合わせて、劇場公開版より長いディレクターズ・カット版を上映するらしい。
 尺を短くしようとしたためか、明らかにところどころ展開が飛び飛びでつながりが悪かったけど、妙に心に引っかかるあの映画をより良い形で観直したい。
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 明日、TIFF君と歩こうTOCHKAを観に行くことに決め、夕方にファミリーマートで前売り券を買っておこうと思ったら、思っていたより締め切り時刻が早くて買うことができなかった。
 おまけに、当日券はシネマート六本木の窓口で買わなければいけないということで、わざわざ行っても売り切れということもありえるという面倒くさい事態になってガックリ。
 そのまま家に帰ったら、やけに疲れて寝不足で眠くなったり、今日だけでなく昨日の失敗も悔やんだり、これらのどこまでが原因かは判らないけど、無気力状態になってしまった。
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【10/21(水)】
 昨日決めた予定通り、TIFFを観に六本木へ。
 君と歩こう』(★★★)TOCHKA』(★☆)も、前売券は売り切れてないことを確認して、当日券の余裕はあるだろうと期待しながらも、開映1時間以上前の15:50頃に劇場に着いて、当日券2枚を購入。
 開映までの時間を、何かありそうな六本木ヒルズの会場の方に行って、うろついたり、座ってPC入力をしたりする。
 そして、何もないまま開映時刻17:10の直前に劇場に戻ってスクリーン1に入場。
 TIFFのスポンサーのCFが流れていたけど、おとといのTOHOシネマズ六本木ヒルズとは違って、シネマート六本木は照明が暗すぎることはなかった。
 お客さんは40人ぐらい。
 この回は舞台挨拶もQ&Aもなく、いきなり『君と歩こう』本編の上映。
 終映は18:40頃。
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 次の『TOCHKA』の開映20:00までの時間は、また何かを期待して六本木ヒルズに行く。 さっきと違って、夜になると六本木の街中を歩くのが怖くなる。
 TOHOシネマズ六本木ヒルズの入り口前に座っておにぎりを食べていると、通用口からイベントの出演者っぽい人たちの集団や、誰かの(井上真央?)追っかけっぽい人たちを見かけたりするが、やっぱりたいしたことは起きなかった。
 そして、シネマート六本木に戻って、先ほどと同じスクリーン1に入場して同じ席に座る。
 お客さんは30人ぐらい。
 『TOCHKA』のイベントは、上映後の松村監督によるQ&Aのみで、舞台挨拶無で開映時刻20:00に本編からの上映。
 上映後、作品の重い雰囲気を引きずった雰囲気のまま、お客さん全員日本語が解るということを確認した上で、英語通訳抜きでQ&Aに入る。
 お客さんからの質問は少なめだったが、それでもそこから司会者と監督のトークがふくらんだりで、参考になることが色々聞けた。
 終映は22:05頃で、更に怖くなった六本木の街を通り抜けて地下鉄で帰った。