日本時間で2月25日(月)の昼、現地時間で2月24日(日)の夜にアカデミー賞の授賞式があり、録画で鑑賞。
毎年書いてるけど、見てもない映画の受賞予想などという下品なことは私はしないので、(予想した人の中で、去年の『ディパーテッド』の結果についてきちんと総括した人なんているのかな? 総括もしないで予想しっぱなしだとしたら、大層な予想はいったい何のため?)、毎年一番楽しみな名誉賞と物故者のコーナーについて。
名誉賞はプロダクションデザイナーのロバート・ボイルで、『疑惑の影』『逃走迷路』『北北西に進路を取れ』『鳥』などのヒッチコック作品などを手がけた人。
物故者のコーナーが楽しみだと書くと御幣があるかもしれないが、ニュースなどでは報じられずにここで初めて亡くなったことを知ることもあるし、故人を顧みるいい機会なので。
今年の物故者の主な人は、
ジェーン・ワイマン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ジャン=クロード・ブリアリ
ジャン=ピエール・カッセル
ロイス・マクスウェル(…というより、ミス・マネーペニーでおなじみ)
ミヨシ梅木(ナンシー梅木)
スザンヌ・プレシェット
デボラ・カー
イングマール・ベルイマン
ヒース・レジャー
で、1人を除いて大往生と言っていいのがせめてもの慰み。
他に、ここに洩れた人としては、
スチュアート・ローゼンバーグ
ミシェル・セロー
エレオノラ・ロッシ=ドラゴ
ブラッド・レンフロ
などがいました。
一応、主要部門の受賞結果にもちょっと触れると、コーエン兄弟なんてとっくに2、3回受賞していてもおかしくないし、メジャー配給作品でなかったというだけで蚊帳の外だったように思える。
受賞しなかったとしても『ノーカントリー』に対する期待は弱まることはない。