1946年、日本(モノクロ)、1:1.33、84分、日本語
【監督】斎藤寅次郎【原作&製作】本木莊二郎
【出演】横山エンタツ、花菱アチャコ、古川緑波、柳家権太楼、石田一松、他
2014/02/07(金)鑑賞、NHK-BSプレミアム放映
<ストーリー>
戦争で焼け野原になった東京に戻って来た5人の男が、郊外の農家への食糧調達、食糧配給所の職員のたらい回し、配給物資の横流し、不当な立ち退き要求などの問題に憤りを感じた。
嵐の日に配給物資の倉庫が水浸しになったことの対応に手を貸す代わりに、
<感想>
終戦直後、毎日の生活に困っている人々を描いた作品なので、今の時代にいる人の感覚で観ると、時代的に合わないと思うところがある。
日常的に不満を感じることに対し、皮肉っぽく政治を批判することを多用しているのだが、一言に不満と言っても、当時と今日とでは切迫感が違う。
今の目線で観ると、弱者があれこれ悪のレッテルを貼って要求を言い放っては溜飲を下げられるような作品に見える。
それが深刻な主張なのか?ミュージカルシーンがあったりする気楽な娯楽作なのか?当時の視点が実感できないので何とも言えない。