シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『サーカスの世界』 ★★

1964年、アメリカ、カラー、1:2.2(スーパー・テクニラマ70)、英語他(日本語字幕)
【監督】ヘンリー・ハサウェイ【原作】フィリップ・ヨーダンニコラス・レイ
【出演】ジョン・ウェインリタ・ヘイワースクラウディア・カルディナーレ
2013/05/29(水)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
 アメリカのサーカス団長(ウェイン)は、かつての同僚(ヘイワース)を捜しにヨーロッパ巡業に出たが、彼が育てた彼女の娘(カルディナ―レ)は、自分を捨てた母親を憎んでいた。
 船が横転して全財産を失った団長は、ヨーロッパで興業をしながら再結成を目指す。
<物語>
 サーカスを題材にする映画は、サーカスの演技のシーンが一番の見どころになるのが必然。
 演じるのが、往年の大スターのヘイワース(当時約45歳)と、イタリアから全盛期のカルディナ―レ(当時約25歳)の二本立てなのだが、結果的にはあまり活かせてない。
 70ミリ映画らしく、巨大な船が横転したりサーカスのテントが炎上したりの見せ場はあるが、サーカスそのものじゃないから、とってつけた感じにも見える。
 暴走した駅馬車の馬にジョン・ウェインが飛び乗る『駅馬車』そのままのアクションがあったり、幌馬車ショーのBGMが『駅馬車』だったりのネタもある。