夜に『ソラニン』(★)の試写会に行くので、その前に『しあわせの隠れ場所』(★★)を観ることにしていた。
午前に計画を細かく立てていたときに、さらにその前にフィルムセンターに篠田正浩監督特集の中から未見の『桜の森の満開の下』(★★)を観に行くことに急遽決める。
電車で京橋駅まで、1時間もかかると遠く感じる。
フィルムセンターに開映時刻13:00の5分前に入場。
お客さんは100人ぐらいで、平日の昼のせいか年齢層が高い。
そして、イビキをかくほど呑気なお客さんも。
終映は14:35。
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すぐに次の『しあわせの隠れ場所』を上映している新宿ピカデリーに向かい、限定の1000円のメンバーシートをめでたくゲット。
開映の15:50まで40分ぐらい時間があったので、PCのソフトを安く売っている店を探しに新宿西口へと行くが、そこはヨドバシカメラが占拠していて、昔はたくさんあったPCショップがほとんど無くなっていた。
新宿ピカデリーに開映5分ぐらい前に着いて、スクリーン6に入場。
お客さんは100人ぐらい。
最前列のメンバーシートで問題なく観ることができた。
映画の中で、絵本を選ぶシーンで、「はなのすきなうし」が巨漢の少年を象徴する絵本として登場する。
そして、そのとき選ばれるもう1冊が「かいじゅうたちのいるところ」。
終映は18:05頃。
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続いて、新宿西口の明治安田生命ホールに向かい、開映時刻18:30の15分前ぐらいに入場。
本編の上映前の予告編で、やっぱり『鉄男 THE BULLET MAN』がすげー。
もう「すごい映像はお金をかけなければ作れない」という固定観念は崩壊するどころか、「才気あふれる映像は、集団作業ではなく、才能ある人の手作りからこそ生まれる」というところまで言えるかも。
『ソラニン』は、久しぶりに観ている間に何度も時計を見てしまった。
宮崎あおいちゃんは芝居で頑張っていたのだが、彼女は監督の本気を受け止めて跳ね返す力はすごいけど、監督が本気じゃないとポテンシャルと結果の落差が大きく見えてしまう。
例えて言うと、彼女はレース用の自動車みたいなもので、レーサーがポテンシャルを引き出そうとしてこその存在で、ブランドに目がくらんだだけの一般人が軽はずみに日用に使うと、燃費が悪い車でしかなくなる感じ。
つまり、監督にとって一流と二流を判別するリトマス試験紙みたいなもの。
さて、これまで役によって見た目が全然違う「実像不明俳優」として、高岡蒼甫や佐津川愛美などを挙げてきたが、ここにきてその決定版といえるのが高良健吾。
これまで観たのは、
『サッド ヴァケイション』の浅野忠信の弟。
『禅 ZEN』の鎌倉時代の僧侶。
『フィッシュストーリー』のスキンヘッズのボーカリスト。
『蟹工船』(2009)の雑夫の中の1人。
『BANDAGE バンデイジ』の黒い長髪のギタリスト。
『ソラニン』のメガネのギター&ボーカル。
といった感じで、印象が毎回違う。
おかげで、未だに本人を認識できない。
終映は20:45ごろで、新宿駅から電車で帰る。
家に着いたら、疲れて起きていられず、横になったらそのまま眠ってしまった。