シネサルの「映画のブログ」

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 『フラッシュバックメモリーズ 3D』 ★★☆

2012年、日本、カラー、1:1.78、デジタル3D、72分、日本語
【監督】松江哲明
【出演】GOMA、他
2013/04/05(金)21:45、ヒューマントラストシネマ渋谷2(約10人/約100席)
 2009年の交通事故により、事故以前の記憶の一部を失い、事故以降の記憶も数ヵ月後には消え去ってしまう後遺症を抱えているミュージシャンGOMAの映画。
 全編に渡って、事故から復帰した彼が演奏するのを3Dで撮影した、実質的にはスタジオライブ映画。
 それに並行して、過去の映像や字幕などを用いて彼の半生が語られる。
 3D撮影の意味は、記憶に障害のある彼にとっては一瞬一瞬の重みが大きいので、その瞬間の生々しさをできるだけ実感できるものとして表現するための選択だろう。
 3D技術といえば、ハリウッド作品でも見せ場にアクセントを加える程度、つまり威勢のいい音楽を鳴り響かせるような表現に留まっているので、それらよりは食い込んだ使い方をしている。
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