シネサルの「映画のブログ」

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 『南の島のフリムン』 ★

タイトルの意味「南の島の憎めないバカ」
2009年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、DTSステレオ、97分、日本語&沖縄県の方言&英語(日本語字幕)
【監督&脚本&出演】ゴリ(ガレッジセール)
【出演】照屋政雄、諸見里大介(ハム)、ボビー・オロゴンAKINA、ISSA(DA PUMP)、KEN(DA PUMP)、夏川りみ川田広樹(ガレッジセール)、平良とみ、他
2009/11/22(日)16:30-18:10鑑賞、ヴィータホール、映画祭TAMA CHINEMA FORUM、約70人/約200席
 沖縄出身のお笑い芸人のゴリならではの、コントのようなやりとりのシーンの数々と、沖縄独自性をネタにした映画。
 でも、撮るべきは「ネタ映画」なんかではなくて、映画でなければ描けないようなその先のもの、つまり「沖縄の人や風土の素晴らしさ」なんじゃないの?
 それにしては、人々の表情や風景などのショットが皆無に等しい。
 よって、結局は「お笑い番組」と「旅番組」を合わせた程度の、ネタ映画どまりのものにしかなっていない。
 同じ吉本興業の芸人の品川ヒロシ監督の『ドロップ』(★★☆)がいい比較対照だけど、あれも「ネタ映画」になりそうな題材を決してそうしないで、中学生の日常的な友情や成長を描いた「映画」になっていた。
 ずばり映画として、あっちが「正解」でこっちは「不正解」ということだろう。
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