シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『キャバレーでの出来事』」 ★★ 

【原題】Illusion(意味「幻想or幻覚」)
シーズン3、第24話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ジェラルド・メイヤー【脚本】ローレンス・ヒース【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーバス、フリッツ・ウィーヴァー、他
2017/06/01(木)再放送(18:55 BSジャパン)、2017/06/01(木)鑑賞
<ストーリー>
 東ヨーロッパ共和国の次期秘密警察長官の座を争うスカーベック(ウィーヴァー)とロームを共に排除し、人民弾圧を行わないトロックを後任にさせるようIMFが命じられた。
 スカーベックが夢中になって殺した歌手のキャルロットのショウを模したキャバレーの出し物を、シナモン(ベイン)とローランが演者なって開き、楽屋を訪ねたスカーベックは彼女を自宅に招いた。
 シナモンはスカーベックに、ロームに頼まれて彼を誘惑するように言われたと言い、彼女が帰った後に、嫉妬で精神錯乱する彼が薬を飲むが、バーニー(モリス)が催眠術にかかった状態になる薬とすり替えていて、彼はキャルロット殺しのことを話し、シナモンが裏切ったら同様に彼女を殺すように暗示をかけた。
 芸能記者に成りすましたジム(グレイヴス)から、スカーベックがキャルロッテを殺したネタを聞いたロームはシナモンを連行し、シナモンはローム接触してきた時に彼との会話を録音するようにスカーベックに頼まれたと言い、ロームは自分に寝返るよう脅して彼女を帰した。
 スカーベックがシナモンの楽屋を訪ねると、彼女はロームのところに行ったと聞いて動揺し、ロームの所から出てきたシナモンを自宅に連れて、口論になって首を絞められたシナモンが、指輪に仕込んだ催眠薬でスカーベックは眠らされた。
 目覚めると、キャバレーでシナモンのショウが始まるところだったが、ローランに変装したバーニーが呼んでも彼女は現れず、そこにローランがロームに変装して「自分が仕組んだ通りに、お前はシナモンを絞殺した」と言い、暗転した後にトロックが連れてきた本物をスカーベックが射殺した。
<感想>
 シナモンがセクシーな衣装で数曲歌うのを見せ場としたせいなのか、作戦の方は緻密さに欠ける。
 催眠術にかかった状態にできる薬とか、トロックが西側に理解があるとはいえ、秘密警察長官候補の人物がIMFに協調してで作戦を遂行とか、都合よすぎる。
 国名は架空の国だが、通貨単位がマルクなので、東ドイツがモデルかな?