シネサルの「映画のブログ」

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 ドリフ的(=昭和の)コントの継承を担う志村けんとスマップ

 <上の続き>
  昨日のテレビの話をしたついでにおとといの3月20日の話をすると、テレビ朝日で19:00からいかりや長介三回忌の2時間番組を流していて、TBSとフジテレビの協力で「8時だよ全員集合」「ドリフ大爆笑」の映像を使ったりしていた。
  彼が亡くなったとき、往年のドリフのコントを評価する声が高かったが、もしそれが本当だったら、その流れをくむ志村けんは水曜深夜の30分番組枠だけに納まらず、「だいじょうぶだぁ」がいまだに続いてなければならず、よっていかりやに対する賛辞も口だけのような気がするんですけどねぇ、私は。
  かく言う私も、その志村けんの番組は時々しか見ないし、「バカ殿様」だって最近は確実に期待できるのは優香演じる「あまけして、おでめとう」のバカ姫ぐらいだという寂しい状況なので、ドリフ的コントに対する美辞麗句を並べるなんてとても出来ないのだが…。
  でも、ドリフのコントを久しぶりに見て、やっぱり面白いと思った。最近流行のお笑いには無い、体を張った面白さや見た目のスケールの大きさがあった。
  ドリフのコントは、最近良く使われる「昭和の…」という形容詞の対象になると思われるが、この言葉って古いものを揶揄してるんだろうけど、そのような「とにかく新しいければいい」という考え方って思考停止としか思えない。
  「良い・悪い」と「新しい・古い」って共通の尺度でないのは当然のことで、古くても良いものをないがしろにするような流れは断固拒否する意味で、私は「昭和の…」なんて言葉は使わないことをここに宣言します。
  で、その20日の「SAMP×SMAP」で、中居くんがまさにドリフ的な体を張ったコントをやっていて、ドリフ的お笑いを現在引き継ぐ一翼を担っているのがSMAPだということが、過去に存在したものは過去にのみ存在するのではなく現在に存在しても不思議ではないことの象徴だと思う。