シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『クィーン』 ★★★

2006年、イギリス、カラー、1:1.85、ドルビーデジタル、103分、英語(日本語字幕)
【監督】スティーヴン・フリアーズ
【出演】ヘレン・ミレンマイケル・シーンジェームズ・クロムウェル、他
2013/02/20鑑賞、WOWOW放映
 労働党への政権交代でブレアがイギリス首相に就任して間もなく、ダイアナ元王妃が事故で死に、彼女への弔意を示さなかったことで、エリザベス女王が大衆からの非難な悩まされることになる。
 出来事は事実だが、イギリス皇室の出来事は知る由もないので、実質的にフィクションのはず。
 女王を敬愛しているはずが批判に回る民衆とそれをあおるマスコミという現代の「権力」に、屈する形になりながらも現状を受け入れる度量の大きさをみせる。
 懐の深さを宿命づけられた人間と、それに反して国が変わってもマスコミ周辺の人々のどうしようもなさが感じられる。