【原題】Jules et Jim(意味「ジュールとジム(主人公の男2人の役名)」)
1962年、フランス、モノクロ、1:2.35、106分、仏語&独語&英語(日本語字幕)
【監督&脚本】フランソワ・トリュフォー、他【原作】アンリ=ピエール・ロシェ「ジュールとジム」
【出演】ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール、マリー・デュボワ、他
2013/11/22(金)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
1912年頃、ドイツ人のジュール(ウェルナー)はパリでジム(セール)と出会って意気投合した。
アドリア海の島に旅行に行った2人のところに、ジュールの従妹がフランス人のカトリーヌ(モロー)連れて来て、彼女を好きになったジュールは結婚し、2人がドイツに行って間もなく第1次大戦が始まり、ジュールとジムは共にそれぞれの祖国の軍に従軍した。
戦争が終わり、ジムはジュールとカトリーヌと2人の娘が暮らすドイツの家を訪ねた。
しかし、奔放な性格のカトリーヌには愛人がいて、彼女を失いたくないジュールは、内心彼女を好きなジムに彼女と結婚して、3人で一緒に暮らすことを提案した。
しかしそれは上手くいかず、ジムはパリに戻って昔の恋人と一緒になった。
しばらくして3人が会い、ジムを助手席に乗せたカトリーヌは車ごと橋から川に落ち、2人は死んだ。
<感想>
トリュフォー監督らしい恋愛モノ。
速いテンポで淡々と展開するのだが、恋の相手を振り回して翻弄させたり、翻弄させられながらも離れられずついていったりなど、登場人物の恋愛に対する想いの強さが強烈に伝わってくる。
ズルズルと引きずるのではなく、ドンドン前へと突き進んでいく雰囲気が、人にどんなこともさせてしまう恋の絶対的な強さを感じさせる。
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