シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『クラウド アトラス』 ★☆

【原題】"Cloud Atlas"、意味:雲のような曖昧な世界(?)
2012年、アメリカ、カラー、1:2.35、172分、英語&韓国語&他
【監督&脚本&製作&他】ラナ・ウォシャウスキートム・ティクヴァ、アンディ・ウォシャウスキー、他【原作】デイヴィッド・ミッチェル
【出演】トム・ハンクスハル・ベリージム・ブロードベント
ヒューゴ・ウィーヴィングジム・スタージェスペ・ドゥナベン・ウィショージェームズ・ダーシージョウ・シュンキース・デヴィッド、デヴィッド・ジャーシー、スーザン・サランドンヒュー・グラント、他
2013/04/12(金)20:20〜23:25、WMC新百合ヶ丘8(約25人/約200席)
 過去から未来にかけて、ある人間の行為が直接的関係のない他人の運命を次々と左右し続ける、そんな雲のようなかすかな因果関係が人類という種の命運を形作ってる、という話。
 要するに壮大な作り話で、それは映画ならではであり、映画だからこそ嘘八百が許される。
 堂々と大嘘をつくだけの頭脳労働をしてまで作りあげたのなら、その頭脳労働は話の面白さのためにも使われていてもよさそうだが、結局この作品は最後まで気持ちが高揚することはなかった。
 エモーションを作品にこめることを忘れたら、どう頑張ったとしても面白くならない見本。
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