シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 『ラッシュ/プライドと友情』 ★★★☆

【原題】Rush(意味「突進」)
2013年、アメリカ、カラー、1:2.35、124分、英語&独語&伊語&仏語&日本語(日本語字幕)
【監督&製作】ロン・ハワード
【出演】演: クリス・ヘムズワースダニエル・ブリュール、他
2013/01/23(木)鑑賞、ACつきみ野7
<感想>
 実在のF1レーサーの戦いを描いた作品だが、レース映像の派手さで押し切ろうとするこけおどし作品ではなく、登場人物の生き様を見ているだけで心が熱くなるドラマを見せることに注力した堅実な作風が光る。
 それでも、事故の映像も含むレースのシーンはVFXなどのテクニックを多数取り入れていると思うが、出来上がった映像は迫力はあっても出しゃばり過ぎることはない。
 レース中のドライバーの横顔越しの映像を、ヘルメットの内側に仕込んだ小型カメラで撮影したように見える物もあったりするぐらい、かなり凝っていそうではあるのだけど。
 ロン・ハワード監督の、抜群の安定感とまとまり感を見せつけられた。

 ちなみに、最初にネット配信の試写で観て、後日再度映画館での試写会で観たのだが、印象がかなり違った。
 スクリーンで観た方がいい映画だと思う。