2010年、日本、カラー、1:1.85、35ミリ上映、ドルビー、122分、日本語
【監督】谷口正晃【原作】筒井康隆
【出演】仲里依紗、中野明慶、安田成美、勝村政信、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈、千代将太、柄本時生、キタキマユ、松下優也、他
2010/02/24(水)18:30-20:35鑑賞、よみうりホール、約900人/約1000席
今の日本映画の多くにある問題、
「何を目的に作られたのかが解らない」
「作り込みが弱い」
といったことがここでも感じられる。
『時をかける少女』の話はクライマックスで切なさを伴うから、少なくともそこはじっくりとあの手この手でたっぷり切なくしなければならないのに。
8ミリ映画青年ネタは、作り手の個人的な思い入れからなのかもしれないが、たとえ独りよがりと言われても、むしろそれをもっと色濃くした方が、「作る意味」の点での不満はなかったかもしれない。
そんな弱さの漂う中で、主演の仲里依紗は思いきりのいい芝居を見せていて、結果的に彼女を見るための映画になった。
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