シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦』 ★★

2010年、日本、カラー、1:1.85、123分、日本語
【監督】松田秀知
【出演】米倉涼子筧利夫笹野高史高知東生塚地武雅城田優林丹丹安めぐみ反町隆史林遣都成宮寛貴星野真里、 金山一彦、相島一之原田龍二柳葉敏郎橋爪功津川雅彦伊武雅刀高橋克実陣内孝則、他
2013/12/14(土)鑑賞、WOWOW放映
<ストーリー>
 現金輸送車を強奪した犯人グループが逃走の果て人質を取ってショッピングモールにたてこもり、宇佐木(米倉)が犯人との交渉に当たるが、主犯の御堂(津川)は人質たちを釈放して投降した。
 後日、空港で出くわした人質の1人の木元(林遣都)の不審な行動を見た宇佐木は、彼を追って彼の乗った旅客機に乗ると、その機がハイジャックされ、御堂の釈放を要求した。
<感想>
 ストーリーは至る所が穴だらけで、その最たるものが、主犯がカリスマになることを目指している割に、実績のない素人をハイジャックの犯行メンバーにしちゃう程手持ちの人材が不足していること。
 犯行計画に不確実な要素が多過ぎるのに、ご都合主義の展開で偶然上手く進展したり、大がかりな犯行の目的がその大きさに見合わない程小さいことが判ってハッタリ頼みのストーリー展開だったりする。
 でも、そんな欠点に感づく前に次から次へとハッタリをかまして観る者をごまかして、結果的に退屈しない作品になっていたから、これはこれでいいのかも。
 テレビドラマの映画化に、これ以上を期待しない方がいいと思う。
.