シネサルの「映画のブログ」

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 2010/10/28(木)の日記 (『ゲスト』『海炭市叙景』)

【雨、寒】
 TIFFの「WORLD CINEMA」部門の作品ゲスト』(★★☆ 【感想】)を観に行き、その後はTIFFの当日券が売り切れでなければ、岩波ホールに『冬の小鳥』を観に行こうと思った。
 乃木坂駅から雨の中を歩いて、10:40頃にTOHOシネマズ六本木ヒルズに着く。
 チケットカウンターの表示を見ると、当日券で売り切れていたいたのは1作品しかなかったので、14:20からのコンペ作品海炭市叙景』(★☆)を観ることにして当日券を購入。
 トイレに行ってから『ゲスト』の開映時刻11:00の5分ぐらい前にスクリーン2に入場。
 すると、場内は映画祭のスポンサーのCMを上映中だったのだが、本編でもないのに場内は暗過ぎて、おかげで怪談でつまづいたりした。
 座席の番号も見づらいし、上映前の観客が入場する時にあんなに暗くする意味が解らない
 明るくすると、CMが見づらくなるとスポンサーが文句を言うのだろうか。
 でも、今の状態だとスポンサーに対する印象も悪くなる
 お客さんは60%ぐらい。
 11:00から本編の上映。
 『ゲスト』は、シルビアのいる街で』(2007、★★★)を上映する映画祭に招待されたホセ・ルイス・ゲリン監督が、その時に訪れた世界中の街で撮影したもの。
 ただし、映画祭の会場のシーンはラストのみで、全編主に街中、時にはスラム街まで出かけて、一般の人を撮った映像によるもの。
 期間は、2007年のヴェネチアから2008年のヴェネチアまでで、2008年にTIFFのコンペ部門に参加して来日したのはその後なので、映画には登場しない。
 終映は、13:11。
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 次の『海炭市叙景』の開映14:20まで1時間近くの時間が開くので、映画館の外に出ようと思っていたのだが、雨が強くなったので、出るのはやめて会場のスクリーン7のそばのロビーで時間をつぶすことにする。
 13:50に予定通り入場。
 お客さんはほぼ満席。
 上映前に、熊切和嘉監督、出演者の谷村美月加瀬亮、三浦誠己、南果歩小林薫の計6人が壇上に上がって、舞台挨拶とプレス向けの写真撮影が約20分間。
 続いて、14:40から本編の上映。
 『海炭市叙景』は、ロケ地の函館市がかなり撮影に協力したとのこと。
 函館山で初日の出を見るシーンで、日の出直前には点いているはずの函館市街の街灯が全部消えていたのは、その協力の成果だろうか?
 その初日の出を見に行こうとしている登場人物が乗っていた市電が、画面を右から左に横切るんだけど、谷村美月と竹村ピストルが、山の麓にあるロープウェイ乗り場に向かって坂道を上っているので、函館市の市街地は左側にあるのだから、本来は市電の向きは左から右のはず。
 とはいっても、舞台は函館ではなく架空の海炭市なのだから、逆でも問題ないんだけど。
 エンドクレジットで日本語表記の一部が英語字幕になってたのだが、"MIZUKI TANIMURA"になってたし、舞台挨拶でも「たにむらみづき」間違って紹介されていた
 「みつき」って発音しにくいから、「みづき」って言われちゃうのかな?
 終映は17:15頃で、続いて熊切監督と三浦誠己に対しての観客のQ&A。
 質問してやろうか?と思って、ずっと考えていて、終了間近に思いついたけど、他に質問者が何人もいたので、出る幕がないまま、17:40頃に終了。
 帰りも乃木坂駅まで雨の中を歩く。