シネサルの「映画のブログ」

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 日本アカデミー賞、映画業界的には意外な結果?(シネマトゥデイ) ★

 なんじゃい、この間の抜けた記事は。 以下、一つ一つ指摘。
>約4400人の日本アカデミー賞協会会員の多くは東宝東映、松竹、角川など大手の配給系列の会社で構成されているため、受賞作はすべてではないが、この大手の配給か日本テレビのかかわった作品が多いと業界内ではうわさされていた。
 「業界」だとか「うわさ」だとか、なんか煮え切らない文章だなぁ。本当に事情を知らないのか?知っててもハッキリ書けないのか?
>実は今回の日本アカデミー賞は、長い歴史の中でも一般の人にも初めて投票の門戸を開いたということもあり
 これって何のこと? 一般の人の評も受け付けたの? そんなの聞いたことないし、日本アカデミー賞のサイトには協会員が決めるとしか書いてないし。
 まさか大昔からある、ニッポン放送の「話題賞」のことを言ってるの?
>「本当にいい作品を選考する」という映画賞としてのあるべき姿に変化しようとしている姿勢がうかがえた受賞結果だった。
 今回の結果を評価しているみたいだけど、
  ●去年以前の結果があるべき姿でなかったとしたら、映画ジャーナリズムのあるべき姿として、以前からそのことをちゃんと批判していたのか? そうは思えないけど。
  ●一般の人に投票の門戸を開いたことが映画賞としてのあるべき姿につながったと言うのなら、それって日本アカデミー賞協会がダメだってことじゃん。ほめられることじゃないだろう。
  ●そもそも日本アカデミー賞は会員一人一人が個人の意思で投票するのだから、「変化しようとしている」というのは、偶然にも多くの協会員が今年からそうしようと思い始めたということ? それとも、そういう号令があったということ? 前者のような偶然があるとは思えないし、後者だとしてもトップダウンで簡単に協会員の投票態度が変わるようじゃ、現状もちっとも民主的じゃないってことじゃん。